またもスケート本のお話。

麦茶を作ろうと思い、袋を見てみたら、入れる麦の量が「コップ1杯分」と書いてありました。大きさの異なるコップを見て「どのコップ1杯分?」としばし悩んだえむぞうです。コンバンハ。


さて昨日は、長時間電車に乗らなければならない用事があったのですよ。
その長時間のお供に、図書館で借りた本を持っていったわけです。一昨日触れた本は、適当な大きさのブックカバーがなかったので、一緒に借りた別のスケート本をもって行きました。
これです↓

なんかこのタイトルはどうなのよ、と若干思ったのですが、内容はなかなか面白かったです。
特にコーチの現役時代のお話が。1950年代〜60年代の話。TVも普及していなくて、なかなか海外のトップスケーターの演技なんて見れなかった頃、若かりし信夫コーチのコーチ(ややこしいw)の方々が手探りでスケートを教えていた様子とか、海外の競技会に行って、他の国の選手を見て「ああ、教わった事は間違ってないんだな」と思ったとか、そんな話が妙に面白く興味深い。そんな、手探り状態の日本のスケートにおいて、ある米兵がちょっと関わってくるのですが、その人が信夫コーチの現役生活の最後の最後で再登場とか、話がよく出来すぎていて何故かちょっと感動したりしましたw
そして1960年代でも解説をしているディック・バットンにはつい「またオマエか」と言いたくなりましたww


更に、私は常々久美子コーチってかなり面白い人なんじゃないかと思っていたのですが、やっぱり面白いんだなと確信に至りました(笑)突然踊るとか、郵便屋さんをびっくりさせた話とか。想像以上でした。


60超えても20代のスケーターにリフトを実地で教えるロシアの名コーチ、タマラさんもさらっと登場。ツイストリフトのキャッチの仕方を教えるためにバレエのバーに上ってスミルノフの前に飛び降りた@2006年の話にもびっくりしましたが、2003年にはサンクトの毛皮屋さんで逆立ちしたりアクセルを跳んでいたのだとか。すごい。これを読んでますますタマラコーチのファンになりました(笑)


というわけで、電車移動の行きかえりで読破してしまったのでした。面白いですよ。