おうちで楽しむ世界選手権。4日目。

全競技終了したというのに、懲りずに期間中の日々の記録をぽちぽち綴るえむぞうです。コンバンハ。
自分で後で読んで楽しむためなのですよ。


3月21日の記録です。


美姫ちゃんの棄権で、半泣きで床についたものの、そうそうカンタンに寝付けるわけもなく。
フト時計を見ると、そろそろ競技終わったかなー、という時間。携帯で某所をチェックすると、真央ちゃんがどうやら3A失敗しつつも暫定1位で友加里ちゃんが滑り始めるところらしい。そのあたりでリロードすると、次に目に飛び込んできたのは、3Aおりた!の文字。いてもたってもいられなくなり、再びTVをつけて生中継視聴。この日の友加里ちゃんはとても動きがよく、ジャンプを失敗する気配が感じられませんでした。ひとつジャンプを成功させるたびに、見ている方の気持ちも高揚していきます。
そして最後、得意のスピンをする友加里ちゃんの、その向こうに見える客席で、次々とお客さんが立ち上がっていきます。スタオベですよ!フィニッシュと共に大歓声!私もTVの前でガッツポーズしました(笑)客席に手を振りながらリンクを上がる友加里ちゃんが、会場のお客さんから本当に祝福されているのが画面越しでも伝わってきて、じーんときましたよ。客席の日本人の方が涙を拭っている姿も映されましたが、気持ち分かります。今季の友加里ちゃんのがんばりを、スケートファンは皆見つめてきていますからね。大きな舞台で、最終滑走で、素晴らしい演技が出来て、海外のお客さんにもこれだけ賞賛されてて、本当によかった。
結果は、結局表彰台には届かなかったのですが、点数が出た時の友加里ちゃんは笑顔でした。彼女は結構、思ったような演技ができなかった時とか、思ったように点が出ないときはコワイ顔するのですよ。そのゴルゴな友加里ちゃんもまた、なかなかクセになるのですが(笑)やっぱり笑顔に勝るものはないですね。シーズン最後に笑顔が見れて、本当によかった。


朝はそれでよかったのですが、昼間はまた、フトしたはずみで美姫ちゃんの事を思い出すと涙が出てきたり・・・そんな感じで過ごしてしまったのでした。


この日のお昼の放送は、オリジナルダンス
まったくもって予想通りですが、キャラ立ちしていた最終前グループの演技は殆どナシで、上位のみの放送でした。ま、時間も短かったですし、放送してくれるだけでありがたいと思っておきます。
この放送の、一番の見所。それは、シングル出身(世界選手権の銅メダル2回)なのにアイスダンスの解説をさせられていた本田君(ノ∀`)
シングルの解説の時は、短い言葉で的確な指摘の、なかなかな良解説なわけですが、全く専門外のアイスダンスの解説は苦しいものがあるでしょう。実際「二人の動きが揃っていますね」の連呼になってしまっていました(笑)そして、男子シングルの解説の時と違って、ずーっと褒めモードでした。そりゃ、専門外ですから下手にここがいかん、あれがよくないとか言ってられませんものね。明日のフリーダンスも解説させられていたら、心の底からねぎらっておこうと思いましたよ。このブログでですが。
で、番組最後にこの日の夜放送のある、女子シングルの告知が。この告知VTRが、シオバラの妄言で彩られて非常にしょっぱくていたたまれませんでした_| ̄|○聞きたくないからJスポにしていたのに。あんな事言ってたのか・・・と呆れると同時に、やっぱり昨日はJスポにしておいてよかったと、心の底から思いました。同時に、夜の放送も見ない事も決定したのでした。


さて、女子の地上波放送はスルーして、この日は現地では男子のSPです。いよいよです。ジョニーの出番です。
例によって夕食の時間にカブるので、ストリーミングで途中から見ました。私が見れたのは、ジェレミー君の演技の途中からでした。お次はキャリエール。よかったー。出てきたー。公式練習の一番最初に、転倒してボードにぶつかってすぐに練習から上がってしまったという話を聞いていて、どうなる事やらと思っていたのですよ。でもあまり動きはよくないような。印象的だったのがダビドフ。3A高いよ!素晴らしいよ!ノーミスだよ!音楽暗いけど気分は高揚しますよ!久しぶりにノーミスが見れた気がしますよ!NHK杯でお隣だった、ダビドフファンの方もきっと喜んでいる事でしょう。
そして遂にきた、トマシュ。個人的に優勝候補の1人ですよ*1。でも同時に大自爆候補の1人でもあったりしますが。ああ、心臓が口から出そうです。トマシュの次の次がジョニーですよ。で、トマシュは、あっさり鮮やかにノーミス。彼の良さを存分に見せ付けるいい演技でした。会場を沸かせます。80点越えるかと思いましたが、わずかに届かず。でも2位と10点差をつけて、暫定1位でした。
続いてランビ。大会前に出ていたいくつかのインタビューを読んで、弱気な事は言っていなかったけれど、何かテンパってる?あまりよくない状態?と思っていたのですが、予感が当っていたみたいです。トリプルアクセルで失敗するのはそう珍しい事ではないのですが(ぉぃ)なんだかスケートが滑っていません。どうしちゃったのでしょう。でも、4回転お手つきしても強引に3Tつけるのはすごいです(ダウングレードだったみたいですが)。コンビネーションがあまり得意じゃなさそうな選手のファンなので、そのコンボ能力が眩しい(笑)そんなわけで、得点は僅差ですがトマシュの下。まあそうでしょうね。
いよいよジョニーです。ああ、緊張する・・・見るのが怖い・・・モニターの前から逃げ出したい・・・でも逃げ出しても、どうせどうなったか気になってしまうはず。今だけ、自分がジョニーのファンであることを忘れられたらいいのに・・・。と、ジョニーがスタート位置につくわずかな間でもそんな事をぐるぐるぐるぐる思っていました。でも音楽が始まって、最初のポーズの、両腕で自分の顔を抱えて目を閉じた顔がえらく清廉できれいだったので、ちょっと気持ちが落ち着きました。滑り出すとスケートもなめらかで、失敗しそうな気配がしませんでした。ああ、大丈夫。そう思ったとおりに、ジャンプもスピンもステップもすべて完璧でした。小さいモニターで、画像のよくない映像で見ていたにも関わらず、涙が出てきました。考えてみたら、美姫ちゃんの棄権を見てから、この日は心の半分が死にかけていたような状態だったのです。ちょっとスケートを見るのが怖くなっていたというか。それが、ジョニーのいい演技を見て息を吹き返したのでした。深夜に「よかったー。よかったー」と言いつつ1人泣いていたら、主さまが心配して起きてきてしまいました(ノ∀`)ここまでで順位は1位。シーズンベストです。ほんとによかった。


6分間練習をはさんで、いよいよ最終組。まずはジェフです。ジョニーが終わって大分心が軽くなったし、このSP『アディオス・ノニーノ』は大好きなPGなので、ただただジェフ君の演技を楽しみましょう。そう思ってみていたら、なんと完璧な演技。演技終了と共に、モニターの前でスタオベしかけましたよ(笑)得点も、82点と高得点。ジョニーを抜いて1位も納得の演技でした。
続いて大ちゃん。大ちゃんの演技はすぽるとで生中継しているようなので、TVをつけます。あまり公式練習で調子がいいという話もきかないし、これだけ期待がかけられると、逆に上手くいかなかったりするんだよなー、とハラハラしつつ見ていると、最初のコンビネーションはなんとか。ああ、でもやっぱりトリプルアクセルで手をついた・・・。それでもステップは頑張っていました。まあ、これなら3位は行くでしょう、と思っていたらやっぱり3位でした。
続いてジュベール。大物が続きますね。しかし痩せたなあ。最初の4+3は素晴らしい!ジュベールのジャンプは美しいって言うかかっこいい。3Aもきめて、最後のジャンプ!ルッツで転倒・・・ああああああ。オマエはどこのホンダタケシだ・・・_| ̄|○いやでも、その後のステップが素晴らしい。昨年のワールドで、公式練習でジュベールのステップに圧倒されたのですよ。大ちゃんやジェフとはまた違う、ヨーロッパの高級車みたいな重厚感とスピードがあってですね・・・。でもコンペではなかなか見れなかったのですよ。それに近いものが、やっとここで見れました!ていうか、このPGすごくいいですね。と、はじめて思いました。採点待ちの時は、何故かトマシュと仲良く交信しあっていました。意外に気のいい兄ちゃんだ。美形のくせに。しかし、点数が出ると表情が凍りつきます。ていうか、私も凍った。なに、ディダクション2って。1つは転倒だけど、もう1つは?タイムオーバー?そんなに遅れていたようには見えなかったけど・・・。混乱したまま、次の選手です。
お次はパトちゃん。ところが、このあたりからストリーミングの調子がすこぶる悪くなり、動いたり止まったりしているうちに演技は終わり、そして何故かトマシュとコストナーのラブラブ*2ツーショットで画面が止まってしまいました・・・。というわけで、諦めて画面を切って、結果だけ追ったのでした。小塚君、がんばったじゃないですか!


てところで、男子SP終了。この後フリーダンスも見たわけですが、そこはまた後ほど。

*1:別にそう思っているのは私だけではなかったと思いますが。

*2:でもただの友達らしいですよ。トマシュはチェコに彼女がいるとか。ランビよりはいいと思うのですがねー、コストナーに。