フレンズオンアイス初日感想

毎年ここは行っておきたいと思うアイスショー、フレンズオンアイスに今年も行ってまいりましたよ。今年もまた非常に楽しかったであります。
というわけで、千秋楽も行くので、それまでに取り急ぎ感想をめもしておきますね。


電車の遅延の関係で(置き石のせいですってよ。んなくだらないことする奴爆発しろ)、若干遅めに着いた新横浜ですが、スケートセンターの入り口には列が出来ていました。あれー?開場から結構経ってるのに、例年こんなに人並んでたっけ?とやや戸惑いました。聞こえてくる会話などから、やはりアイスショーははじめてとか2回目とか、そういう人が多い印象。今年はそういう年なのですね。
会場に入ったら、物販も大混雑。新書館の販売ブースの人が、隣のパンフ販売ブースと間違えて並んだ人のために、隣のブースからパンフ貰ったりお釣出してもらったりとかしていて苦笑い。
物販スペースの一角では、なんとしー様のご両親が写真立てを売っていましたよ。なんでも手作りだとか(写真立てと言うか、サイン入りプレートが)。注文を受けて、名前入りのを後から送ってくれるとか。いいですなあwしー様のお母様がお客さんと気さくに話していました。流石の手作り感。その販売スペースには、おそらく荒川さん手作り?のシーサーもちょこんと。で、その近くに「ティラミス本日休演日」のお知らせがwスターだw


この日の席はS席。1階席のベンチシート。真ん中よりやや北寄り(というか中央付近はPAブースでした)。リンクには近いのですが死角が出来やすい席です。2列目だったので大分視界は良くなっていましたが。前の席のやや年配の家族連れと、隣の二人連れ、あと後ろにもアイスショーははじめてという人がチラホラいまして、一様に寒さに驚いていました。リンクは氷ですからねー。寒いです。ショースタート前の場内アナウンスは、毎回荒川さんがやっているのですが、はじめて来たというお客さんはどれくらい気付いたでしょうかね。私ははじめて行った年は気付かず、後で知りましたw


会場の壁には、レーザー光線でもって「ゆうパック」と文字が。リンクサイドの通路にも、ゆうパックの大ちゃんのポスター。スポンサー様様ですw


程なくしてショースタート。DJさんが突然、2006年5月のプロ転向宣言から、フレンズオンアイスの歴史振り返り的な事を話しはじめて、何事?と。ひとつ五輪が終わったので、区切りってことですかね。5年目ですし。
そしてスケーターが次々と出てくると同時に、天井から巨大クラゲ状の筒が下りてきて、その中にひょい、と入る人影がいくつか。そのうちのひとつは明らかに大ちゃんでした。
で、まあ、オープニングの構成はころっと忘れまして。ああ、ほんとに美姫ちゃんがいるなーと、青い衣装の美姫ちゃんを見て喜んでいましたとさ。
そして、出演者がほぼ出揃ったら、リンク中央のクラゲに中から光が当たり、クラゲの表面にスケーターのシルエット。私がいた西側の席から見えるのは、あの長さは間違いなく黒い人。やっぱり影も黒いんだなー(当たり前)
そしてクラゲが再びするすると天井まで昇っていき、中からバンクーバー五輪メダリストが登場しました。自分の名前を冠したショーで、こういう特別ポジションにさらっと他の人を持ってきてしまうあたり、荒川さんらしい度量だなーと。
そして、スケーター全員でリンクを周回するのですが、美姫ちゃんが要領をまだ掴めていなかったのか、スタートが若干遅れたのを、アゴストが背中にそっと手を置いて促していました。その手の置き方が、ああやっぱりアゴストって、こういう何気ない仕草が優しげなのねえええええと、アゴストスキーな私の妙な琴線に触れたのでした。


続いてDear Kids。今年は女の子onlyのキッズスケーターが一度に沢山出てきて演技披露。中に「この子、ティラちゃんくらいの大きさじゃない?」くらい(ありえない)一際小さい子もいました。それくらいの子が一生懸命やっているのって、妙にグッときますね。
そして荒川さん、美姫ちゃん、有香さんの3人と、少し後からボーンも登場。キッズスケーターと世界女王4人とのコラボです。トリプルジャンプやイナ・バウアーを披露しつつ、最後は子供達と肩を組んで終わり。正直、07年と09年のDear Kidsが個人的にお気に入りなのですが、それと比べるとちょっと平凡かなーなんて。


スケーターの演技、最初はあっこちゃん。赤い布を持ってのベリーダンス。途中、思いっきり布が顔にかぶっていたけど、それは演出・・・なのかな?とか思っていたら、後でネタばらしがwちょっとジャンプの調子が悪かったみたいなので、腰にシャラシャラ付けすぎて、ジャンプ跳びにくくなっているんじゃないかと心配しました。でも滑り込んだらきっといいPGになる、あっこちゃんにベリーダンスとは、またいいところに目をつけたなと。このときはそんな事を思っていた気がします。


この後は、順番を忘れたので、順不同で一部に出てきたなーって人を。
やまとさん。しっとりとした曲で、いい男でした。しかし私は、フォトログを見てしまっていたのです・・・。
ベルアゴ。ゆーちゅーぶで見て気に入った、幼馴染PG。悪ガキ&お転婆→気の強いティーンエイジャー同士→大人のカップルと2人が成長していくんですねー。悪ガキアゴストが、小憎らしいけどどこか健気に見えて、どうした事か見ていて笑いながら涙腺が刺激されると言うかなんと言うかな素敵PGなんですねー。
武史先生、一部はSOIでもやっていたロックなあれ。随所で腰を振りつつ、あちこちに指を差す武史先生は少し痩せたような気がします。しかし、指をちょいちょいやって「来いよ」的な事をやられても「いや、指定席だし。ショーの最中なんで立てないんで・・・」とか思ってしまう不思議。
歌手を連れてやって来たボーン。「愛のコラボ」みたいな事を言われていましたが、カレシ?なの?
バラードと共に登場のクーリックは、スピードに唖然。ジャンプも、得意の変形のバタフライも高さがあってすごい迫力。オリンピックチャンピオンになったのは12年前だというのにまだまだONでした。音楽が、最初は分からなかったのですがよく聞いたら日本語で。でも全然知らない曲で、どうも男性ボーカルグループっぽいけど何だろう・・・と思っていたら東方神起らしいです。なるほど守備範囲外です。
荒川さん。『I've got rhythm』でした。小洒落PG。これがウィルソン先生のPGでしょうか。
ライサ。火の鳥。競技PGをやると聞いて、競技サイズより小さいリンクでどれだけストレートラインステップを蛇行させるかを楽しみにしてしまってごめんなさい。上手に蛇行させていました。長いもの折り畳むのは得意ですよね。しかし火の鳥は盛り上がりますなあ。迫力ありました。終わった後にスタオベも起きていました。
滑ってすぐにコメントが。「アリガトウゴザイマス」と。そして荒川さんから五輪金おめでとうの花束贈呈。


ライサが終わって、フレンズ恒例gdgd抽選会。荒川さん&アシスタントはあっこちゃんと小塚君。まずは商品の説明。サンディスクのメモリーカードとか、弐萬円堂のポスターとか、フレンズTシャツとか。そして荒川さん曰く「誰もが欲しい!」ゆうパックの大ちゃんポスター。確かに若干歓声が上がったwそれからというもの、3人とも事あるごとにゆうパックポーズを披露。私が一番気に入ったのは、あっこちゃんが抽選のくじを引きながら、ドロロロロロロ・・・ジャンッ!のドラムロールに合わせて「ジャンッ!の瞬間のゆうパックポーズでした。ちなみに、ゆうパックポーズの大ちゃんの事は、荒川さん「アツイ顔した大ちゃん」なんても言っていました。
抽選のくじは、何故か引くたびに西側の席に当選者が出て、他の席から軽く不満の空気がwあっこちゃんと小塚君は、2人で抽選箱を覗き込み「(他の方角の席も)ちゃんとある」「あるね」と確認作業を急遽やっていましたw
更にこの抽選会のメインがあるそうで、そのメインとは・・・荒川さん「なんと・・・崇彦君!」で、止めるから、ないと分かりつつ会場微妙などよめきがw「崇彦君はあげませんよ。大事なキャストですから」とすかさず否定w
実際は、その日の2部に滑る小塚君の演目を、会場のお客さんがくじを引いて決定するという事でした。フリー、SP、EXの三択。「くじを引きたい崇彦君ファンの人!」という声に、あちこちで手が上がりましたが、小塚君「西はもう、今日は・・・」と、西側の席はスルー。「やっぱりバナーをもっている人に」という事で、SARでバナーを小塚バナーをもっている人がくじを引くことに。抽選箱からカプセルを一個とって、それをお客さんが開けようとしたのですがうまく開かず。荒川さん「開きませんか?じゃあ怪力で」と、カプセルを受け取ってこともなげに開けていました。姐さんwwカプセルが開くのを待っている間だったかに、箱とマイクで両手がふさがるのがわずらわしかったのか、小塚君が抽選箱の中にマイクを収納していました。いざ喋ろうと言うときにもそもそと取り出す姿がなんともマイペースw
果たして小塚君の演目はフリーに決定。初日からフリーが当たってしまったことに涙目(推測)の小塚君でしたw
他に、既に演技を終えたあっこちゃんの、本日の感想が。「演技の最初に布が顔にかかってしまってなかなか取れなくて、それでその後も動揺して沢山間違えてしまった」と自白がwやっぱりあれトラブルだったのかw荒川さん「言わなきゃ誰も分からないよ」とw


抽選会終わって製氷作業。壁にレーザーで、休憩の残り時間がカウントダウンされていました。便利だなコレ。


2部はメンズコラボから。大ちゃん、小塚君、本田君の3人でヒップホップで踊りまくった後に、ヤマトさん、クーリック、ライサがR&Bぽい曲で登場。身長でグループ分けしてますか、これはwロマンティック(?)に男前に滑った後、また最初の3人(小柄チーム)が出てきて、ちょっと対決ぽい雰囲気になった後、6人で踊ってフィニッシュ。かっこよかったですよ。ただ、全員がしゃがんでいるフィニッシュポーズで、1人だけ立ってポーズ決めている人が・・・こづかさん・・・。あっ、本田氏が顔を上げて、笑いながら小塚君を指差しました。我に返って周囲を見る小塚君。他のメンバーも笑っています。小塚君、帽子を氷に叩きつけて怒っています。それを見て更にお腹を抱えて笑う他メンバー。どうやら小塚君はハメられた模様www


他のメンバーが捌けた後も、まだリンクに残って笑っている大ちゃんに、荒川さんが水を持って登場。しばし2人でトーク。グループナンバーを作ってどうでしたかとか、そんな話。そして「ごく近い方からお手紙を預かっています」と、荒川さん大ちゃんに手紙手渡し。それをその場で読ませるのかと思ったけれど「後でゆっくり読みます」ということに。ちなみに差出人は母上(by大輔)だったそうです。
そしてこのトークコーナー最後は、次のボーンのPGの紹介。ビヨンセの『Single Ladies』ということで、大「会場にいるシングルレディース・・・独身女性の皆さん・・・あっ、荒川さんもふかめ・・・含めて」荒「深めてます、独身女性」「いや、含めて、皆さん立って踊ってください」と、ボーンからのメッセージを噛みながらw


というわけでボーンから。最初は「立てと言われても・・・」なんて思っていたのですが、ボーンが煽り上手&北側及び西北方面のお客さんがノリ上手だったおかげか、最終的には会場中総立ちでした。


この後はまたしても順番うろ覚えなので順不同で。
武史先生は2部は男性ボーカルのしっとりしたPGで。お約束の雄大なイーグルをたっぷり見せてくれて、イーグルを与えておけば大喜びのお客さんの満足度を高めました。


小塚君のフリーは、リストのピアノ協奏曲(WFS最新号より)。スピードと勢いがありつつ端正で、なんというか圧倒されると言うか。3Aは2つとも失敗していたけれど、スタオベが起こっておりました。小塚君が若さ燃える王子様のように見えた気がしなくもなかった。
そんな王子様の余韻は、盛り上がる中現れた超巨乳美女wwによってぶち壊されたのでした。花柄の超ミニワンピでマイペースに踊る美女にあっけに取られていると、その美女にがっしと捕らえられ、無理やり接吻かまされる小塚君。ダメージが大きかったようで、しばし氷の上にノビてから、よろよろと退場。後は美女の独壇場で、豊満な詰め物胸をアピールしつつ、スパイラルを魅せたり、ルッツはダブってましたが、女性とは思えないwww高さのあるジャンプ、女性とは思えないwww力強くダイナミックなスケーティングで会場を魅了し、爆笑と共に演技を終えたのでした。


続くクーリックは、黒のタンクトップに赤のボトムにサングラスで、ダイナミックにかっこよく踊りまくり、高いジャンプにお得意のバタフライも決め、更に会場をヒートアップさせました。
そして美姫ちゃん。「この方のフレンズ登場を、首を長くして待っていた方も多いのではないでしょうか」というアナウンスがちょっと嬉しかったり。しかし、公開リハでは、私がまだ見たことのないEXナンバーだったという話で、今度こそ見られるかと期待していたのですが、アランフェスでした。正直ちょっと落胆しかけましたが、いざ滑り出してみると、以前見たよりもスケートが滑るようになって、上半身の複雑な動きも無理がなくなって、プログラムが更に良くなっていたのを見られて、結局満足しましたw


荒川さんの「チンさんジャンさん、オリンピック銀メダルおめでとうございます」とのメッセージに送り出されてパントン。白い衣装で、歌入りの「見果てぬ夢」。競技プログラムも感動的でしたが、こちらはよりストーリー性を深めた印象で、また違った魅力がありました。そしてトン兄は佐々木蔵之介に似ていました。
有香さん『月の光』スケートが滑らかできれいすぎて泣けた。本当は演技の途中の拍手もなくてもいいんじゃみたいな静謐さでありました。
ライサ2つめ。MJの曲。衣装は一瞬スウェットぽく見えなくもないですが、よく見るとキラキラがついています。
待ちに待った大ちゃんのマンボでしたが、ステップで転倒。まあ、フレンズのお約束を果たしたと言うことでw千秋楽は頼みますwしかし転倒はありつつも、PGはなんというか。件の転んだステップとか、アイスダンサーかよと言いたくなるようなw
ラストは荒川さん。『Who Wants to Live Forever』シェンツァオがSPで使っていた曲ですね。この曲、歌なしだとなんだかもやっとした曲だなーくらいしか思っていなかったのですが、歌入りで聴くとすごくいい曲だと思いました。


フィナーレは、アゴストが真ん中で踊って客席を煽ってくれたので、ベルアゴがプログラム1つだけで、ちょっとアゴスト不足だった私の心が潤いましたw
その後は次々とスケーターが出てきて、男性スケーターがリンクに寝っ転がって女性スケーターにまたがれてみたり、ふだんちょっと見ない組み合わせで組んで踊ってみたり、荒川さん衣装早替えだったり、パントンはPGの中で失敗したスロージャンプを成功させたり、クーリックが今日一番のバタフライを見せたり、目がいくつあっても足りない状態でしたw
全スケーターが捌けた後、荒川さんがマイクを持って出てきて挨拶をした後、マイクを持ったままイナバウアーでリンク縦断&3Tを跳んで去っていって初日終了。
終演後、隣に座っていた初アイスショーらしい二人連れが「スケートがこんなに楽しいものだとは思わなかった」「また来たいね」と楽しげに話す声が聞こえて、荒川さんの思う壺だなとニヤリとしましたw
初日と思えない盛り上がりで、千秋楽はどうなってしまうのか心配になりましたw