迷惑電話撃退・・・法?

先日、迷惑なテレアポのお話を書いていたり、日参している教官さんのところでもテレアポの話題があったりしたので、なんとなく本日は、かつて身の周りであった撃退成功例のお話などを。

  • 無言電話の場合。

これは、ワタクシが小学生くらいの頃のお話。
母の実家に遊びに行っていたときのこと。居間にて伯母と従兄弟たちとおやつを食べていると、電話が鳴りました。


「もしもし?」


と、電話に出たのは伯母。しかし、相手は何も喋りません。
無言電話と確信した伯母は、そこにいた子供たちに、さも楽しそうに


「無言電話だ!何も喋らないよ!」


と声をかけました。
どんな事でも面白がれるお年頃のお子様たちは大喜び。何が嬉しいのか
「無言電話〜?アタシも出たいーヽ(゚∀゚)ノ」
「オレも〜!!ヽ(゚∀゚)ノ」
「アタシにも替わって〜!ヽ(゚∀゚)ノ」
と色めきたち、次々に電話口に出ては「もしもーーし」「ダレですかあ〜?」と声をかけて「ホントに喋らないよ!(*゚∀゚*)」と嬉しそうに報告しながら次に替わる、ということを繰り返しました。
そして一通り子供たちに受話器が回り終わると、伯母は受話器を受け取り
「まだ喋らない?がんばるねえ〜( ´∀`)」
と、優しく子供たちに語り掛けました。そして


「そうだ、どうせだからオンフックにしちゃおうか!」


そう言うとオンフックのボタンを押したのですが、その瞬間電話はぷつりと切れたのでした。


分かっててやってるとしたら、相当なものですな、伯母さん・・・。

これはワタシが大学生の時。
休日の昼下がり、電話が鳴り、父が出ました。


「はい・・・はい。ちょっと待ってください」


そう言って、ぴっ。とボタンを押すと、受話器を置きました。
このとき、普通は保留のボタンを押しますよね。でもこのとき、通常保留ボタンを押したら流れる保留音が流れなかったのです。
隣の部屋でその様子を聞いていたワタシは「ああ、これは保留ボタンと間違えて、すぐ近くにあるオンフックのボタンを押したな・・・」と思っておりました。
すると、父がワタシに声をかけました。


「えむぞう、遠藤さんて人から電話だぞ」


友人にはいない名前です。更に、友人からは大抵携帯のほうに掛かってくるので、これは明らかにテレアポです。というわけで


「そんな人知らない」


と、答えました。すると父はちょっとムッとしたようで


「知らない事ないだろ、だってえむぞうさんいますかって言ったぞ!」


と声を荒げました。


「だって知らないもん、きっとテレアポだよ」


「とにかく、オレは居ますって言ったんだから!いいからさっさと出ろよ!」


と、怒鳴られたので、ようやくワタシは電話の方へ行きました。
見ると、やはり思ったとおり。オンフックのボタンが点灯しています。
電話かけてきた人、今のまる聞こえだっただろうなー、と、ちょっと愉快な気持ちで受話器を取りました。


「もしもし?」


テレアポ「あ・・・あの、英会話の教室のご案内なんですけど、興味・・・ないですよね?」


「はい、ないです」


テレアポ「そ・・・そうですよね。失礼しました!」


即効で切れました(笑)
それにしても、ワタシと父の会話が聞こえる間中、一言も言葉を発さずに待っていたのかと思うと、ちょっと可哀想にも思えたり。


結論。
オンフックは使える・・・かも?