スケカナ女子FSをTVで見た感想をざっくりと。

SPが終わってから、スケカナ女子は友加里ちゃんが優勝しないかなー、と繰り返し呟いていたえむぞうです。コンバンハ。
それは、ただ私が友加里ちゃんが好きだというだけでなく、決してあり得ない事ではないと思っていたからです。
2人が上にいる選手をフリーで抜くのは当たり前と思っていました。残念ながら地力が違う上に、SPで力を出せなかった表彰台候補の面々は、ロシェット含めて追い込まれると強いタイプだと思うので。
真央ちゃんはジャンプに関していくつかのクセが前々から指摘されているのですが、今季からのルールの改定で、そのジャンプのクセだったり、回転不足だったり、あとスピンのポジションなんかに関してより厳しくなったのですね。だから、いくつかのジャンプで減点されるだろうし、スピンやスパイラルでも、見た印象はよくても点数を取りそこなう事があるので、昨季ほどの点数は出なさそう・・・と。
更に友加里ちゃんはかなりきっちりと調整をしていて、10月のはじめのブロック大会で3アクセルを成功していて、そこ以外のジャンプ構成もかなり高得点を狙って組まれているので、たとえ3アクセル失敗しても結構な点が出るだろう、と。そして彼女は、3アクセル失敗してもその後の演技が崩れない(むしろ成功しようが失敗しようが、挑戦したときのほうが他のところも調子がいいくらい)ところが強いかなと思いまして。
で、実際フリーの演技は、TES*1は友加里ちゃんのほうが高いのですよね。1点弱ですが。


でもPCS*2の壁は高かった。
ここで6点ほど差をつけられています。この点数は3位のロシェットよりも低いのですよね。
でも、正直納得です。
真央ちゃんは元々リズム感が良くて、大体いつも、動きが音楽にぴったり合っているし、更に今季は上体の動きもすごく洗練されてきれいになってきました。終盤のステップは本当に、何度でも見たいほど素敵でした。プロトコル見ても、全部のジャッジが加点つけていますね。
ロシェットも、音楽の力強さを表現していました。いやーもう、かっこよくて惚れそうでしたよ(笑)
対して友加里ちゃんは、音楽の強さに対して、動きに力強さが足りなかったように思いました。ひとつのパッケージとしての完成度は、まだ物足りなかったですね。でもまだシーズンはじめだし、これから向上させていってほしいです。


何の話かというと、PCSって、えーっ何でそんな高くでるのー!?と思うときもあれば、もっと出てもいいんじゃない??と思うときもあるものだけど、やっぱりこの競技には必要なものなのだなー、と思ったというお話でしたよ。


とは言っても、やっぱり3アクセル決めて2位になった友加里ちゃんほとんど触れずにマオちゃんマオちゃんな報道にはちょっと腹が立つなあ。
広告業界的プリンセスが回避した大技を他の人に決められちゃプリンセスのお値段が下がるって事ですかね(毒)
あともひとつ、取材と称してカナダまで真央ちゃんのストーキングしていたM岡S造は不快でした。他の日本人選手はアナウンサーがインタビューしているのに、何故真央ちゃんだけあの人がインタビューしているの?選手の出入り口近くにに居座っているだけなのに、演技終わった選手がキスクラに向かっていくときに、実況アナがわざわざ「○○選手がM岡さんの方へ帰っていきます!」ていうのにも虫唾が走りましたよ。なんかお得意様をキャ●クラあたりで接待してご機嫌取りしているみたいな。出演料払って、選手をダシにして接待して選手の邪魔したり、失礼な質問させたり、正気とは思えないです。

*1:総要素点。ジャンプとかスピンとかにつけられた点数

*2:演技構成点。演技全体を評価する点数と思っておけばいいのかな