icenetworkさんに感謝

一昨日のエントリーで使った画像の、枕カバーが要洗濯感を醸し出しすぎて恥ずかしいので、これから暫くマメに更新してエントリーを流す作戦に入るつもりのえむぞうですよ。コンバンハ。


というわけで、一昨日も書きましたが、週末はJGPレイクプラシッド大会のライブストリーミングを楽しんでおりました。
普段はicenetworkのストリーミングって、日本からは見られないのですが、この大会は見られましたよ。いやー、icenetworkさん太っ腹!今回だけは!ありがとうありがとう!


個人的に、今回一番気にしていたのは男子シングル。
昨年末の全日本で見てすっかり気に入った中村健人君が出るという事で。直近の国内大会で、フリーで3Aを2回決めたという話を伝え聞き、さてどこまで出来るかと楽しみ半分、心配半分でありました。
そんなわけで、モニターの前で迎えた緊張のSP、なんと中村君は1番滑走。心の準備をするまもなく演技スタート...と思ったら、音楽トラブルでやり直し。再スタート後は、全てのジャンプを決め(特に3Aは解説のおっちゃんにエクセレーントと言われていましたよ)、持ち前の優雅な音楽表現を見せ付けて62.48という高得点をげっと。最終的にSPは2位となったのでした。ちょっと上手くいきすぎな展開で、1日舞い上がっておりましたよ、私がw


他にも、マヨロフがいきなり素敵なリベルタンゴを見せてくれたり、ドイツからちょっと面白いモヒカン少年が現れて、小塚君とあまりにも違う解釈でテイク5を披露してくれたり、アメリカのノービスチャンピオンジョシュア君が、可愛い顔して3Aをぽーんと決めつつ、PGの最後のなんでそこでってところでパタッと倒れて腕立て伏せになっちゃったり、台北の少年が踊りが上手かったり、フィンランドの少年がフィンランド国旗模様のシャツで登場したりと、ジュニアとは思えない個性派揃いでやっぱり面白い男子シングルだったのでした。


その後ついついペアも見たのですが、ペアSPはなかなかスロージャンプが決まる組が出てこなくて、うーん、ジュニアだなーという印象でした。まあ仕方ないんですけどね。
そしてトラン君は、どうしてああしょっちゅう不思議なところで転ぶんだろう。いや、成美ちゃんも転ぶ事はありますけど。


次の日(というかその日)の夜はオリジナルダンスから。といっても、あまり本腰入れてみていなかったのですが。
気になっていたのはアメリカのシブタニ兄妹。今季のオリジナルダンスのテーマが民族舞踊という事で、2人は日本の曲を選んだという事なので、どうなる事やら、と。
でまあ、見た印象。ダンスとしては変ではなかった。だけど、日本の民族舞踊を表現できているかというと、違うなーと。和太鼓の音楽でダンスやってみましたという感じ。競技なのでやらなければならない要素やルールもあるし、そもそも日本の踊りは男女が組んで踊る性格のものではないので仕方ない部分はあるにせよ、もう少しどうにか工夫できなかったものだろうかと思いましたよ、正直。
でも太鼓の音にあわせた高速ツイズルと、最後のマイアが逆さまになるリフトはすごかった。びっくりした。


で、女子SPは仮眠時間に充てて、男子FSを起きて見たのですが、中途半端に仮眠をとると、却って眠くなって困るという事を身をもって学んだのでした。
でも、最終G1番滑走の中村君のときには流石に目が覚めましたよ。彼はこういう(ジュニアとしては)大きな大会で、1位とは1.34点というわずかな点差で2位につけてFSを迎えるという経験なんてあったのだろうか。いや多分ないでしょう。これは緊張するなという方が無理なんでは。そんな事を思いつつ、見ているこっちまで緊張していたのですが、その不安はあながち的外れでもなかったようで、最初の3Aは決めたものの、次のルッツが乱れ、2回目の3Aは抜けてシングルに、極めつけはステップで転倒orzそこ、結構本人も呆然とした顔してたような気がします。
しかしその後、スピン回っている間に気を取り直したか、気付けばその後のジャンプは全て決めていました。演技が終わって顔を覆って、リンクから上がった後も、客席の階段状になっている部分に手をついて頭をたれて猛反省。いやごめん、正直に言うと、いい加減面白くなってました、このとき。コーチが肩叩いて、半ば引っ張るようにキスクラに連れて行ってましたww
得点が出てみると、第2グループで大健闘してSPの失敗を取り返してここまで1位だったジョシュア君を上回る得点が出て、暫定1位。意外に出たなー。評価されたんだなーと。これだけ点が出れば、SPの順位をキープできるかもしれないと思い、果たしてその通りになったのでした。結果は出つつ課題も見えて、非常にいい経験になったのではないでしょうか。
そして、FSは自爆傾向ながらもやっぱり面白かった男子シングル。SPの国旗衣装に続き、謎の音楽アメリMixだったフィンランド少年、タイムリーなマイコーメドレーで、本人スタミナ切れへとへとでも会場大喜びのオーストラリアの14歳、シットスピンしながら頭に足を乗っけるスイス人、ゴンザレスって名前が似合いすぎるくらい似合う風貌なのに、ブルーのハートのペンダントの柄の入った衣装でタイタニックを演じるアメリカ人(衣装からして、ローズをやっていたのだろうかw)、そして相変わらず、暴走するスケートの勢いでジャンプが吹っ飛ぶマヨロフ。その勢いが結構好きなんですがね。いつかスケートとジャンプがまとまる日が来る。きっと来る。


思いの外長くなったので、とりあえずここでアップ。フリーダンスとペアFSと女子FSは、また気が乗ったら。