最近買った漫画

Zero (10) (花とゆめCOMICS (2845))

Zero (10) (花とゆめCOMICS (2845))

Zero (11) (花とゆめCOMICS (2846))

Zero (11) (花とゆめCOMICS (2846))

待って待って、やっと出た『ZERO』最終巻2冊セット。
予想通り、大幅に加筆修正されて、最早雑誌掲載時とは別モノでした。別モノというか、雑誌掲載されたものはプロットだったんじゃ・・・という勢い(笑)11巻とか、雑誌と同じシーンは数えるほどしかない(笑)
まあ、これでこそやまざき貴子、という気もしますが。
彼女は画面の端に小ネタを散りばめておいて、それを後で拾い集めてつなげていくようなところがあるのですが、雑誌掲載時はそのどれもが功をなさずばっらんばっっらんのまま終わっていました。それがまあ、コミックスではある程度つながったかな、と。全部ではないですが。
雑誌を読んでいて、一番釈然としなかったのはゲオが片腕を失った事なのです。こう言う事にこの作者は絶対必然性を持たせるはず、と思っていたので。これもコミックスを読んで納得。実は一番の泣かせどころだったのではないですか(^^;)
連載時から、まともに収拾がつく事はほとんど期待していませんでしたが、このゲオが片腕を失った部分だけでも腑に落ちるようになっていた点だけでも私は満足です。ここに、この『ZERO』の中で私が一番好きだった、ゲオと伐の、そして友也と千堂知哉の絆が集約されていると思ったので。