GPF観戦感想文@12/6

マイヤーがスイス選手権優勝!ほっとするやら嬉しいやら。一方ディトルトはオリンピック出場は絶望らしく、がっかりするやら...でも、仕方ないのかな...。


と、この様に世の中は動いているので、とっとと終わらせたいと思います。GPファイナル観戦感想文。ようやく最終日です。


前日の表彰式終了後「明日12:30より、シニアのメダリストたちを表彰するフラワーセレモニーが六本木テレビ朝日で行われます」なんてアナウンスがあり。
思いっきりジュニアのダンスと被ってるじゃないか!客寄せできればジュニアの競技とかどうでもいいですか、そうですか。とか、大体選手のスケジュールが、朝から代々木でEXの練習→六本木→また代々木でEXとかどうなのよ!とか思いつつ「間近でメダリスト達を見られるチャンスです!」とか言われると、気持ちが動いたり動かなかったり...でも結局、ジュニアのフリーダンスから見に行きましたよ。それで正解だったと思います。


しかし、そんな事を悩んでいたせいか、単なる疲れか、この日会場に着いたのは、フリーダンスのウォームアップが始まる頃でした。入り口(原宿口)から遠いブロックだったので、急いで自分の座るブロックに向かっていったところ、丁度そのブロックの入り口付近に、白いコートを着た彫りの深い顔立ちの男性が。あれ、もしかして...モロゾフ?何でこんなとこで立ち見してるん?(・∀・;)「あんたんとこの生徒、2人とも五輪内定だね!オメ!」とでも声をかけたかった気もしないでもなかったのですが、そんな気の利いた英語を瞬時にひねり出せる脳みそでもないので、横をすり抜けて自分の席に座りました。近くで見たモロゾフっぽい人は、TVで見るほど恰幅の良い印象ではなく、意外と顔が小さく、面差しにもまだ若さ(30代前半でしたっけ?)を感じさせる雰囲気がありました。次に振り返ったときにはもういなくなってましたw
まあ実のところ、私の座っていた席は、隣のブロックが関係者席だったり、近くに海外のTV局の放送ブースみたいなのがあったりしたので、近辺をモロゾフがふらついていてもさほど不思議ではなかったのです。5日だったか6日だったかは覚えていませんが、すぐ後ろの通路を歩きながら、海外のTV局が何やら収録したりもしていました。ディスカントリーうんちゃらかんちゃら話していたので、雰囲気的に「この国では、今フィギュアスケートは大変な人気です」みたいな事を、大きな会場に人が行き交うのを映しつつ紹介したかったのかなと妄想。
ちなみに、前半2日は斜め上後方にテレ朝のしー&修造ゾーンが設置されていて、シニアFDのウォームアップ中に「また明日!」と修造の声が降ってきたりしていましたwやっぱ声でかいんだなーと、妙に感心しましたよ。

ジュニアFD

http://www.isuresults.com/results/gpf0910/SEG008.HTM
最終結果→http://www.isuresults.com/results/gpf0910/CAT004RS.HTM

  • ふー間に合ったー。あ、第一滑走昨日の2コケしたイタリアの組か。間に合ってよかったー。とホッとしているところに、この日も響き渡るアンナちゃんの声援w
    • 前日の転倒が尾を引いているのか、ちょっとぎこちなかったかなーと思った。
    • 大丈夫、君たちの先輩も東京でコケてるから!(←)
  • 前日に引き続き、ゲレイロはイケメンだった。
  • ラルフ/ヒルは、フリーダンスもかわいい雰囲気で、素敵なPGだった。
    • コーチはまた、一度見たら忘れられない、背中に花をあしらったジャケットを着ていた。気がする。
  • フリーダンスで、個人的に一番印象的だったのは、ロシアのイリニフ/カツラポフの『シンドラーのリスト
    • まあ、機関銃の音で始まり、最後女性が銃殺されて終わるPGなので、演出的に印象に残らないわけがないとも言える。
    • でも、演出の力だけでなく、二人の距離が近く、ユニゾンも良くて、ひたすら「うまいわ〜」と見ている間思っていました。そこで銃殺ラストだったので、結構ショックも大きかったわけですが...
  • シブタニズは上手いのだけど、カップルとしてのバランスのいいロシアの後に見ると、どうしても身長差が気になってしまいました。ホールドがやり辛そう。
  • 優勝は、モンコ/カリアビン。個人的には、FDだけでもイリニフ/カツラポフが1位でもいいんじゃない?と思ったくらい、2位に入ったこの組が印象的でした。

ジュニア女子FS

http://www.isuresults.com/results/gpf0910/SEG004.HTM
最終結果→http://www.isuresults.com/results/gpf0910/CAT002RS.HTM

  • 製氷中に、通路でマカロワ選手がアップをしていました。横にはズミさんが。そういえば、フラワーセレモニーとやらに出席しなければならなかったジョニーは、彼女のキスクラに座れるのだろうか(座るかも、というお知らせがあったのです)。
  • 第一グループの選手が全員アメリカン。去年のファイナルジュニアペアは、第二グループが全組ロシアだったけど、第一グループがというのはちょっと微妙。
  • 第一滑走から、アンジェラがノーミス演技(DGはあったけど)!本人も、自分の演技に喜びーの驚きーので非常に微笑ましい。今日見に来てよかった!!
  • しかし、その後の2人はちょっと荒れ模様...
  • 第四滑走のクリスティーナ・ガオ選手のコーチはオーサー。
    • なるほど、ユナオマージュっぽいというか、カナダメソッドなのか?身体をまっすぐに伸ばしたジャンプを跳ぶ。
    • リンクサイドのオーサーは、誰のときでも熱いのねw
    • ジャンプを決めると大声で「イェス!!」
    • ステップシークエンスでは、お客さんが始めるよりも早く、やや前屈みになりながら手拍子w思わずつられて手拍子しましたよww
    • 会心の演技にオーサー大喜び。よかったねえ、と、ついつい選手よりもコーチに向かって思ってしまったww面白いよオーサーww
  • 第二グループのウォームアップが近付くと、リンクサイドには選手やコーチが集まってきます。
    • その中でも一際存在感を放つズミさん...の横に、他のコーチ陣とはちょっと違った雰囲気の後姿が。
    • 短めの丈のジャケットに、スキニータイプのボトムを合わせた、ほっそりした首のあの後姿は、ジョニー。間に合いましたか。
    • ついでに、頭部を上から観察した印象では、こちらもまだ間に合っていると思ったのはファンの欲目でしょうかね(←)ああ、私が近視だからですか。そうですね。
  • ウォームアップ中は、クセニアにペットボトルを渡したりしていました。他の選手は、あんなところにジョニーが立っていて気が散らないんだろうかw
  • クセニアの演技中は、リンクサイドに立っているのはズミさんと父コーチで、ジョニーは少し下がったところにエッジカバーとジャージなどを持って立っていました。背筋がぴんと伸びて、足はぴしっと揃えて、なかなか可憐な後姿でした(←)
  • クセニアの衣装は、ダサイとモダンの紙一重な感じがいい。それをokにするクセニアのDIVA力は、流石ジョニーのお友達だなーとw
  • 演技中は後ろの方で大人しく、分を弁えている風情のジョニーさんでしたが、演技後は率先してハグハグ。ズミさんの方が譲ってたw
    • キスクラも、ズミさんは座らずジョニーが。いや座るってーのは知ってたけど。前日競技出てた人が次の日キスクラって、シュールですなw
  • そんなイレギュラーなお楽しみを楽しんだ後は、佳菜子ちゃんの出番です。
    • 最初の3Lzは、客席から見てはっきり分かるほどのフルッツ。
    • しかしその後は、危なげなくジャンプを決め...と思ったら、最後の3連続は根性で踏ん張ったw
    • しかし、その後のステップシークエンスでまさかの転倒。だけど、すぐに起き上がってスピードを落とさずに滑りきった。なんという根性。
    • 会場の大型ビジョンのリプレイでも、ルッツの足元が大写しに。やっぱりフルッツ。だけど、今日の演技で見せたあの根性なら、矯正がんばれるんじゃないだろうか。直してほしいな、若い内に。
  • 最終滑走はポリーナ。ジャンプはほぼ決めたものの、全体的に流れがない。TES的には高く出そうでも、佳菜子ちゃんとどちらの演技が印象が良かったかと問われると、転倒があっても佳菜子ちゃんの方かな、というのが個人的な感想だった。
  • そして、ほぼその通りの印象の点が出た。佳菜子ちゃん優勝。おめでとう。
    • 同時に、技術的な部分の癖を修正していかないと、今後シニアのレベルで競技をやっていく上でも大きな弱点になるなとも思った。

エキシビション

エキシの記憶は何故か飛びやすい。何故だろう。とりあえず、覚えている事だけ。

  • EX準備中に、キスクラ周辺に人が集まっていたので、ああ、荒川さんと修造が何かやってるんだなと思った。
  • オープニングのナレーションに「氷上のミュージカル」とかまされて、初っ端からがっくりきましたよ。誰が歌うんだ、誰が。
  • 更に「いよいよ氷上オープニングです!」には、氷の上以外どこでやるんだよ、フィギュアスケートなのに、と思わず呟きましたよ。
    • こんな恥ずかしいナレーションが国際映像になるのか...。日本語が英語並みに理解される言語じゃなくて良かった...
  • シンプルな出で立ちでオープニングに登場のジョニーさん。出てきて立ち位置につくと、しばらくしたら音楽に合わせて勝手にくるくる回りだしました。なんだあの挙動不審な人は。かわいいな。
  • その隣では、美姫と大輔が「あれ、俺こっち?」「え?私そっち?」みたいなやりとりをして、立ち位置の入れ替えをするべきか否かぐるぐるしていました。
    • 勝手にくるくる回りつつ、時々そのやりとりをチラ見するジョニーもまた味わい深かったですw
  • 健人君は、昨季のフリーの衣装で出てきて、昨季のフリーを滑り出したので、EX専用のPGを作っていないのかなと...
    • 思っていたら、最初のジャンプでいきなり3A挑戦!転倒したものの、この大会の悔しさ故のチャレンジか、と感心していたら、腕を押さえて退場してしまいました。ええーーっ
    • つーか、腕の押さえ方とか見て、脱臼かな...いやまさか...と思ってしまう、不思議に脱臼場面を見慣れてしまったこの感覚もどうかと思う。
  • そんなアクシデントのすぐ後に、ジュニアペア優勝の中国組。10代前半のジュニアっ子に、このシチュエーションはきついだろー。
    • 案の定、心ここにあらずのミスあり演技。極めつけに、びったーんと、大きな音をさせてのスロージャンプ転倒。
    • 駆け寄った男の子が、手をとって起こすのかと思ったら、引っ張り上げるようにして起こして、そのまま演技続行。その様子に、ジュニアだなあ...と...慄きました...
  • なんて凄惨なエキシビション...とおもっているところに佳菜子ちゃん登場。さすがにショー慣れしているであろう彼女は、ミスなくきめてくれました。でもちょっと表情固かったような。お疲れ様。
  • 羽生君は、自分の出番の2人くらい前から、熱心に振付けの確認とかしているのが見えたのですが、本番の演技のキレは、本人比いまいちだったかも。まあ、怪我もしているようですしね。
  • あっこちゃんは、踊りまくりながらリンクの端から端まであっという間に行ってしまって、また戻ってくる。これがシニアのスケートだなーと感服。
  • シニアの選手の出番になったあたりから、会場のモニターに過去の演技映像などを流しつつ、無駄に凝った選手紹介アナウンスというか口上が語られだしたのですが、日本選手向けの口上がやたら浪花節が入り気味だったりしたので、日本選手やり辛くないかなーとおもっていたのですよ。
  • 海外の選手も、自分たちの過去の演技の映像を興味深げに眺めていたりしましたが、観客の反応も含め、何を言われているのか気にならないのかなーとか。
  • しかし、まさか一番恐ろしい事態が、ジョニーの出番になってやってくるとは思いませんでしたよ。
  • 「美しくなりたい...」と、唐突に、無駄に情感をこめてやらかされたときには、コーヒー吹きそうになりましたよ。飲んでませんでしたけど。私の周囲も、かなりの人数が一斉に吹き出してましたよ。
    • 更にモニターには、テレ朝がおそらく唯一持っているであろう(故に何年も使いまわされている)ジョニーのプライベート映像で、カタカナで「ジョニー」と書かれたハートクッションを手に、ベッドで微笑むジョニーとか。周囲の笑いが収まりません。どうしてくれるんだ、この空気。
    • がっつりPoker Face仕様(いつの間に)(ちなみに、美姫ちゃんに衣装の装着を手伝ってもらっている場面がTVで流されていました)で出てきたジョニーが、リンクの真ん中に座ったら更に笑いが...ちょっと頭を抱えそうになりましたが、まあ、その後の演技の会場の反応も良かったので...うん?
  • 製氷タイムには、五輪内定の日本人選手にインタビューがあるとか。トイレとか行けないなーと思いつつ、待ってもなかなか始まらないのに、キスクラでは何か撮影しているような雰囲気。家に帰ってTV見て分かりましたが、ジャニーズの子が来てたのですね。
  • ようやく選手インタビュー。まあ、あまり目新しい話はなかったか。美姫ちゃんは『夜の女王』の衣装に結構思いいれあるみたいですね。
  • 製氷後は高トラから。始まる前に、気合を入れるかのごとく手や足を振り回す成美ちゃんに笑いが起こる。
  • 大ちゃんは、3つ跳んだジャンプの3つ目で3Aに挑戦。転倒。ハードなEXナンバーだw
    • でも、転倒があってもきれいでしたよ。このLuv Letterも、滑るごとに情感が漲っていくように思いますよ。
  • パントンは、高音が印象的なヴォーカル曲。この曲歌っているの男性だと知ったときは驚きました。
  • 美姫ちゃんは『夜の女王』一時は、衣装共々お蔵入りかと思いましたが、活用されて胸の蜘蛛ちゃんも喜んでいる事でしょう。
  • テッサスコット。テッサのストライプシャツのPG(←)割と好きなんだよな、このPG。さわやかで。
  • 織田君は、新型インフル対策のためか、客いじりの場面で、お客さんでなくモロゾフをいじっていました。
    • 顔が真っ赤なモロゾフを見て、さっき見かけたときに持っていた紙コップの中身が、実はアルコールだったんじゃ...とか一瞬思ったり思わなかったりw
  • シェンツァオは圧巻。正直、彼らをトリにすればよかったんじゃ?と思いました。
    • ここで、優勝者にもアンコールがないらしい事が判明。
  • 続いてユナ。リアーナは、生で歌聴いたとき、あまり上手くないなーと思った事を、このEX見るたびに思い出してしまう。
    • アンコールが諦めきれず、客席は彼女にもアンコールを求める拍手をしてみるものの、願いは届かず...
  • メリチャリのときには、お客さんアンコール諦めモードに...
  • トリはライサ。シェンツァオをトリにした方が...と、当初は思ったのですが、なかなかどうして。良かったです。
  • フィナーレでは、ジョニーはまたシンプルになって登場。あの衣装は、長時間着ているのも辛いのか?
  • 全選手出てきたら、揃って踊りだしたものだから、またジョニー的群舞のクォリティを見せ付けてくれるかと思ったのですが、割に皆テキトーだった気がしますw
  • 最後の周回では、やはりというかなんというか、ジョニーさんは最後まで残って花に埋もれていましたw最早、日本のEXではジョニーさんに花冠はお約束になってしまったのだろう...か?


こんなかんじで、ざっくりざくざくとオシマイ。
なかなかに楽しい4日間でしたよ。やっぱりジュニアと同時開催は、普段あまり見られない選手も見れてお得感があって、私は好きですね。