五輪後1ヶ月@OD

Jスポーツの放送より。実況は小林さん、解説は藤森さん。
リザルトサイト→http://www.isuresults.com/results/wc2010/
リード/ジャパリゼ
また男性がツイズルでミスしたよ・・・と思ったら、やっぱり藤森さんからもツッコミが。彼はツイズル苦手なんですかね。
放送1組目の解説は、割と競技自体の解説が多めな感じ。5コンポーネッツの中では、インタープリテーション/タイミングのファクターが高いので、そこを上げると違ってくるとか。やっぱりODはタイミングが大事的な。
そのコンポーネンツスコアに5点台が出たので、次はもっと上を目指していくでしょう、と。


コンパルソリー転倒で、彼ら史上初めてFDに進めないかもしれない危機勃発のリード姉弟。なんとしても順位を上げてほしいと藤森さんも言っていました。
ミッドラインステップは、上から撮るなああああ!とカメラに言いたいアングルでしたが、藤森さん「よく合ってます」と。確かに、上から見てもよく合っていました。ツイズルでは、2人の距離が少し離れすぎ、回転は良かった、と。曲調変わって闘いの場面辺りからヒューヒューと声も上がり、会場が沸いてきました。やっぱりこういうのウケるんだなあ。良い出来でした。FD残れそう!つーか残れたし。藤森さんがフィニッシュの後すぐに「無事終わりました。ホッとしました」とw
スローリプレイでは、ツイズルについていろいろと。GOEにマイナス付けてるジャッジとプラスを付けているジャッジがいるのは、座っている角度によって、すごく2人の距離が離れて見えたり、逆に分からなかったりするからだと。というわけで、ツイズルの「行く方向をもう少し研究した方がよかった」と。ほう。でも別のアングルの映像だと、そんなに離れて見えないので、じゃあクリスの回転軸がちょっと曲がったからでしょうか。でもマイナスは厳しいと思います、とか。
あと、男女とも小道具を持つのはこの組だけで、小道具を氷に落とすと減点されるので、転倒しても小道具を放すなと言っておいたとか。(PGが)やっとここまで完成した、NHK杯のときはどうなるかと思ったとか(笑)クリスはメイクが嫌いだとか、そんな裏(?)話もw


トリノで気に入ったものはジェラートらしいミスリベチコワ/ノバクチェコのいつもの子達。五輪枠をとったのは彼らなのに、五輪は別の組が出て、どうしたのかと思っていたのですが、女性が肘の怪我があったとか。もう今は大丈夫らしいですが。
フィンランドのフォークダンス。この組は、滑りが大きくてスピードもあるのですが、どうにも男性が頼りない。今日も彼がツイズルでスタンブル。藤森さんは、足を持ってのツイズルを「男性の方はきつそうですね」と。だからスタンブル?頭振りまくったり、変わった動きが入ったりでなかなか面白い振り付け。藤森さんも「最初は面白くなかったけど、テンポが変わってから面白い振り付けになった」と申しておられます。


ODの衣装のかわいさはトップクラスのリュブシェフ。ロシアンフォーク。でも、衣装のかわいさほどのインパクトがPG自体にない・・・って、前も書いた記憶があるなこんな事。チェコの組のあとに見ると、滑り全体が小ぢんまりして見えるような。藤森さんからも、ステップやリフトに独創性がほしいと。もう少しロシアをイメージさせるような、と。
かわいい衣装は、女性がロシアのサンタクロース、男性がスノーマンをイメージしているらしいです。


キャロン/ジョーンズコンパルソリーダンスの滑走順が早かったのが残念と、本人が言っていたそうです。それで点数が抑えられたのか、藤森さんも「もっと点数が出てもいいカップルです」と。ほー。評価してるんですね。ローテーショナルリフトが、入り方が流れが良くて音楽に合っていてとてもきれい。というかこのPG好き。まあ、リバーダンスなので、私のアイリッシュ好きのDNAに訴えてきているのもあるのかもしれませんが、たぶんそれだけでなく。キャロンがかわいくて好みなのも事実ですが、多分それだけでなく。当初はキャロンとの力の差が大きかったイギリスから来た彼が大分動けるようになって、PGの良さが引き立っているというのもあるかもしれません。うっかり来季以降が楽しみになってきました。


ノラの髪が金髪からブルネットになっていたホフザボ。金髪よりブルネット派の私にとっては非常に喜ばしいことです。
藤森さんに「ベテランのカップル」と言われていてちょっと驚きました。組んでそんなに時間が経っていない組なので。
ザボジンの衣装が、ローカル感があっていいんだそうです。なるほど。実は個人的には若干おじさんぽいなと・・・あ、そこも含めてのローカル感てこと?(←)


なんと全ての要素でレベル4だったというボブソロ。このODで、Allレベル4をとったのはボブソロと、メリチャリのみだったみたいです。でも得点が大きく違うのは、GOEの差なんだそうで。藤森さん曰く、明確なエッジ、クリーンなターン、ツイズルをしても何をしてもユニゾンがいい(ジュニアの頃からユニゾンのいい組ですよね)、それを難しいターンをしながら明確に見せている。GOE+1はつけられる。・・・なんだそうです。レベル4はこうやって取るんだよ、見たいな話ですね。そこから更に上に行くプラスアルファが何なのか、という事に考えをめぐらせて見るのに、メリチャリと比べて見るのも面白いかもしれません。藤森さんによると、将来性はあるので、あとは振付をどうしていくか、だそうです。


ベルアゴの欠場で出場が決まったナバボメ。ブラジルのフォークダンス。こういう系好きですね。そして、以前に世界選手権に出場したときのODの課題も民族舞踊でした。ちなみに前に出たときは、男性のスケート靴と衣装がロストバゲッジで届かず、それでも「どうしても出たい」という事で、急遽友人が衣装を作って(!)スケート靴と一緒に届けてくれたのだそうです。その急ごしらえの衣装の方が、野性味があっていいとか藤森さんに褒められていたような(うろ覚え)
男性はスピード感があって個性的なダンスを見せてくれる一方、女性は膝が固い。いつもスケーティングレッグが同じ角度で曲がっている。こういう特徴のあるダンスなら良くても、他のダンスをやるときには妨げになるのではないか、と。ほう。私は、2年前とどうにもかぶって見えるODより、FDの方が好きです。リフトは曲想に合っているとお褒めの言葉が。


第5グループ。
カーズスコティッシュ復活!!イヤッホーーーイ!!!
藤森さんは、2年前スコティッシュだったから、今度はアイリッシュで来るんじゃないかと思っていたそうですよ。でもアメリカンカントリーだったと。彼らがアイリッシュ・・・うーん・・・それは・・・ないんじゃないかな・・・。
以前とはルールが若干変わっているので、それに伴って振付も若干変えなくてはならなかったわけで、しかも当事彼らの大きな得点源だったスピンもなくなっているので、五輪からの短い期間でPGを変えるのはやはり大変だったのではないかと。正直、若干の粗さも感じましたが、でもやっぱりこのスコティッシュダンスは魅力的。キルトスカート万歳!!!(←)


クロポー。うんよかったよ、確かによかった。NHK杯の頃は、いまいち冴えないなーなんて思っていましたが、今回は気迫を感じた。しかし藤森さんの解説での萌えっぷりはどうだろう。美しい長いカーブを描くワンフットセクションが云々、何をやってもスムーズだとか素晴らしいとか、INに7.50をつけたジャッジが1人いるけど、本当に高い評価をしていいカップルだとか、リード組が五輪でODで勝ったのが信じられないとか・・・ちょwまあ私もびっくりしましたが。五輪は。


ミスなしクリーンPGだったメリチャリ。オールレベル4ですってよ。GOEの+が多いのが、ロシアのレベル4と違うそうです。インタープリテーションに2人のジャッジがレベル4、とか評価について語りつつ、リフトで持ち上げるときとかにふっと真剣な表情になるチャーリーがいいとか、しっかり萌えを挟み込むところが素敵ですw


ファイスカ。はじまる前のカメレンゴ先生のアップが素敵ー。やっぱりイタリアですからね。自国の往年の名選手も外しません。と思っていたら、滑走中のファイスカが画面から消えた・・・自国選手だろう、しっかり撮れよオイ。
スカリがツイズルでしっかりと足をついた・・・。1回転しかしてないところで足をついたので、レベルもとれないしGOEは-2ですってよ。厳しい。レフェリーがイタリア人なので“あー!”と思っているでしょうね、と藤森さん。藤森さんも、リード組の演技はいつもハラハラしながら見てますもんね(笑)


そんな中続いたペシャブルも、ブルザがツイズルで派手にやらかした・・・。でも2回まわってからやらかしたのでレベルは2が取れたそうな。
PGの密度はイタリアの方が濃かったと藤森さん。今季のPG、この組のはどっちも薄めですよね・・・。
キスクラで猛省するブルザのアップを抜くイタリアのカメラはいけずwでも気持ちは分かります。苦悩するイケメンはいいものです(←)


第6グループ。
テッサスコット。藤森さん絶賛。わかっちゃいたけども。
ホールドしていない手の置き方とか間の取り方がすばらしいとか。(2人がPGを作るに当たってフラメンコダンサーの指導を受けたという話を受けて)本場のダンサーに習ってもここまで身につけられる選手とそうでない選手がいる。テッサは以前は細かったけど今は色んなダンスをこなしてアスリートの体つきになったとか。


アメリカンカントリーが琴線に触れない体質ですが、サミュベイのは結構好きです。エミリーのこの手の赤の似合いっぷりは秀逸。ポニーテールもかわいいです。
藤森さん曰く「演技のスケールが大きく見えるようになりました」だそうです。


ここもか!お前もか!なホフノビノビツキーツイズルでふらつく。ステップでも・・・しかしノビツキーは膝を痛めているからな・・・。あまりツッコめない。
このODはあまり感じるものがなかったのだけれど、FDの『火の鳥』は楽しみ・・・と思っていました・・・。FD棄権だなんて・・・そして解散だなんてorz


カペラノ。ルカのツイズルが ボ ロ ボ ロ 。藤森さんにも、ツイズルの後まで影響が出たのは、ダンスにとっては致命傷とか言われていましたよ。致命傷ですって、ルカさん。そしてリンクサイドで激怒するコーチの姿がリプレイされたのでしたw


ザレツキーズのお兄ちゃんはツイズルこらえたよ!兄ちゃんかっこいい!てか、世界選手権の最終2グループでどうしてここまでツイズルにハラハラしないといかんのかと問いたい。主にユーロ男子を問い詰めたい。
それはそうと、この組の演技はよかったです。
選曲がいい、持ち味、技術レベルにあった曲。カッペリーニ/ラノッテより今年は先に行っている。この先は分からないけど。ベスト10に入ってから抜きつ抜かれつするでしょう的な藤森さんコメント。そうですね、そういうの見たかったですね・・・。