今更バンクーバー五輪振り返り。女子SP編
旬な話題(?)の合間に懲りずに五輪の話題をつっこむえむぞうですよ。コンバンハ。
もうシーズンも変わったというのにねえ(7/1から2010-2011シーズンスタートです。あけおめ)。
さて、今回は女子シングル。
実際に競技が開催された順にいこうかと思ったのですが、諸々放送に対する不快度とか、そういうのが低いのを最後に残しておこうと気が変わりました。好きなものを最後に残しておく一人っ子気質と言ってもいいです。まあそんな事言いつつ最近の実際の我が家の食卓は、仁義なき戦いが地味に繰り広げられているのですがね。ちなみに、奪い合いの対象は、一部の魚の皮とか血合い部分ですw
さてSP。エントリーは30人で、その内フリーに進めるのが24人です。
なるべく短くさっくりいきたいですね。
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当ダイアリー内の予習エントリーはこっち。
グループ1
世界ランキングが、出場選手の中で低い選手が集められているのがこのグループ。ただ、世界ランキングが低いのは試合出場回数が少ないからという場合もあるので、最初の方のグループがレベルが低いとかは一概に言えないものです。が。
滑走順はラフエンテ→レイトマイエロワ→ジーグラー→ユルキエヴィッチ→チェルツィー・リー。
ラフエンテは、ジャンプはほぼノーミス。ジャンプのすぐ後に振付を入れたりと、GOEやPCSでの評価を意識して工夫しているのかなと思ったりしました。ジャッジパネルを見ると、それほど効果があったわけではなさそうですが・・・。まあ、基本は結局スケーティング技術なのかなとか。
レイトマイエロワは、2Aでお手つき、サルコウがダブルに。ジャンプの失敗後、動きに焦りが出てきたように見えました。ただ、相変わらずスケートが素直で、ポジションがきれいでした。
ジーグラーは、3ルッツで転倒。このグループでルッツを入れてきたのは彼女だけですね。そしてアクセルがシングルになって、更に回転不足をとられていて、点数がついてない・・・。暗めの曲で、モダンな雰囲気の振付ですが、本人にやらされている感がないです。ジャンプの構成も、プログラムの最初に固めうちではなかったり、ルッツをいれてきたりと、チャレンジ精神ありそうなところが好感。
出てきたときは、扇情的な美女オーラを発揮していたユルキエヴィッチ。ユーロに出てこなかったのは、国内大会で負けたからだと。しかし実績を評価されて、五輪代表に選ばれたのだそうで。シングルサルコウ。ダブルトウループ。シングルアクセル・・・。要求されているジャンプを一つも跳べずに、FSに残る手段なんて・・・orz
6分間練習で、入念にステップシークエンスをチェックしていた姿が印象に残ったチェルツィー・リー。ジャンプを堅実に決めて、このグループ初の50点台越え。彼女は、点の取り方をしっかり研究していそうだなという印象。スケーティングも、これまでの選手とちょっと違って、氷に吸い付いているみたいでした。
グループ2
この辺から、GPシリーズでも見るような面々がぼちぼちと。
ヤン・リュウ→カラデミール→マカロワ→ミンジョン→マコーケルの順。
ミンジョンへの韓国応援団の声援を強調することで、テレビ的に目玉(?)らしい、日韓対決(笑)をアピールしているような。でも何気に、声援はカラデミールも負けていなかったように見えましたよ。彼女はトルコ代表だけど、カナダで練習していますからね。
衣装と壁が同化気味だったヤン・リュウ。ジャンプを全部決めた、ミスのない演技でした。品のあるしっとりとしたプログラムが似合っています。DIVA Davidの求めているものに誠実に取り組んでいる印象です。
トルコ代表でバザールイスタンブールなトゥーバちゃん。五輪ですなあ。似合いますなあ。スピンのポジションなんかでも、音楽の雰囲気が表現されてますなあ。ジャンプはシェーキーだったりしたけど、プログラムは素敵です。
リンクサイドからジョニーも応援しているマカロワ。かわいいのう。襟足の後れ毛がたまらんw3T3T成功してにこっと笑顔。かわゆい。ステップシークエンスはなんか熱いw要素を質よくやることに今は注力していて、音楽性はこれからという感じ。
ミンジョン。ほっそいなー。ルッツは見事なアウトエッジ。ビールマンのポジションもキューッと細くてすごい。ただ、関節は柔らかそうなのに、全体は少しカクカクした印象。足首や膝を、まだうまく使えてないのでしょうかね。姿勢がすごく悪いわけではないのに、いまいちきれいじゃないのも、スケーティング技術によるところかな。シーズンはじめは、まだジュニアGPに出ていた選手だから(マカロワもだけど。でも彼女はファイナリストだし)、その辺はこれからなのかもしれない。
マコーケル。ルッツ転倒、フリップダブル、コンビネーションなし・・・orz演技全体も、いつもの勢いがなく・・・そりゃそうか。まさかのSP落ち。辛いのう・・・。
グループ3
ここでミライちゃん登場。彼女は、怪我で昨季の成績がよくなかったのと、チャンピオンシップに出ていないので、世界ランキングが高くないのですね。
演技直前にコーチと話して笑っていたミライちゃん。よゆうー。と思っていたらば、やはりよい演技でした。いつものことですが、スパイラルもスピンも、いつも言ってるけど特にレイバックがきれいできれいで。
しかし、何らかのアクシデントで、フィニッシュ時に鼻に血がついていたわけですが、何も演技のフィニッシュポーズに合わせて「鼻血を出しながらのフィニッシュです!」とか叫ぶ必要はないだろう、実況アナ氏。選手にとっては、一生にそうそう巡ってこない大舞台での演技に、でかい声で「鼻血」とか被せるのは非常に無粋でイラッとしました。五輪放送は副音声で会場音とかできないから、あの不快な音声がずっと残ってしまうのですよ。
次。ピエマンと呼ばれているけどピーマンと呼びたいイザベルさんw何故衣装を変えたし。これではただのフィギュアスケートの衣装だ(←)装飾ほとんどなしで、ボディーラインがきれいに出て、ジップアップというのがセクシーでかっこよくてよかったのに。ジャンプは何とか入れたけど、25位でSP落ち。スピンのレベルとか取れなかったのが痛かったですかね。
何故かあまり演技の印象が残らない。ごめんなさいポスティック。ループでお手つき。他のジャンプは頑張ったけど、ステップシークエンスで躓いた?
いつもどこかムード歌謡の雰囲気をまとっているギマゼティノワ。ジャンプ構成が、トウループとサルコウなんだけど、彼女は本来はもう少しレベルの高い構成が出来るはず。しかし、やることをきちっとやってFS進出。ステップシークエンスはなんか迫力ありました。
続いてファヌフ。彼女の2Aはとてもきれいだと思うのです。3ルッツ2Tでオーバーターンながらも、3Tをしっかり決め、スピン、ステップシークエンス・・・って、ここでコケるかああーーー。勿体なーーーい。しかし後にそれほど影響を残さず、スピンをきちんとやりきりました。このプログラムは、足元はいいのだけど、手の動かし方がちょっと音楽の印象に比して力強くなってしまっていないかと、個人的には思います。
グループ4
美人揃いですなあ。いや、選手皆それぞれにかわいいですけど。
ゲデヴァニシヴィリ。3+3入ったー!ステップかっこいい!!いい演技でしたー!魅力爆発でしたー!やたーー!!!
続いてマイヤー。こちらは調子が良くなさそうで。2Aのステップアウト(回転不足)もさることながら、上半身の動きも、スケーティングも・・・。怪我切ない。
ブロンドも板についてきたグレボワ。3+3が入って、イイスタート!と思ったらサルコウがシングルに。あらら。
キーラコールと共に登場のコルピ。美人力のなせる業か。しかしほんとに美人だな。3ルッツで転倒、ループは大丈夫。2Aでオーバーターン。うーん。うーん。うーん・・・
ヘッケン。スタートのアップかわいいなあ。曲はロミジュリ。あら似合いそう。実況アナがディトルトをディルトと言うのが気になる。3T3Tはちょっと出来栄え的に微妙な感じ。あちゃーシングルサルコウ、2A。ここまでプロコフィエフ。つづくスピン2つとスパイラルの部分はニーノ・ロータで。ステップと最後の足換えコンビネーションスピンはチャイコフスキー。ロミジュリ詰め合わせでした。
グループ5
レピスト。冒頭の3T3Tは3T2Tに。しかしきれいなので問題なし。ジャッジスコア見ると、GOEのマイナスがほとんどない。最後のスピンでいくつかありますが。でも、スパイラルレベル3だったのね。彼女は、普通に片足で滑ってるところとか恐ろしくよどみないのに、スパイラルはイマイチ得意じゃなさそうなのが、なんでかなあと思ったり思わなかったり。
真央。ノーミスでしたねー。個人的には、3A2Tがちょっと気になる部分がなくもなかったのですが、問題なかったみたいで。ジャッジスコアを見ると、フリップの方にマイナスつけているジャッジがチラホラいますね。なんだろ。離氷時の癖?回転不足っぽく見えた?
で、その様子を見ても涼しい顔で余裕そうなユナ。演技もさらっと余裕でこなして、さっき真央ちゃんが出した高得点をあっさり超えたwなんというか、ボンドガールらしい余裕っぷりでした。
この後に滑るのやりにくいだろうなーと心配なあっこちゃん。フリップでお手付きをして、コンビネーションが付けられなかったものの、ループに2Tをつけて対応。このポジションでこの程度で持ちこたえられるのは、やはり国内戦でしょっちゅう熱狂の中で滑っている経験に助けられた部分があるのだろうか。
このグループ最後はレオノワ。衣装はシーズン初めに着ていた方がよかったなー。コーチに「愛国的すぎる」と言われて(上半身が白と青、スカートが赤のロシア国旗カラーでした)変えたそうですが、いいじゃん愛国的。五輪だし。ってわけにいかないのか場所が北米だと。ノーミスで本人大喜び。ルッツははっきりとフルッツでしたが。でもいい演技を喜ぶ笑顔はいいものです。
グループ6
美姫ちゃんの衣装は、ちょっと肩が前に丸まり気味の体型を強調してしまうのではないだろうか、と6分間練習時に思ったりしました。
最初はジョアニー。圧巻でした。競技開始の2日前に、お母さんが亡くなるという悲劇に見舞われた彼女ですが、最初は私は、演技を見る際にその事は頭から追い払おうと思っていました。たとえば彼女がノーミスで滑りきった場合「辛いことを乗り越えて〜」みたいに頭につけると、それは演技そのものの評価からちょっと外れてしまい、失礼なんじゃないかとか思ったので。
しかし、実際はそんな考えすら無粋だったというか。うまく言葉にできませんが、その瞬間の彼女の全てがそこにある、そんな演技だったと思います。
だから、それについて節をつけて語る実況は非常に陳腐に感じました。
セベスチェン。3フリップの着氷が乱れて回転不足に。でも、ミスしてもキスクラでは笑顔。彼女は今季、最後のシーズンを心から楽しんでいる様子が非常に印象的でした。アスリートが競技を「楽しむ」という事に疑問を呈する意見も目にすることがありますが、楽しめるくらい真剣に準備をしなければ、結局楽しめないものだと思うので、私はこのシーズン競技を楽しんでいる彼女の姿はとても好感を持ちました。
開会式後にコロラドに戻って物理の試験を受けたというフラット。ルッツの着氷がシェイキーに。しかしいいPGだし、振付の意図をよくつかんでいます。楽しさとかわいさと彼女の聡明さを感じさせられます。
ユーロ再びかもん!のコストナーさん。ルッツお手つき。2Aも今ひとつ・・・あーうー。ユーロ再びならず。しかしサーキュラーステップは素敵だなやっぱり。ところで、どうして得点待ちの音楽がボンジョヴィなんだろうね。
最終滑走美姫。ほんと最終滑走に縁がありますな。3ルッツ3ループを入れてきたけどオーバーターン。3フリップ・・・回転が怪しく見えたけど・・・!?というわけで、リアルタイムで見ていたときは結構ショックで呆然としていました。しかし、改めて見てみると、演技自体は良かったですね。感情がこもっていて。DVDに焼く前に見直してよかった。
SP競技終了。客席が写り、お母さんの方につかまりながら階段を下りるアリソンがかわいかったのでした。