読みかけ感想文。

皿洗いをしている20分は長いのに、ニコ動見ている20分は何故疾風のように過ぎていくのだろうと思うえむぞうです。コンバンハ。


少し前に、ダイアリーに書くことも文章も浮かばない時期があったのですが、意外にも本を読むと程よく頭が働いて文を書く気力も沸いてくるという事に気付きました。
そんなわけで、その時読んでいた本を読了した後すぐに、とりあえず何でもいいから文章を・・・と家の本棚を物色。うかうかしているとすぐに膨張する母の蔵書wの中からこれを選択しました。

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

やはり、頭の回転向上のために読むにしても、あまり上手くない翻訳とか、読みにくい日本語とかではかえって疲れてしまうので、作家ものがいいだろう、と。
文章を読めればいいから、あまり内容は問わないし(ぉぃ
この作者にしてはあまり長くなさそうだし〜、と、軽い気持ちで。


しかし、いざ読んでみるとものすごい重い話でした_| ̄|○


太平洋戦争の最中、アメリカに暮らしていた日系人の話なのですが。
いきなり最初から、軍キャンプでの日系人への虐待のシーンから始まるんだもんよ。
なんかアブグレイブ刑務所の捕虜に対する虐待事件を思い出しましたよ。あんまりやる事変わらないのね・・・とげんなり。
その辺はまだ序の口で、その後も次々と、開いた口がふさがらなくなるような展開が。これが実際にあった事だというのに更にげんなりしましたよ。いや、これ読んで今更げんなりしている私も不勉強なのですがね。
主人公もどんどん追い詰められていってます。まだ読み途中ですが。
私がこれを読んでいる事に気づいた母が言いましたよ。


「なんでそんな救いようのない話読んでるの?」


いや、そうとは知らなかったもので。
大体、アナタの本じゃないですか。


ところで、そろそろ上巻を読み終わるのですが、何気なく最後の方のページを見て愕然としました。そこにはこう書かれていたのです。


中巻に続く


えええーー。
上下巻だと思ってたのに!!


びっくりして本棚に確認に走ると、下巻のとなりにカバーのかけられた中巻が鎮座しておりました。
カバーかかってるから分からなかった_| ̄|○


というわけで、軽い気持ちで手にとった本が色々な意味で軽くなくて困惑していますよというお話でした。
読破できるのでしょうかね・・・。