Ice Jewelry2009感想文

さて最終公演です。2回目なのでさっくりいきますよ。
この公演では、席の位置は午前の公演と反対側のロングサイド。午前公演では殆どの演技が裏側だったので、これは嬉しい。
実際、最終公演で選手の演技も気合が入っていたのかもしれませんが、見ていて午前の公演よりも感じるものが多かったです。
DOIにも出ていた選手の場合は、DOI中日ぶりの正面からの演技鑑賞。羽生君の『ミッションインポッシブル』のハンドルぐいーんも久しぶりにじっくり見た気がしました(笑)
佳菜子ちゃんの『ミス・ボルチモアクラブ』も、正面から見るとやはりキュートで魅力的(“キュート”でokな曲なのかはさておき)。ただ、正面以外から見ると印象がいまひとつになってしまうのは、要するに肩から先だけで演技をしているのだなと。そういうところが、海外のコーチに見てもらうようになる前の真央ちゃんと通じるな・・・とか思う部分もあったり。


そしてペト様の『Fly Me to the Moon』。裏から見ても素敵でしたが、表からもまた素敵でした。裏からだとトレースを楽しめて、表からだと演技全体を楽しめる感じでしょうか。意外にスピンがよく見えました。多分位置的に、午後の公演の方がよく見える席だったのでしょう。
いよいよフィニッシュ。あの腕組みポーズを正面から見るぞ!!カモォォォォォォォン!!!と気合ばっちりでガン見してましたですよ。しかし何故か、フィニッシュでまたしてもそっぽを向かれてしまったのでしたorzご縁がなかったと諦めます。


ジョニーの『愛の賛歌』は午前より格段によかったです。情感がこもっていてこれぞジョニー!な演技をしてくれました。自分拍手みたいなこともしていたので、多分本人も満足いく演技が出来たのでしょう。よかったよかった。


続く荒川さん、ランビ共によかったのですが、若干ジャンプに乱れが。2公演×2日ということで、皆さんお疲れ気味?
お疲れといえば『愛の賛歌』で燃え尽きたのか、最終公演の群舞はジョニーさん諦め気味でしたよw


製氷休憩に入った途端に、後ろの席の若い男性の語りがスタート。アイスショーを見に来たのは初めての様子ですが、なかなか感銘を受けられたようで、荒川さんについて「あの人のファンてわけじゃなかったけど、すごく良かった。やっぱり違う」とか熱く語っていました。「でも、こんなに早く出てくるとは意外だったなー。トリかと思ってた」とも。大丈夫、2PGだから!と心の中で教えてあげました(意味なし)。


製氷チームは、ザンボドライバーも手作業穴埋め班も全員マスク着用。何気に珍しい光景だなと思い、携帯で撮影したい欲求がむくむくと沸いてきましたが、実際に撮影していた人達が目の前で注意されていたので、流石にできませんでした。撮影禁止撮影禁止。
それでも未練がましく、ザンボも去った氷の上をオペラグラスで見てみたりしたのですが、おや・・・結構ボコボコ・・・。特設リンクで4公演目だからでしょうか。前半の演技で、怜奈&ジョンがスロージャンプが抜けたりとかしていたのですが、リンクのコンディションも関係があったのでしょうかね。


さて2部です。
まずは本田君。衣装の肩のピンクのあれは、薄紅色のかわいいハナミズキだったのですね。
午後の部の席だと、ほぼ目の前が、見せ場のイーグルのスタート地点でした。大きな弧を描いてしゅぱーんと遠くへ行くイーグルの雄大な事。いいものを見ました。


ボナリーの『メモリー』は、午後の公演でもやっぱりツギハギでした(当たり前だ)。それにしてもバックフリップで着氷後すぐにスパイラルのポジションとってみせるとか、どんだけなんでしょうあの瞬発力。


怜奈&ジョンの生歌つきPGは、正面側から見ると、午前の公演ではあれだけ存在感のあったシンガーが背景でした(笑)そのギャップが面白い。


ジョニーは、遠目で見ても何かがおかしかった。明らかにおかしかった。オペラグラスでチェックしてみると、メイクが・・・!午前は片目の周りが青かっただけですが、午後は何か横線がいっぱい入ってる!!オマエ最終公演だからはっちゃけたな!!!
そんなはっちゃけメイクに黒光りする衣装でぬらぬらと客席に近寄ってみたりするジョニー。いいぞもっとやれwただ、ジャンプは調子悪そげでしたね。


美姫ちゃんの演技も、午後の公演の方がより良かった様に感じました。出てきたときからオーラが漂い、重厚な音楽に負けない魂のこもった演技でした。衣装は、スピンのときに一番きれいに見えるかも。祈りをささげるように手を組みながらのレイバックスピンがきれいで印象的でした。イタコっぽくもあったり。こちらもいいぞもっとやれwですが、DOIで見たタップ風のPGも、あれをモノにして欲しいなーとも思ったり。


ランビ2PG目はタンゴ。全体的にジャンプ不調の人が多かったこの公演、空気を読まない事が大得意なこの男のタンゴはキレキレでした。首を動かしただけでも、あれだけ印象的に音楽を表現できるとか、なんかこの人やっぱり天才的だと感心させられました。


そしてトリが荒川さんの夕顔。終盤のメンバーはそれぞれに個性的で、独特な存在感で次々にリンクの空気を塗り替えていく中でも、やはり荒川さんはすごかった。圧倒的な美しさでリンクを支配するとか、出来る人はそうそういません。堪能しました。(あれがゴチバトルで大食いしてドボンだドロンだ言ってた人と同一人物だとは・・・)


そして再びハッピーなフィナーレ。ジョニーは相変わらず美姫ちゃんのジャンプに1人で「キャー」って感じで拍手。なんだろう。ギャル友(←)にでもなったか?


終演後、また後ろの若い男性が語りだした。「もっと近くの席に行きたい」とか「競技も見てみたい」とか「14歳の人がよかった」とか(どっちの14歳だろう・・・)。「TVを見る楽しみが増えたなー。生で見た事がある人だと、つい応援したくなるよね」とか言っているのが聞こえて、当初「なんで金沢なんて行き辛いところでやるのさ!」と思っていた私ですが、こういう風に思ってくれるきっかけになったのなら、この場所でやった事はすごく意義があったのだなと思いましたよ。


てところで、危うくショーに行った日から1ヶ月を超えそうになりましたが、Ice Jewelry2009鑑賞記終わりです。
帰りに駅のコンビニで日本酒買いましたよ。金沢行ったぽい事はそれくらいしかしませんでしたが、美味しかったです。ありがとう金沢。