世界ジュニアペアと男子

スケートにハマってから3年半ほどになるでしょうか。最近になって、私はスケートに伸びとスピードのある選手が好きなのかもしれないと思うえむぞうです。コンバンハ。
例えばコストナー。と、母に言ったら「ああ、イタリアのスポーツカー*1ね」と返されました。あとチャーリーとか。と言ったら「あれはアメリカのスピード違反」と返されました(・∀・;)


さて、HDDの整理のため、日々ヒマをを見つけては鑑賞に勤しんでいる世界ジュニア。ペアと男子まで見終わりました。
実はペアは、ジュニアでは一番見るのがしんどい種目だったりします(^^;)
大技が多いだけに、ミスが多いし、ジュニアだとどうしても技と技のつなぎがスムーズにならず、プログラムとして全体を見せられる組が少ない気がするのですね。
しかしそんな中でもやっぱり、ロシアのペアは完成度が高いですね。男女それぞれの所作が綺麗な上にユニゾンがいいので見応えがあります。
特によかったのが、銀メダルを取った組。覚えにくい名前の組(笑)ペアスピンの際の女性のポジションが、多彩ながらも流れがあってきれいでした。特にSPがよくて、演技が終わった後「よかったなあ〜」と思っていたらば、実況・解説陣も口々に「素敵でしたねぇ」「素敵ですよねぇ」と言っておられました(笑)あれで、ペアを組んで1年、国際大会はこれが初出場とか言うから驚きです。この組、フリーがアバメドレーだったのですが、何で世界選手権(@スウェーデン)に出た選手がどこもアバ使ってなかったのに・・・と、ちょっと可笑しかったです。ま、どうでもいいですけどね(笑)


で、ペアは1組だけ触れただけで、男子の方のお話(笑)こっちはサクサク見終わりましたよ。時間は同じ3時間なのにね。何故でしょうね。
解説は杉田さんで、厳しかったですw
特に佐々木君に対して。普段はなにげに日本人贔屓なのに、厳しい厳しい。手を使ったりして音楽を表現しようとしているけど、そもそもの姿勢がよくないとか。まあ主にそういったことを(^^;)でもそうは言われても、私はやっぱり佐々木君好きですけどね。あの速いスケートがね(速けりゃいいのかw)
SPは佐々木君の次に放送された、フランスのフローレン・アモディオが、結構好きでした。身のこなしがきれいで、ステップがなかなか見ていて楽しかったです。フリーでは音楽のつなぎの唐突さに玄米茶噴きましたが。
他に気に入ったのは・・・実はあまり認めたくないのですが、アメリカのトミー・スティーンバーグが好きです。実は全米で見たときから。彼は容姿がちょっとモサめなので、あまり好きだと認めたくないのですがねw音楽表現がいいと思うのですよ。どこか洗練されきっていないところも感じるのですが(やや姿勢が悪いのか?)、それでもバレエジャンプとかきれいではっとさせられるのですよ。遠目だけで見ておきたい(こら)
リッポンのSPは、ステップの部分が何かパラパラ漫画を見ているみたいだなーと思いました(こら)。フリーではそうは思わなかったのですが。曲のせいですかね。そしてフリーは顔を撫ですぎだと思いました。振付のせいですかね。でしょうね。モロゾフの振付はなんであんなに顔撫でるのでしょうかね。本人がアイスダンス出身だから、パートナーと手を繋がない場合の手の置き所に困って顔撫でが増えるのでしょうかね。まさかね。
ボロデュリンは、いかにもロシアンスケーターな外見(でもややがっちりしてますね)に似合わず、ヴォロノフを思い起こさせるようなオラオラ感を演技から感じて面白かったです(笑)でもこういうタイプって、ファイトがあるからシニア上がっても結構上がっていくかもなーとも思います。
今大会一番応援していた無良君については・・・ジャンプアップするための低迷だと・・・思いたい。しかし杉田さん、無良君は多分、前髪伸ばして眉毛のあざを隠しているのだと思いますよ。あと、怪我の影響と言うのは、やはり見る人が見ると分かるものなのですねえ。
ところで、表彰台に上がった3人の内2人はPGにトリプルアクセル入れてませんでしたね。1位と3位の選手です。なんかシニアの世界選手権の伏線のように、今となっては思えます。その点について、解説の杉田さん*2も、この2人の総合力の高さを評価していて、彼らがメダルを貰うことに関して疑問は持っていなさそうに感じました。改めて、今の採点方が目指す方向性ってそういう事なのだなーと思ったのでした。残念だったね、ジュベール。
素人かつニワカな私の思うところとしては、時にはビッグジャンプが得意な選手が持ち味を最大限に活かして勝ち、時にはスピンやステップで評価の高い選手が持ち味を最大限に活かして勝つ、どちらもアリな方が、面白くていいなーと思います。
しかし、つい最近までシニアの世界選手権を見ていたわけで。その印象がまだ鮮明な状態でジュニアを見ると、やはりジュニアとシニアの間にあるらしい見えない壁の存在を感じますね。力強さとか、スケーティングの質とか、表現力とか、体の使い方とか、個性とか、そういう諸々まだ発展途上という事なのでしょうね。
そんなわけで、ジュニア男子の口直しに、と世界選手権のシニアを続けてみてみたら、皆さん濃いのであっという間にオナカいっぱいになりましたよ(笑)
ジュニアの彼らも、着々と濃くなっていってくれと願うばかりですw

*1:by杉田さん

*2:ジャッジのえらい人的な立場の人なのです