徒然なるままに愚痴。

この時期になると配信されてくる、「父の日」商戦をあてこんだメルマガにイラッとするえむぞうです。
父いないし。死んでるし。
酒乱だったし。DVだったし。離婚したし。お墓がどこにあるか知らないし。ていうか、お墓があるのかも知らないし。
おまけに死んだら死んだで、発見されるのが遅くて遺体が傷んでて、住んでいた部屋の消毒とか消臭とか必要な事態になっていたし。
その業者はウチで手配して費用も全額勿論もって、敷金礼金*1も勿論そちらでお納めくださいとしたのに、数ヵ月後に不動産屋からリフォーム代数十万円の請求をされると言うオマケつき。しかもその不動産屋は同時に、保証人になっていた広島の親戚にも同額請求していたと言うから呆れた話ですよ。
広島の親戚は、保証人は血縁の人がいいと言われたからと父に頼まれて保証人になったのだけど、業者の手配とかは近くに住んでいる方が便利だからと、うちで引き受けて費用ももったわけなのですがね。それを不動産屋は、仲が険悪なのだと思ったらしく、両方に請求してもバレないと思ってやらかしたみたいですね。こちらにはご丁寧に、払わないと保証人の方に請求するぞ、都合が悪い事があるんだろ?みたいなソフトな脅し付きでしたよ。まあここは父のせいではないですけどね。いや、タチの悪い所と契約した父のせいと言ってもいいか。


まあこういう事って、よくある事なのでしょうね。しないで済むなら、誰だって経験したくない事ですが。
父親がDV男だとか、食事時に顔の横をビール瓶がかすめていくとか(かなり小さいの頃の数回だけですけどね)、ひどい経験だけど、そういう経験をした事のある人なんてごまんといるでしょう。
今は、自分の経験はいい経験ではないけど珍しいことではないと思う方が落ち着きますね。


ただ以前、ちょっとカウンセリングというものを受けたことがあるのですが。
そのときのカウンセラーというか臨床心理士の人は、私の過去の嫌な経験(父の事ではなかった。このときは)について、グループワークもどきの手法で強引に、私のした嫌な経験はよくある事で拘る事じゃないと納得させようとしたのですね。
でも、その当時の私は、よくある事とか、こういう嫌な思いをしたのは自分1人じゃないと思う事よりも、自分がした嫌な経験を整理して受け止めなおすことが必要な時だったと思うのですね。今となっては。
あなただけじゃないというのが、あの時はかけるべき適切な言葉ではなかったのでしょう。
今だったらそんなに嫌な気はしないです。
言葉と言うのは難しいですね。同じ様な言葉でも、相手やタイミングによって意味が全く違ってしまいます。
だから母の日商戦や父の日商戦というのは、時として乱暴なものになってしまうわけですよ。


けっきょく、どんな時も誰にも嫌な思いをさせない魔法の言葉なんてものはないのでしょうね。
あるとしたら、その人の好きなものや人や猫の名前とか、それくらいでしょうか。
というわけでここから先は、また好きなものとか人とかの話題になりますよ。そのつもり。その予定。

*1:礼金は普通返ってこないですね。間違えた・・・。