Dreams On Ice@6/26見てきた記

DOI千秋楽は外せないえむぞうですよ。
というわけで、千秋楽も行って来ましたDOI。
2回目はアリーナで。南だったので、オープニングはスケーターの皆さんがずいずいと寄ってきてくれて、最前中央の美姫ちゃんの笑顔がかわいくて幸せでありました。
美姫ちゃんはオープニングは、去年のフレンズのときにも着ていた、メンコン衣装の青バージョンぽい衣装。あの衣装とても似合っていると思うのですよ個人的に。


前日見た印象と、その前にレポなどを各所で見た印象だと、どうもジャンプが抜けやすい氷なのかな、もしかして硬い?という感じでしたが、千秋楽となると皆さん慣れてきたのか、庄司さんが3S3Tを跳んだり(前日も跳んでいましたが)、中村君は3Aを成功させたり、無良君もついに2回の3Aに成功したりと、調子も上がってきたかなという感じ。しかし驚いたのは羽生君。なんと3A3Aのシークエンスを成功させていました。正直目を疑いました。どっちか2Aだったんじゃ・・・とか。いやでも3A3Aでした。本人も大喜びで何度もガッツポーズしていたし。私の後ろの席の男女二人連れは、どうもスケートを生で見るのがはじめてであまり詳しくないらしく、そんな羽生君を「ドヤ顔しすぎww」とか言っているのが聞こえてきましたが、いやだって3A3Aシークエンスだから・・・!!と心の中で叫んでいましたw
小塚君はホッケーのスティック&ヘルメットを装着して登場。靴もホッケー靴だったとかw私はそこまでみていませんでしたが。既に千秋楽の開放感がw


では、各演技の簡単な感想を。アリーナ席から見たver.ということで。
木原君。青のグラデーションのシャツ衣装というのは、日本男子が一度は通らなければいけない課題だったりするのでしょうか。こういう感じの衣装よく見るような。
友毬ちゃんこの日はジャンプはダブってしまいノーミスとはいかなかったのですが、目の前をぐーんと滑っていくスパイラルは眼福でした。
中村君前の日はジャンプに転倒も抜けもなかったし、オープニングでも3A降りたし、今年のDOIのケントは調子いいか!?と思っていたら、この千秋楽でアクセルがつるっと抜けてしまいました(ノ∀`)でもそういうミスを引きずらずにいられましたし、来るシーズンへの意気込みをこのDOIでは感じられましたよ。
雅ちゃん。照明が落ちて暗い中でスタンバイするわけですが、暗い中に衣装の色がぼんやり浮かんでいるんですけどw何、蛍光色ではなく蓄光色?w前日と同じく3Loをミスっているのがちょっと心配なような。
刑事君。動きとか雰囲気には色気があるのに無表情wいやでも彼の場合は無表情ぶりもクールに見えていいかもしらん。観客いじりのところはどんな顔をしてやっているんだろうと前日上から見て思っていたのですが、やっぱり無表情。でも若干目が泳ぎ気味?wみやけんも酷な事させるよねw
庄司さん。この日も2A3Tをしっかり決めました!なんという安定感。
村上君。近くで見ると意外に透け感のある衣装でちょっと戸惑ったwあの白い歯笑顔とギャップがあってw
遥ちゃん。相変わらずかわいらしくかっ飛ばしていました。ループがすっぽ抜けました。その際の「あっ!」て感じの顔がよく見えてしまいました。かーーーわいいいいいい。
この後は無良君だったのですが、演技とは関係ない話ですが、多分近くの席に喫煙者の方がいたのですね。私は、近くで煙草を吸われなくても、喫煙者の方が長時間近くにいると、服や髪についた煙草の匂いで気分が悪くなるのですね。残念ながら無良君の頃が胸焼けや頭痛が出始めたときだったので、演技に集中できなかったのです。残念。非常に残念。
そんなわけで村主さんとシンクロの間も胸焼け&頭痛に苦しめられていました。喫煙者と非喫煙者で座席を分けてもらえないものだろうかと無理なことを考えてばかりいました。余談ですが村主さんの曲はG線上のアリアでした。


休憩時間に席を離れて深呼吸してどうにか持ち直しました。
席を離れて立ち見をすることも考えたのですが、大分体調も良くなったしあと少しだしという事で同じ席で後半も見ることにしました。集中しきればきっと気にならないならない・・・と自己暗示をかけつつ。


あっこちゃん。『バーレスク』前日見た後の取り急ぎの感想ではカリブ系とか書いたけど、改めて見たら全然違いました(ノ∀`)そんな気はしていましたが。ジャケット脱いだ後の「衣装は」カリブ系ですね。もろコスプレらしいですが。私はジャケット脱いだ後のほうが好きですかね。PG的に。前半は曲に関して「あっこちゃんの好きそうな曲だなー」となんとなく思いました。でもまだあっこ節な動きではあるけど曲の性格とはかみ合いきれていないんじゃないかなと思いました。まああっこちゃんの曲とのコミュ力はパネェのでシーズン進むうちにうまくいくでしょう。
羽生君。ロミオ。フィニッシュのポーズを見て「ちゃんと死ぬんだー」と思いました。この日は3F2Tと3A3Tの予定がコンビネーションにならず。3A3Aシークエンスでコンボ的に燃え尽きてしまったのかと思いましたよ。演技全体としては良かったです。
リード姉弟。2回目に見て、静かな曲の中に随分とリフトが盛り込まれていたのだなと気付きました(鈍)
高トラ。ソロジャンプがツーフットぽかったりしたのですが、流れのある素晴らしい演技で思わずスタオベ。他にもかなりの数のお客さんがスタオベしていました。
佳菜子ちゃん。そうか、佳菜子ちゃんらしい動きとこのPGが合っていない様に見える原因のひとつは腕の使い方なのかなとか。いわゆる空気を抱きしめるような動きとかが出来ると、またイメージも違ってくるのかなと思いました。彼女にとっても、これまでとは違う表現の仕方を身につけるためのPGなのでしょう。今の佳菜子ちゃんのような段階にいる選手にとって意義ある挑戦ではないかと。
織田君。あー、このPGはブリッテン氏の振付だろーなーと。ところどころ、わざとバランスを崩すような動きとかあえてタイミングをずらしたりみたいな事をよくやる感じが。その辺の動きにニュアンスがつくようになったらきっともっと良くなるのだろうなと思いました。
ヴォロトラ。この日もよかったです。場内ほぼ総スタオベでした。
ランビラフマニノフのPrelude in G minor op23.no.5なんだそうです(ネットで知った)。前日と同じPGです。あまりスケート向きの曲に思えないのですが、こういう曲で音の粒と一緒に踊ってるような事できちゃうのがランビだよなーと感心しきり。バレエジャンプ3連続の後ついでのようにトリプルジャンプを跳ぶところが好きです。
小塚君。『Free Fallin'』今日もイーグルごちそうさまです。ランビの後に出てきても、負けなくなってきたなーと感慨深いというか嬉しい驚きというか。
美姫ちゃん。照明が落とされた薄暗いリンクに登場。暗がりの中で確認できる衣装の色は・・・黒っぽい!!噂のブラックスワンきたーーー!!!やっぱり千秋楽とっておいてよかった!
印象的だったのは、両腕で翼をはためかせるようにする仕草。怪しげで、腕が生き物のようでした。こんな動きが出来るようになったのかと。スピンの入り方一つとっても音楽と合っていて、またポジションもきれいになっていて、個人的には『Why do people fall in Love?』を1シーズン滑ってどんどん洗練させていった経験の成果だなと思いましたよ。そして、ストーリー性のあるプログラムを堂々と滑りきる姿そのものに感動しました。もう、世界チャンピオンのタイトルの重さをしっかり受け止められるスケーターになったのでしょうね。格好良いです。


そして例年通り♪どりーむぞなあーいす(Dreams On Ice)の曲にのってのフィナーレです。
スケーターが何組かに分かれて技を披露するいつもの流れなわけですが、そこで無良、羽生、村上が3人揃って3A!成功!ほんと跳ぶのがお好きな方々ですよ。
最後に前日と同じように小塚君と美姫ちゃんが並んで出てくるわけですが、前の日は衣装が白同士で統一感があったのに、ランニングに白シャツを羽織ったさわやか青年とブラックスワンが並んで出てくるミスマッチ感がたいへんにゆかいでありましたよ。
最後の全員で踊る辺りは、美姫ちゃんが衣装もメイクもブラックスワンだけど笑顔はいつものふにゃっとした笑顔で、これもまた乙でした。


千秋楽恒例のアンコールは、まず女子が出てきて相談の上、日本女子勢全員で連結スパイラル。どうしたわけか最前に押し出されたのは佳菜子ちゃん。慌てててんぱっていたのか、バランスを崩してしまい、連結スパイラルは早々に崩れてしまったのでした。
そこに颯爽と現れた男子陣(フィナーレの3Aトリオ+ランビ)。さあ楽しいジャンプの時間です。
客席に向かって挨拶中の女子陣に、盛んに拍手を送る羽生君。追い立ててるだろそれwwそんなに跳びたいかww


そんなわけで女子陣が下がるや否やいそいそと跳びに行く羽生無良村上(大)。
羽生転倒無良両足村上(大)パンク(ダイスは4S)。そんな中、ランビエールさんが出てきて挑戦。しっかり4Tを成功させていたのですが。ちょww競技出る予定ないくせにwwと大いに驚き呆れたものですが、降りられたのは本人にとっても予想外だったらしく、着氷の瞬間に大きく口を開けて驚き顔wそして手で口元を覆って驚き、喝采を送る観客に向かってガッツポーズをしてウキウキと戻っていきましたよwこれでまた会場に沢山いるランビファンの心を改めてガッチリと掴んだことでしょうw
続いて羽生君再チャレンジでやや強引ながらも4T着氷。ランビとハイタッチをして喜んでいましたw
そして無良君は4Lzに挑戦。回転不足の両足でした。そんなのを見ていたら、また跳びたい心が疼きだしたか羽生君、ヴォロトラがデススパイラルをやっているというのに再びゆーらゆーらと挙動不審に滑り出し、隙をついて今度は4S挑戦!転倒!その心意気に会場は沸いていましたが、助走に入ったあたりでは確実に「またお前かww」な雰囲気も漂っていましたw私の後ろにいた、初観戦らしき男性は「コケても何しても受けるんだねー。アイドルだねー」と羽生君のことを評していました。目の前でクワド合戦が繰り広げられている事に気付いてなかったのでしょう・・・。
織田君はおそらく怪我の影響もあってかジャンプ合戦不参加、小塚君はホッケーシューズをはいていたので不参加。でもジャンプ合戦に押し出されそうになってシングルジャンプを跳んでいました。


そんな感じで2011年のDOIは幕を閉じたのでした。
あ、煙草の匂いの不快感は、後半はあまり気になりませんでした。スタオベが多かったので空気が動いて匂いが拡散したのではないかと。