今更ながら世界選手権

の、男子シングルフリー感想まとめ。
他の種目と、シングルのSPはサブアカの方に書いてあるので。女子はまた追々。
本当はJスポの生放送を見ながら更新しようかと思ったのですが、TVとPCの位置とかの問題で、思うようにいかず。途中まで下書きに保存してはあるのですがねー。まあ日の目を見ることはないでしょう。


というわけで、男子。

  • コバレフスキーは、コストナーのことをカロ、トマーシュのことをトムと呼んでいるらしい。
  • はじめて世界選手権のフリーに進出したドマンスキー。そんな彼のステップシークエンスに対して「音楽を表現しきれていない感じのステップですねぇ」とおっとりと言い放つ樋口解説に痺れた泣けた。
  • マツプラーはいつの間に金髪になったんだろう。
  • 第2グループでは、スウェーデン勢が2人仲良く滑走順が並んでいた。
    • 随所に考える人ポーズみたいなものを盛り込みつつ、うれしくなるくらい妙な変形シットスピンを繰り出し、サーキュラーステップでは不可思議な動きでジャッジににじり寄るアドリアン。A〜haにのってロボットダンスを踊るベルントソン。不思議の国スウェーデンへようこそ。
    • しかし、アドリアンはやたらめったらスピードが遅かったり、ベルントソンはジャンプを悉く両足で降りてきたりで、会場の反応は悲しいほどに悲しかったorz
  • カザフのテン君、パーフェクトな演技!15歳、世界選手権初出場で8位入賞!スバラシイ。
    • しかし、ジャンプ全部きれいに入った後、音楽の盛り上がりどころでビールマン!畳み掛けるようにストレートラインで駆け抜けてフィニッシュ!という構成は劇的だなあ。うまいなあ。流石タラソワさん。この人の振り付け見ると、フィギュアスケートの振り付けってプロデュースだと思います。
  • ルタイを見ると、うっかりストーブの傍にスケート靴を置いておいて、ブレードが曲がっちゃった!てな話を思い出します。そんなシーズン前半の出遅れから見事に盛り返してきましたよ。いいルタイ。珍しく笑顔も見れた。
  • 沢山のヒーローが描かれた衣装で登場のKVDP。その衣装に描かれたヒーローをひとつひとつチェックする解説者ヤマトが妙に面白かった。
  • 新衣装で登場の無良君。某所では「ウリ坊」とか言われていたあの衣装が変更になって、本当に良かった。ついでにSPも、裃みたいな肩のアレがサイズが縮小していて本当に良かった。アレがなかったおかげで、肩から腕にかけてのラインがきれいに出るようになったと思いましたよ。
    • 余談ですがSPはストリーミングで見ていました。彼の出番の時にはアホみたいに手がガクガク震えていました。ああ、自分は彼のファンなのだなあと改めて自覚しましたよw
    • もひとつ余談ですが、フランスのストリーミングで見ていたのですが、フランスのアナウンサーに名前を「タカイト・ムハー」と呼ばれていましたww
    • 冒頭はいい緊張感で演技が出来ていたのですが、サーキュラーの後のサルコウで転倒。客席から大きなため息が。あのため息の大きさは、彼の演技に対する期待の表れだったのではないかと思うのは欲目だろうか。
    • このサルコウの次が3A。「予定外の転倒(予定されてる転倒って何だ)」のすぐ後が難しいジャンプで大丈夫だろうかと心配するやまとさん。それに対して樋口さんが「彼は強いから大丈夫でしょう」と言ったのにちょっと感動しました。
    • 3Aの前に胸に手を当てたのが印象的。新しい振り付け?と思ったら、無意識にやっていたのだそうです。
    • 途中転倒で苦しい場面もありましたが、そういうところも含めて心というか心意気を見せてもらえた演技だったと思いました。
  • 第3グループウォーミングアップの時点で、織田君の跳びすぎ癖を心配していたやまとさん。なんぼなんでも、もう3回も4回もやって痛い目見ている失敗を繰り返しはしないでしょう。アホの子じゃないんだから。と、この時はそう思っていました・・・・・・。
  • 「(4回転に)挑戦する男」と紹介されたぽんちゃん。4回転はきれいに降りたけど、その後3Aステップアウト。まだまだ!ここから!!と思っているところにダメ押しのシングルルッツ・・・。そこからフォーカスを失ってしまった感じ。樋口解説伝家の宝刀「今日は彼の日ではなかったですね・・・」が繰り出されてしまいましたorz
  • ヴォロノフは、今季はどうもあまり印象に残らない。でもSPでは復活の兆しが見えてきたので、来季に期待。
  • で、問題の人。O氏。
    • 今季は初っ端から色々ゴタゴタやらかしてくれて、残念ながら復帰以前のような気持ちで応援が出来なくなりつつあるこの頃なのですが、そんなシーズン中のもやもやを払拭してくれそうな鮮やかな4T+3T!!
    • しかしその後の3Aでステップアウト。次の3Sに、3Aで付ける予定だったコンビネーションの3Tをつけます。
    • と、ここで解説者・・・いや予言者岳斗「この前のトリプルアクセルに付ける予定だったコンビネーションを、ここでつけてきましたね・・・これはちょっと心配に・・・」とぼやきだします。またまた〜と、まだ思っていた私は暢気者です。
    • そんな暢気ものの自分でも、2回目の3Aを単発できれいに降りたときには流石に胸がざわつきました。
    • ここで自分内ルールのおさらい。「フリーで3回転以上のジャンプは、2種類のみ2回跳んで良い。ただし2つの内の1つはジャンプコンビネーションもしくはシークエンスにすること」「どちらも単独のジャンプになってしまった場合は、失敗したジャンプシークエンスとみなし、ジャンプの基礎点に0.8を掛けて得点が計算される」つまり、2つの3Aを単発で降りた時点で、コンビネーションを跳んでいないけど跳んだことにルール上なってしまう、と。そして「フリーで許されるジャンプは8回。その内3回までをコンビネーションにして良い。3回のうち1回は3連続にして良い」
    • ここまでO氏の跳んだコンビネーション・・・4T+3T、3S+3T。そして跳んでないけど跳んだとみなされたコンビネーション(シークエンス)が1回。要するにもうコンボ券3回は使いましたよ、という事。
    • というわけで、単発3A以降は演技がどうかとかは頭に入らず、ひたすら「もうコンボ跳ぶなよ〜跳ぶなよ〜〜」とTVの前で呟いていました。おそらJスポを見ていたスケートファンの殆どが同じ事を考えていたと思います。
    • しかし後半に来て、意気揚々と3連続のコンビネーション(0点)を跳んだO氏。
    • うああああああああ〜〜〜〜〜やっちまったああああああーーーーーと思わず叫び、すぐ傍で寝ていたちもさまを起こしてしまいましたよ。
    • ここでちもさまより怒りのお言葉。
    • ちも「猫(寝子)の安眠妨害は重罪なの!!大いに反省しろなの!!!」
    • ちもさまには申し訳ないですが、こっちはオリンピック出場枠日本男子3枠獲得大大大大ピンチと思って血の気が引きました。自分のミスに気付かずに演技後ガッツポーズ、キスクラで嬉し泣きのO氏をうつろな思いで見ておりましたよ。
    • フト気付けば、世界選手権での日本男子のコンビネーション跳び過ぎノーカウントは2006年から4年連続。O氏に至っては世界選手権で跳び過ぎノーカウントを喰らわなかった事がないという事実。
    • ま、3枠とれた今となってはどーでもいい話ですけどね。
  • しかしまあそんなわけで、LIVE放送中はO氏の後は暫く呆然。アメリカ勢2人があまり力を発揮できなかったりするあたりをぼけーっと見ていました。
    • しかし、アボットが2回目の3Aステップアウトの後に無理やりステップのような1回転を付けていたのに対し、解説陣が「ここでコンビネーションを付けることが大事ですよ」とか言っているのには乾いた笑いがもれましたw
  • 最終組。パトちゃんは良くも悪くも(ところどころジャンプが抜けるとか)いつものパトちゃん。しかし3Aは2回入り(3A+1Tだったけど)暫定1位に。この大舞台で、優勝もありえるかも・・・という状況で力を出せる強心臓に感服。
  • コンテスティの眉毛は何かよく出来ているなあ。
  • 小塚君はものすごおおおおおおおおおおく緊張しているように見えた。でもよくがんばった。
    • 最初の3Aを失敗。解説陣「これで後半の3Aをコンビネーションにしないといけなくなったけど・・・3分50秒過ぎに跳ぶのにそれはきついんじゃないか・・・」と危惧。しかし頑張って3A+2Tにしたところを見て「ちゃんと計算できてますね」とヤマト氏。ははは・・・はっはっは・・・。
    • 緊張のせいもあってか、本人比ベストな出来ではなかったけど健闘した!今季の小塚君には、成長していく様子をたっぷり楽しませてもらいました。若いっていいな(笑)
    • 暫定3位で6位以上確定。これでオリンピック出場枠3を確保!ものすごーーくホッとしました。
  • 続いて、SP4位でも安心できないトマーシュ。後半のジャンプが続けて抜けたりしたので、まだジャンプの抜け癖が完全に克服されたわけではなさそうだと思ったけれど、今大会きれいな4T+3Tを2回も見せて貰えましたよ。長いトンネルの出口が見えてきた・・・か?
    • そしてチェコのオリンピック2枠も大丈夫そう。よかったよかった。これでミハルもオリンピック出られそう。トマーシュもミハルにコ○されずに済みそうだ!
  • ライサのこのフリーは、この瞬間のために作られたPGであるかのようだった。終盤の客席の盛り上がりもさながらPGの一部という感じでした。祝福されたパフォーマンスってやつなのだろうな。おめでとう。
    • しかし最後のスピン、シットで回りながらガッツポーズにはびっくりした。よく出来るね。あのスピンはもっと評価されるべきww
  • ジュベールがまさか2Aで転ぶとは思わなかった。でも、そういう事もあるものなんですよね・・・。
    • でも、PG最後の比較的易しいジャンプを失敗するって、去年と展開がよく似ているような・・・。


以上。
1位ライサ、2位パトちゃん、3位ジュベール
今季は馴染みのトップ選手が引退したり、怪我をしたり調子を落としたりという事が多かったので、彼らと同世代のライサが頑張ってくれて嬉しかったです。同じくジュベールにも・・・と思ったのですがねorz
この大会はオリンピックの出場枠がかかっていたわけですが、私の個人的な願望は、日米仏に最大の3、チェコには最低でも2!でした。結果、日米は3枠獲得!日本は一時どうなる事かと思いましたが、小塚君が踏ん張ってくれました。感謝。そしてチェコは2枠。フランスが2枠だった事は残念ですが・・・。まあそんな感じで。


余談ですが、日本男子3枠が決まったので気持ちに余裕が出来、夜に録画で放送される方の実況解説はO氏のコンビネーション跳びすぎにどう反応するかが気になりだしたので地上波の録画放送も見てみました。
O氏がノーカウントになった3連続のコンビネーションを跳んだ際の地上波放送実況解説
西岡アナ「ここで3連続!!!!(興奮)」
解説本田「今のコンビネーション4つ目です(冷静)」
西岡アナ「あーーーっと!!!それは!!!ひとつ多い!!!!!」
どんなハイテンションコントかとww
この後本田君は、用意してきたかのようにスラスラとコンビネーションの回数についてのルールを解説したのでした。
ていうか、ワールド解説の度に跳びすぎについて説明しているので、もういい加減慣れたって事ですかねorz


女子のまとめについても追々。