スケカナ男子シングルFSざっくり感想文

SP終わった時点で、ジェフは2位になるんじゃないかなーとか言っていたえむぞうです。コンバンハ。
だって去年の2位の人も、上半身にでっかい顔のある衣装だったから。でもよく考えたら、SPの衣装で表彰台には立ちませんよね。
女子に続いて、私が順位予想を迂闊にしてしまった人は、予想した順位より1つ下になってしまいました。縁起が悪いのでもう言わない事にしましたよ。


第1グループ
正直、このグループの中には、これよりもSPを上位3人(特に2位の人)くらいフルで流してよ・・・と思う人がチラホラいましたよ。やっぱりスケアメ男子のメンバーはキャラ立ちしていたのですねえ・・・。


SPでは残念な結果だったアボット君は、フリーは頑張りましたね。4回転の転倒とアクセルの抜け、それからステップの転倒、と、大きなミスがいくつかあったのですが、TES(総要素点)が70点越えです。なにげにフリー4位です。すごいな。ジャンプの得点が1.1倍される後半での3ルッツ+3トゥ+2トゥがきいてますね。あと、最初の転倒した4トゥも、4回転の認定はされているところがよかったのでしょうか。とか言いつつ、点数よりも何よりもこのPGと彼の演技が私は好きです。


ちょっと面白いなあと思ったのは、チェコパヴェル・カスカ。3アクセルも4回転もないのですが、PGをまとめる力はあるな、と。アピール力も割とある選手なんじゃないでしょうかね。
去年の日米対抗(ていうかキャンベル)に出ていたスミスさんは、大分アラレちゃんの手の出現率が減りましたね。振付によってアラレちゃんが封印されているように思いました。このPGって、モロゾフでしたっけ?コーチの前髪を見て不意にキューピーちゃんを思い出しましたよ。


第2グループ
スタート早々びっくりしました。
カナダのVaughn Chipeur。あの衣装・・・普段着ですよね(笑)でもあれだけ動きまくってもズボンから裾が出てこないところを見ると、やっぱり衣装なのでしょう。某所ではすっかり「休日のお父さん」呼ばわりされていましたよ。「お父さーーん」のレスが連なる様を見て夜中に大爆笑していたのはナイショだ。
でも、数学とか地学あたりの先生っぽくも見えませんか?最初の3アクセルとか、高さがあって、上がってから回って、回りきって降りてくるお手本のようにきれいなジャンプだし、スケーティングも一蹴りがすーっと伸びていくところとか、まるで先生の模範演技のようでした(笑)


そして次に登場するのが、白地に金色の衣装をまとったケヴィンさん。砂漠の王子様風ですね。髪型以外は。
休日のお父さん(もしくは学校の先生)から砂漠の王子様まで。なんと懐の深い競技でしょう。
テンションの上がるきれーな4回転が最初に入りましたね!対照的にゆっくりなステップも、まあいいかと思ってしまえる何故か魅力的なバンデルペレンさんなのでした。なんとフリーは1位で総合2位になりましたよ。


メイビー君は、後半が良かったなあ。サーキュラーステップ見ながら、ああレベル取れなさそう・・・でも音楽の雰囲気に合ったいいステップだ。と思いつつ見ていたのですが、プロトコルを見るとやっぱりレベル2。でも全ジャッジが加点つけてます。なるほどこういうものなのか。PCSもInterpretationが、次いでPerfomance/Executionが高いですね。なんか納得。
カナダのお客さん大喜びのスタンディングオベーション。ノリがいいなあ。


お客さんがウェーブとかしていたらしいですが、そんな中ジェフが登場。昨季から持ち越しのフリー『アララト』なのですが、最初の3アクセル+3トゥが決まって、いけるかと思っていたらば、このあと連続でジャンプをダブってしまいます。誰かさんを思い出しかけました(^^;)その後も概ねジャンプは不調。しかし、ジャンプはアレだし、スケーティングにもいつもほどの冴えはなかったように思うのですが、何故か今まで見た中で一番このPGをいいと思いました。何故だろうね。


ぽんちゃんはあいかわらずぽんちゃんでした・・・。


ジュベールが4回転転ぶのっていつぶりでしたっけ?おまけに華麗なる1Aも。そんなおまけはいいから。
しかしながら、昨季どんどん向上していった表現力とか、スケーティングとかからはやはり王者の貫禄を感じましたよ。
結果、フリーは2位でしたがSPの大幅リードで逃げ切って優勝でした。おめでとうございます。