Ice Jewelry2009 感想文

随分と前置きが長く&間が開きましたが、ようやくショーの感想です。

オープニング

キャスト等からして、実質COIみたいなものかなと思ったのですが、カメレンゴが群舞の振付けをするという話を聞いて、違うみたいだなと。そんなわけで、OPのCOI的な小芝居はやっぱりなし。出演者が一人ずつ呼ばれて出てきて、最後に全員でもう一度出てきてちょっと踊るタイプのオープニングでした。戸惑いつつ小芝居をやらされるジュニア選手も見てみたかったのですがねw
全員が出てくる部分の振りは、何かキビキビした踊りでした。DOIだとスパイラルだったりスピンだったりをふんだんに使うとか、手を広げながら客席に近付いてくる感じですが、こちらは皆がリンク中央付近で揃って踊る感じ。いつもリズム感的な観点から群舞が心配されるジョニーですが、このときは割とちゃんと踊っていました(笑)
それにしても、カメ先生ぽいなー。私が、以前からカメ先生に大ちゃんの振付けをして欲しいと思っていた反面、ジョニーを・・・とは決して思わなかった所以はこのあたりだったりしますw
そういえば、この揃った踊りの中で、不思議と羽生君が目を引きました。まあ贔屓目ってやつかもしれませんが。でもやっぱり腕が長いとか(てか、また背伸びてる?)、リズム感が良いとかは大きな利点だなとも思った次第。

ジュニア勢

ショーの最初はジュニア勢。全員DOIと同じPGでした。1週間しか経っていない事もあり、あまり大きな印象の違いは感じなかったかな。
ダイスのPGは、親子連れや先述の宝塚とか好きそうな層の多い今回のショーのお客さんには、やっぱり反応しにくそうでした...
そして佳菜子ちゃん、羽生君と演技が続きました。

ペト様

ジュニア勢の次がペト様。フレッシュの次が一気に熟練。これは素敵な落差w
音楽は『Fly me to the Moon』このタイトル、WFSでは「月に飛ぶ想い」って書かれていました。そういう邦題だったんですねー。へー。私の中では「私を月まで連れてって!」なんですがw
音楽に合わせて軽快に氷上に描かれるトレースの美しいこと。同じ氷、スケート靴だってメーカーの違いはあれどそう変わらないでしょうに、なんでこうも人によって違いが出るのでしょう。不思議。先ほど滑ったジュニアスケーター達も、いつかこんなトレースが描けるようになったらいいなーとか思ったり。
勿論トレースだけでなく、足の動き、手の使い方、ちょっとした振りがいちいち小粋というか、キュート&ロマンティックといいますか。とっても上質なものを見られた!という感じで非常に幸せな気分になりました。
敢えて難を言えば、フィニッシュの腕組みポーズが私のほうを向いてくれなかった事くらいでしょうか(何その自己中)

怜奈ジョン

衣装もそうだし、PGも、昨季のSPのリメイクかな?

ボナリー

生歌つきで、このショーのためのPGを。
えーと・・・ボナリーはいいんです。ボナリーは。歌手の人が難あり。声質があってない?苦手な分野?
オープニングではバックフリップで会場を沸かせたボナリーですが、このPGではバックフリップはなしでした。

ジョニー

生歌スペシャルその2。マキシム・ロドリゲス氏の歌う『愛の賛歌』。
イーグルとかイナバウアーとか多めに盛り込んだ、得意のしなやか路線。でもやはり急造PGらしく、リンクの使い方が少し小さかったように思います。
ハイドロもやってたけど、こればっかりは羽生君のがきれいかも。

荒川さん

名前が呼ばれると会場の反応が大きくなりましたw
お久しぶりに『It's a beautiful day』このPGが大好きなので、どうやら金沢はこれをやるらしいと聞いてから、見られる瞬間を心待ちにしていました。
最初の布持ち係、COIのときはナハロさんでしたが、今回はいないので多分本田君だろうと思っていまして、どんな感じだろうというのもちょっと楽しみでした。
そして案の定布持ちは本田君でしたが、布持ちさえ妙に情熱的だったナハロさんとは対照的に、上下黒で片膝をついて布を持つ様は職務に忠実な忍の者のような趣で、それはそれで味わい深かったですw
それにしても荒川さん、よくあんな大きな布を持ってあのスピードですべれるなーと。あまつさえスパイラルとかしてるし。布の扱いも手馴れたもので、本当に美しい。
クライマックスでのイナバウアーでは一際大きな拍手。何かこういうのも久しぶりな感覚。
演技後、近くの席の人が溜め息混じりに「やっぱり格が違うねぇ〜」と呟く声をキャッチ。そうでしょうそうでしょうと、何故か嬉しくなるおかしな自分がそこにいたのでした。

ランビ

DOIと同じく『Ne Me Quitte Pas』徐々に徐々に浸り度が上がっていっている模様。いいぞいいぞw

群舞

50年代アメリカ〜ンな感じの群舞でしたよ。
まず最初は、メインキャストでないスケーターが出てくるのですが、何か上手いのですよね。男性1人トリプルジャンプ跳んでるし。体型メタボなのに。
これだけ間が開くと、もううろ覚えですが、確かこの次は織田君が登場。電話をかけるジェスチャー(顔芸付き。こういうコミカルは似合うんだけど...)をすると、両サイドから美姫ちゃん&佳菜子ちゃん登場。お揃いの、デニムの七分丈パンツに裾を縛ったデニムシャツで登場。ピンクのスカーフを首に巻いていたような。かわいい。まず佳菜子ちゃんを、次は美姫ちゃんをデートに誘うものの、両方からフラれるという小芝居的な事をやっていました。
他がプロやベテランの群舞の中に混じっていると、佳菜子ちゃんのたたずまいが一層ジュニアっぽく感じました。おそらく彼女は、膝の怪我で欠場した由希奈ちゃんの代役で群舞に参加していたのでしょうね。他のジュニア選手は群舞に参加していなかったので。お疲れ様でした。
それにしても、こういうPGってジョニーの辞書には存在しなさそう・・・と思っていたら、出てきたよジョニーwランビ、ペト様。本田君と並んで踊っていました。白Tシャツにジーンズ、黒いブルゾンで、髪を後ろでちょっと縛っていたかと。こういう格好も、ジョニーのカタログにはなさそうwまあ、似合ってないわけではなかったです。基本スタイルいいですしね。
この回は、ランビを若干チラ見しつつも、振付けをきちんとこなしていましたよ。しかし、ランビは振りのカンニング相手としてはどうなんだろう。上手いけど、かなり独自路線の動きしてますよね、どんなときも。
この4人のパートは、ジョニー以外の3人がジャンプ、ジョニーがスピンをやって〆。なんでジョニージャンプしないんだろう?と一瞬思いましたが、多分逆回転だからですね。
続いてバラード(確か曲はラブミーテンダー?)に合わせて、リード姉弟と怜奈&ジョン。
そしてボナリー、最後に荒川さんが登場。この辺は、小芝居とか揃って踊るみたいな特筆することはなかったので、記憶も曖昧だったりします。