さようならコンパルソリーダンス。

皆が同じ事をしているのに、いや、だからこそ違いがよく分かるコンパルソリーダンス。スケートファン暦が長くなるほどに見るのが楽しくなっていったものでした。な、気分のえむぞうですよ。コンバンハ。


しかしお別れは存外に早くやってきたのでした。
来季からコンパルソリーダンスは廃止で、オリジナルダンスフュージョンされるそうですよ。というわけで、世界選手権では最後のコンパルソリーダンス。Jスポーツ放送の感想をちょっとだけめも。


最初はリード姉弟。転倒したのは知っていたけど、こんな初っ端にやっていたのか(ストリーミングは見ていませんでした)。
以下藤森さんの解説より。
「再開できるところから続けないといけない、転倒したところのやり直しは認められない」
「ちゃんと音楽を聴いて再開しないと、全部裏拍になったりして、そうなるととんでもない点数が出たりするけど、その点ではリード組頑張った」
フォローされているなあ・・・と。
キスクラで2人ともしょんぼり。可哀想・・・なんだけど、悲しげなキャシーの表情が美しいとか思ってごめんなさい。


続いてザレツキーズ。この組に限らずこの大会は総じてカメラワークが悪く、リード組のときは転倒のフォローに忙しかった分、ここではカメラワークへの不満が爆発wそれは解説ではなく愚痴・・・というか解説のしようがないって事ですかw足元見ないといけないのに、上半身ズームじゃね・・・。
あ、上手くなったとお褒めの言葉がありましたよー。


コンパルソリーダンスは」すごく素敵なカー姉弟登場。ていうか、きょうだい続きますね。
ワルツのリズムに倣うかのごとく、足元アップ、上半身アップ、引き、といったストレスフルなアングル3態を次々と繰り出すカメラワーク。そんな中、ちょろっとだけ映りこむ程度だったイーグル部分(イーグル愛好者団体から、カメラワークに苦情必至ですな)に「玉にキズ」と駄目出しされていました。まあそうかもね。だけど概ね絶賛。「私がジャッジ席座っていたら、インタープリテーション8点台出します!」だそうでw
冒頭の、ジョンがシニードに両手を合わせてお願いをする場面は「お姉さまお願い、滑ってください」と小林さんによってセリフが付けられましたw


テッサ・バーチュー&スコット・・・モイアー?モエ?Jスポ的にはモヤ。五輪チャンピオンになっても、名前の読み方がいまいち揺らいでいますね。
この組は、滑り出したら藤森さん無言。フィニッシュと共に絶賛が始まりましたよ(笑)
ただ、カメラで足元を追うと、氷の粉が散っている場面もあり、その辺には何やらフォローめいた事を言いつつ「ジャッジ席から見るとほんとに素敵なんです」と。そんな事を聞いているとデロションとかドムシャバのコンパルソリーダンスが無性に見たくなる不思議。


昨季も着ていた衣装のスカート部分をリメイクして登場のペシャブル。藤森さん「流石、新しい感覚の衣装ですね」と。リメイクしたスカートの広がり具合が華やかで素敵です。
そしてカメラワークには遂に「ストレスが溜まりますね」の一言がw小林さん謝罪。でも「国際映像でお送りしています」


アンナちゃんず。スカートが超華やか。かわゆす。地元の歓声すさまじす。
滑り出すと、やはりこれまでの組と比べてちょっともっさり?こぢんまり?藤森さん曰く「他の組よりパターンが小さい」のだそうで。
ダンスにおいては、二人の足に磁石でもくっついてるんですかみたいな足の揃い具合が個人的に好きなのですが、その点は結構この組にもそれがあると思うのです。
フィニッシュのくるくるくるくる☆は音楽にもぴったりで、やっぱりかあーわーーうぃーーいーー!


ホフノビ。青い、青いよノビツキー。
あまりよくなかったかなー。藤森さんも言及していたけど、怪我をかばっているせいなのですかね。ちょっと二人の動きがかみ合っていないような。ああ、怪我が憎い。


メリチャリ。メリルの紫のドレスがシックでイイヨー。
いやー、すごく上手くなりましたね。一年前までは、好きだけど、このすべりの組が世界選手権のメダルを取っちゃいけない気がする・・・とか思っていたのですが。もうそんな気はしなくなりました。


ファイスカ。地元で最終滑走。手拍子フラグとか言われて慄いたけれど、手拍子は起きなかった。よかった!
正直、あれ?これワルツ・・・ワルツこんなに上手かったっけ?なんて思いましたよ。藤森さんも言っていましたが、この組はタンゴやパソドブレがいいのです。で、そういう組は、往々にしてワルツやるとちょっと重くなってしまったりするのですよねー。それが、こんなに華やかにワルツを表現できるなんて!ファイエラ姐さんが無理なく美しかった!リニチュック先生ありがとー!


さて。コンパルくらいはと思って、放送された全組色々書いてみましたが、正直疲れました。オリジナルダンス以降は、感想を書くにしてもざっくりやって行きたいと思います。