全米選手権男子感想文。

ペト様のシャツの色が気になるえむぞうです。コンバンハ。
ヨロ選女子も、全米女子も脇において、全米男子の感想を書きますよ。SPは後日改めて放送があるみたいなので、そのときに感想文書くことにして、フリーのみ書きます。

  • パーカー・ペニントン

音楽はシルク・ドゥ・ソレイユの曲。エキゾチカ?ババシャツをビニールテープで飾ったみたいな衣装で登場。
最初はクワドルッツの予定で構成を提出していたようですが、ここはトリプルルッツで。1つ目のトリプルアクセルがオーバーターンだったのと、ループとフリップでダブった(フリップはお手つき)のがジャンプのミスですかね。
サーキュラーステップにそこはかとなく「よっこいしょ」感が漂っていました。
みやけんは、背筋が伸びていないのは振付と言っていたけど、そうかなあ。

  • トミー・スティーンバーグ

ボレロ』衣装は青くて腕がスケスケのブラウス。キラキラ。ペアのブルーベイガーの顔をちょっと小作りにしたような雰囲気。
あまり男子選手では見ない*1、3ルッツ+3ループを入れてきた。更にその前にちょっと難しいステップを入れてから。スピンにドーナツ入れたり、3連続ジャンプのセカンドでタノ入れたり、キャリエールほどではないけど色々技を持っている人という感じ。全体の印象としては悪くない。ステップとかこなれてくればもっといい感じになるのではないかと。

  • ダグラス・ラザーノ

『トスカ』超定番曲が続くなあ(^^;)
最初のトリプルアクセルで転倒。次のフリップでお手つきし、二度目のトリプルアクセルでまた転倒。その後はジャンプはまとめてはきたものの、ステップなどに疲れが見えるような。そして最後の最後、変形イーグルからフィニッシュのポーズを決めようとしたところで、転倒。
転倒の芸術を見た!という感じ?(^^;)
みやけんが「転んだままフィニッシュのポーズとかつけて、振付みたいに見せればよかったのに・・・」って、それはナイだろー(笑)

  • ジェフリー・バーナー

グラディエーター
お久しぶり。スケカナぶり。衣装がちょっと豪華になりました?でも演技は相変わらず、まったり大人しめですね。

  • デリック・デルモア

クネクネ系。29歳ですってよ。29歳で体型もクネクネも保っています。すごい。
ジャンプはステップアウトだったりダブったり、と安定していませんでしたが、ステップやスピン、音楽表現に味がありました。
しかし、29歳で、オフにアイスショー出るでもなく選手を続けているって、どういう生活している人なんだろうと思ったら、ピアニストなんだとか?す、すごい。

  • レスリー・キャンベ

ドヴォルザーク『新世界』
姿勢のいいハリガネが踊っているみたいな人だなあ(失礼)
『遠き山に日は落ちて』って、うちの近辺のお子様に帰宅を促す音楽がこれですよ。帰らなきゃ、って気分になります。
ストレートラインステップが、工夫もりもりでした。なかなか上手な人。トリプルアクセルが安定するかどうかってあたりが課題なのでしょうね。


最終グループ

  • 元アラレちゃんスコット・スミス

GPシリーズで見たときは、スケーティングが遅い!と思ったのですが、今回は少しよかったかも?でもステップでは、みやけんに「歩いてる」って言われちゃいましたけどね(^^;)

  • 経営者ライアン・ブラッドレー

チャップリン
4回転の転倒と、トリプルアクセルが1つダブった(?)のと、3サルコウで膝をつくみたいに転倒してしまったのが、ジャンプの大きなミスですか。
でも出来とかどうでもいいくらいに楽しめるPGです。今季大好きなPGのうちの1つ。とは言っても、パーフェクトな出来のも見たかったような。でも今まで一番演技自体はよかったかな。

  • ブタさんだって空を飛べるジェレミー・アボット

ワルツ色々。
4回転転ばなかった!オーバーターンしましたが。しかしアクセルが抜け、フリップでは得意の斜め降りで2回転になってしまいました。
しかし優雅だけどハードなPGを優雅に滑りきってくれました。よく最後のストレートラインステップでスタミナ切れが見えたりしましたが、今回は曲の盛り上がりに合わせて演技も盛り上がっていました。
しかし、つなぎの部分も踊りっぱなし動きっぱなしな上に、最後の最後にステップでも音楽が盛り上がっていくとか、本当にどれだけハードなんだか。
でもお陰様で大好きです。このPG。

『ハリウッドノクターン
前に滑ったのがジェレミー君なだけに、上半身の使い方とかに物足りなさを感じてしまいます。まだ若いからそういうのはこれからの選手なわけですが。
ジャンプでは二回目のトリプルアクセルが両足着氷だった以外は大きなミスなく、予定したトリプルを全て入れた上出来の演技でした。この時点で1位になり、表彰台が確定して喜ぶ姿が初々しくてかわいいです。

『トスカ』
GPファイナルの演技の方が良かった・・・。
ジャンプの着氷にミスが多いなー。滑る前から疲れていたような感じです。それでも大きな破綻がないところが、彼の底力でしょうね。

  • ジョニー

『Love is War』
4回転きましたよ!ツーフットですが。でもこれまでよりもマシなツーフットでした(何)てゆーか跳べるじゃん。
次のトリプルアクセル-トリプルトゥは、軸がまっすぐで高い!元々トリプルアクセルが得意な選手ですが、今季ジャンプが更によくなった様に見えます。
ジョニーの演技を見ていて、どのジャンプよりもハラハラするトリプルループもきちんと決めたのですが、次にハラハラするフリップで着氷が乱れ、コンビネーションがつけられず。色んなところで言われていますが、ここで1回転でもつけていれば!なわけですね。
いやー、しかし、ジャンプは全て慎重にやっている印象がありましたが、それを片付けた後のステップは本当に、魂こもってましたよ。勢いがあって、描くカーブもきれいで本当によかった。
最後のスピンのところからもう泣き出していて、スピンをしながら涙を拭うところまでパッケージとして出来上がっていました。そういえばこのPGのテーマって“Johnny Weir”なんでしたっけね。正にそのもの!な演技でした。


全体的に見て印象的だったのは、皆ジャンプに入る前にウォーレイとか入れてる・・・でした。難しい入り方をして加点を狙うというやつですね。面白いといえば面白いし、続くとちょっとげんなりするのも嘘ではない・・・。でも兎に角、点を取ろうと色々工夫した振付が多いですね。日本の選手の振付には、こういうのがあまり見られない気がするのは何故?私が気付いていないだけ?
それにしてもアメリカは流石に選手層厚いですね。最終前グループは、全米選手権以外では見れなさそうな人たちですが、それぞれに楽しめました。


ところで、ジェレミー君の家族がやっているファンサイトに、ジェレミー君は四大陸出ると書いてあるのですが。
ブタさんは飛べるサイト
事実だとしたら、発表されたメンバーの誰が辞退したのでしょうか。

*1:というか、女子でも3人くらいしかやらないw