全日本選手権観戦記。その6。

TVで「おっくせんまん♪」を見てからというもの、SOIに行きたい気持ちに苛まれているえむぞうです。コンバンハ。
でも全日本観戦記終わってないのに、ショーに行ってまた書きたいこととか増えちゃったらどうするよ?どうにもならんよ?
とりあえず今日も書けるところまでかんばりますよー。

ペアFS

パンフには曲目が『Madame Butterfly』ってなってたけど、『バタフライ・ラバーズ』ですよ?
GPファイナルとは別の組のようでした。仲の良さと、高橋さんの可愛さが好印象でした。高橋さんはペア選手として、普通に逸材なんじゃないでしょうか。
前日はコーチがいたのに、この日はコーチがいなかったのは何故だろう。
前の席の男性3人衆が「全種目揃った全日本ていつぶり?」とか話していました。パンフによると、全日本選手権でペアの参加が最後にあったのは平成16年でした。
この2人が日本でペアをやってくれて、本当に嬉しい。


ここで製氷が入り、その後に男子FSです。
若干危機感を持ちつつ、ロビーでおやきを食べました。
そして危機感は正しく、第1グループは睡魔との闘いでしたorz食べた後ってすぐ眠くなってしまうのですよねー。でもお腹すいていたしー。

第1グループ

カメラ、実況解説陣ははなはだしくお休みモード。いい演技して見返したれ!と思う私もまあ、睡魔と戦闘モードだったわけですが。

西上君がリンクに出てきて、名前を呼ばれる前に滑っている様子を見て、前の席の男性3人衆が軽くどよめいていました。「いいじゃん」「なんで第1グループにいるの?」みたいな。それに対して、内心で「だってジャンプ全ミスしたから・・・」と答える自分。
私も、前日のSPのとき、スケール感のある滑りをするなーと思っていましたよ。トリプルアクセルもPGに入れているのですよね。でもジャンプが安定しなくて、とても惜しい感じ。


私を睡魔との闘いから救ってくれたのは、このグループの最後に滑った宮崎君でした。腰の辺りとかに紐を巻いた衣装で登場。なんかジョニーみたいな衣装だなー。ナザレとか・・・と思っていたら音楽が始まり。おや?なにやら聞き覚えのある・・・って、ナザレじゃん!!!と。それでカッと目が覚めましたw
あの曲は、ジョニーのPGのために作曲された曲なので、やはりどうしてもスピンの場所とか似てくるのですよねー。そんなわけで、トラウマをちくちく刺激されて若干苦しみつつの鑑賞となったのでした。いや、お陰で目が覚めましたよ。ありがとう(笑)

第2グループ

このグループの白眉は何と言っても郡山君でした!ジャンプは難易度の高いものは入ってなかった(ファンの方のブログによると、11月に足を怪我して全日本の出場が危ぶまれていたみたいです。ジャンプがサルコウまでだったのはそのためではないかと)のですが、素晴らしい演技でした!私はあまり記憶力はよくないので、流石に一度見ただけで振り付けのアレコレは覚えられないのですが、最後のステップを見たときの、あの圧倒されるような感覚はずっと忘れられないと思います。本当に素晴らしかった!!
私の前の男性3人衆も盛大に拍手していました。聞こえてくる彼らの会話から、やっぱり男性ファンて、女性より厳しめにものを見るなと言う印象を持っていたのですが、その彼らでさえも。拍手喝采でした。


他に気になった光景。柴田君なのですが、リンクサイドの川越コーチが、ステップの最中私にはよく分からないポイントで拍手していました。私は、ステップシークエンスのターンやステップの種類は見分けられないのですが、多分何かのターンの部分で。そこピンポイントで。そういう場面がストレートラインのステップシークエンスで2回ほど見られました。何だろう?苦手な部分だったのかな?振り付けを特に凝った部分だったのかな?と気になったのですが、とにかく彼らにとっては何かしらのポイントになる部分だったのでしょうね。そんな様子から、この大会に向けてどんな思いで練習を積んできたか、そんなところが垣間見えるような気がしたり。

第3グループ

製氷を挟んで第3グループです。この頃になると、もう大分夜も遅くなって、長丁場で見るほうも疲れてきます。
しかし、6分間練習で選手が出てくると、疲れたなんて言ってられません。次々と選手がトリプルアクセルを跳んでみせる様子に、隣の席の二人連れが大喜びしていました。「疲れてるけど、帰れないよねー!」と。
衣装的にも、やたらと個性的な人も現れたり。まあコバヒロなんですが。
衣装だけでなく、やはり個性のはっきりした人も多くなるこのグループ。コバヒロだったり、中庭君だったり羽生君だったりが出てくると、前日のSPの6分間練習では印象の強かった中村君も、この日はさほど目立って見えず。まあ、衣装の紅生姜を髣髴とさせるピンク&ヒラヒラな感じは気になりましたが(笑)
ちなみにこの6分間練習で、ジュニアの2人、羽生君と中村君は1回ずつトリプルアクセル成功していました!羽生君の成功時には会場が沸いていました。前日もそうでしたが、羽生君に関しては、どうしても会場が見守りモードに入ってしまうようです(笑)まだ14歳ですしね。


このグループの最初の滑走は中村君。ピンクのひらひら衣装で『パイレーツ・オブ・カリビアン』。海賊ってピンクなのかな。SPのミッションの方が似合っていた気がします。でもやっぱり動きのきれいな選手だなーと。アクセルはシングルでした。
続いて羽生君。最初のジャンプはミスが続きましたね。アクセル抜けて(このグループのジュニア2人は揃って抜けちゃいましたね)フリップお手つき、ルッツで転倒。やっぱり緊張しているのかなと思っていたのですが、後半に大分持ち直してきました。年齢と、ジュニアより30秒長いPGという事を考えると、なかなかの健闘ではないかと。
終盤のステップを気力でやりきる姿に、ゆづはやっぱり恐ろしい子!と改めて思いました。
続いてコバヒロ。やっぱりよく踊るコバヒロ。中村君のときも気になったのですが、彼にも野太い声援が飛んでいました。この野太い声援は、おそらく神宮のリンクで練習している選手(彼は所属は新横浜ですが、コーチに樋口さんの名前もあるので、神宮でも練習しているはず)に主に向けられている様子。なんだ?神宮はこの長野まで、応援団ご一行様でも来てるのか?とひそかに思っていたのですが、そういえばシンクロチームがいましたね。神宮Ice Messengersの面々が野太い声援を送っているんだ。多分そうだ。そんな事にようやく気がついたのでした。演技とは余り関係ない話になってしまいましたが(笑)
中庭君は、きれいな3Tからのコンビネーションでスタート。って、中庭君が3Tからってorzやっぱり体調がよくないのだなーと思いつつ、彼の演技が好きなだけに、その事がどうにも悔しくなってしまう、そんな4分半でしたorz
小田嶋君は、音楽が鳴ったとたんに「おや」と。曲は真央ちゃんがEXで使っているのと同じタンゴでした。女性をホールドしているような振り付けがあったり、真央ちゃんのよりもタンゴっぽさを意識しているような振付で、解釈も色々だなと思えて面白かったです。でも、前日の様な見事なジャンプは決まらず。ちょっと女性に振り回されて疲れてしまった風味のタンゴになっていました。
そして大上君。ピンクのひらひら衣装で『パイレーツ・オブ・カリビアン』。海賊ってピンクなのかな。・・・って、さっきも書いたような(笑)使う曲が被ることはよくありますが、衣装までカブるとは。しかもピンクで被るとは(笑)私はこの映画見ていないのですが、やっぱりピンクなんですか?
演技は、ジャンプのミスはありましたが、最後までスピードを落とさず滑りきったなと。この大会は、大上君の頑張りがすごく印象的だった大会でもありました。衣装的にも例年よりがんばっていた気がしましたよ(笑)


そんなあたりで、残すは最終グループだけなのですが、書き終わらないので本日はこれまで。非常に無念ですorz