全日本選手権観戦記。その4。

今日は成人式かー。そうか、小塚君が新成人かー。あの、モンチッチみたいだった子がねー。最近では何気にイケメン待遇だったりするしねー。と、おばさん的感慨にふけるえむぞうです。コンバンハ。


そんな書き出しとは関係なく、全日本観戦記ですよ。
シンクロの次は女子SPです。という事で、会場に人が増えてきましたよ。

第1グループ

前日の男子のSPを見ていても、結構コンビネーションがサルコウ+トゥとかトゥ+トゥみたいな、割と難易度の低いジャンプのコンビネーションを多く見ていました。やっぱり上位の選手がやっているルッツやフリップからのコンビネーションって、難しいのだなーと実感しましたね。女子はトップに近いところの選手でも、割とトゥやサルコウからのコンビネーションの人もいるのですがね。女子でSPからフリップやルッツのコンビネーションを入れるというのは、本当に高いレベルの選手なんだな、やっぱり全日本の最終グループに入るような選手って凄いんだなと前日の観戦で思っていたのですよ。


そんなわけで、第1グループにいきなりフリップを跳ぶ子がいて驚きました。おお!フリップ跳んでるよ!と思ってよく見たら北村あっこちゃんでしたが。ジュニアの頃はかなり活躍した選手ですね。しかしこの2シーズンばかり怪我で苦しんでいたのですよ。確か2シーズンぶりの全日本出場だったかと。ここまで戻って来てくれた事が嬉しかったのですが、結果は残念ながらSP落ちでした。持っている技術は本来高いものであるだけに、切ないものがありました。


素敵だなと思ったのが岩城さん。柴田君と同じ川越コーチと、美姫ちゃんのジャンプを見ている門奈コーチがついていました。音楽は川井郁子さんの『水百景』。流麗なヴァイオリンの曲を、しなやかな演技で表現していました。特にスピンが素敵で、私が「音楽に合っていて素敵〜」と思っていると、リンクサイドで川越コーチが嬉しそうに拍手していました(笑)このPGはコーチ的にスピンがポイントなのか、他のスピンのところでも熱心に拍手しているのが何か面白かったです。

第2グループ

このグループに村主さん登場。6分間練習で彼女が出てきたのを見たとき、スケートというのは奥の深いものよのう、と思ったのでした。いきなり何って感じですが。ただバックで滑っているのでも、トップレベルといわれる選手は足捌きとか姿勢とか、何かが違うのですね。洗練されているというか。ジャンプやスピンだけでなく、基本の滑る動作ひとつでも、磨く事って沢山あるのだなと。


このグループは3番滑走の望月さんから、TVカメラが仕事をしだしました。一番最初に、スケートファンには御馴染みの淀さんが滑っていたんですけどー。彼女も撮っておいて欲しかったな。リリカルな感じで素敵な『ピアノレッスン』でしたよ。
ここからカメラがお仕事しはじめた望月さんは、スプリットポジションのスパイラルがゴージャスで惚れ惚れ。ジャンプのミスはありましたが、表現力で魅せてくれました。彼女もとっても素敵でしたー。
村主さんは6分間練習の際に、ルッツに不安があったようなのですよ。最初に試してみてパンクしてしまい、モロゾフのところへ行って何やら言われてから、何度か試してようやく成功させていました。その不安そうだったルッツのコンビネーションが本番ではしっかり入り(フルッツですが)、やっぱり本番では決めるのねと思っていたら、フリップで転倒してしまったのですね。6分間練習の様子からしたら、本当に思いがけない転倒でした。こういうのがマモノがいるってやつなのかなとか思ったりしたのでした。
舞ちゃんに関しては、長い目で見つつ応援していこうと。少しずつでも復調してくれると信じています。


続きはまた後日。