ミハルちゃん。

チェコMichal BREZINA選手の事を、実は以前から「ミハルちゃん」と呼びたいと思っているえむぞうです。コンバンハ。
でもこう呼ぶと、なんかファンみたいなので、ずっと「ブレジナ」としているのですがね。
男子でミハルちゃん。かわいいじゃないですか。


ミハルちゃんといえば、高校の頃、数学のテストでいつもトップだった美春(よしはる)君と言う人がいたのですよ。男子ね。
1年の1学期のテストからずっとトップだったのですが、最初は皆名前だけ把握しているのですよね。夏休み近くなると、美春君が歩いているとその周辺から「え!?あれが!?」「女じゃなかったの!?」という声が聞こえて、見ていて不憫に思った、そんな思い出があったりします。どうでもいい事ですねw
私は1学期の早々に、美春君が男子だという事を把握していましたがね。美春君のクラス担任の机の上にあった、顔写真入りの名簿をチェックしていたので(なにやってるんだ・・・)。
いえね。入試のときに、すーごい好み、好みが服着て歩いているような男の子を見かけましてね(入試の最中に何を見ているんだ)。入学後、その男の子も同じ学校に進学していたので、名前を知りたくてクラス名簿でチェックしたのですよ(ぉぃ)
で、その私が名前を知りたかった男の子と美春ちゃんが仲がよくて、よく一緒にいるのを見かけていたのですね。まさかあの子が数学1番の!とびっくりしました。


私の友人にも、2年で同じクラスで彼の前の席になって、名簿だけ見て「後ろの席は女の子かー」と思い込んでいた(うちの学校は男女混合名簿でした)という人がいました。更に当初は美春君が俯いていたのでますます性別が分からず「ショートカットの子なんだ」と思っていたところ、出欠を取る段になって後ろから低い声が聞こえてきてえらく驚いたという話でした。後で「すっかり騙されたよ!」などと私に言っていたのですが、彼は騙すつもりはなかったでしょうね。


中でも美春君に対して失礼を極めたと思うのは、友人A。校舎入り口付近のラウンジに響き渡る大声で、本人の背後に向かって「えー!あれがミハルちゃん!?ミハルちゃんて女の子じゃなかったのー!?」と思いっきり叫んでました。
そのAが後に、何故か美春君に惚れたのだから世の中って不思議です。
高校生くらいの女子の集団と言うものは、仲間内の誰かの好きな相手や彼氏の事を徹底的に茶化す習性がありますので、美春君もAの想い人にされてからというもの徹底的に茶化されていましたねー。まあ内輪でですけど。勝手なあだ名とかつけられたし。
何にしても秘かに不憫な美春君でした。


ちなみに、美春君はニルヴァーナのファンだったようで、カート・コバーンが猟銃自殺をしたときには(トシがばれるな・・・)日直日誌の今日の一言に「カート・コバーンは死んだ」と書き殴って、担任から「わけの分からないことを書くな」とコメントを貰っていました。
前出の彼の前の席になった友人とそういったやりとりを読んで笑い、その後友人が日直になった際には美春君のページを皆でチェックしていたのは今だから言える話。


Michal BREZINAの名前を見るたびにそんな事を思い出すのでした。