今更ながらにバンクーバー五輪を振り返ってみる。ペアSP

要するに録画整理に乗り出しましたということです。
ついでに、ざっくりと感想とか書き留めておこうかなというのが今回の趣旨なのですよ。


ところで五輪時、このダイアリーで「予習」なるものを書いたのですよ。時々それの答え合わせ的なことも出来ればなという事で、エントリーへのリンクも張っておきましょうか。
ペアSPはこちら。
このときは、真面目に選手の名前とか書いていましたが、今更五輪の感想なんて誰も検索してこないと思うので、スケートオタク的略称でいきますよ。


実況はフジの西岡アナ、解説はISUテクニカルスペシャリストの資格を持つ天野さん。相変わらず声が暗い(こら)

グループ1

  • シェンツァオ

シェンツァオ。一番滑走でシェンツァオ。何故こんな事になったかは、2月の記事で書きました。あのときの私は丁寧だったな(←)
一説によると、雪ちゃんが「1番滑走がいいな」と旦那におねだりしたら、言われたとおりの順番を引いてきたとか。なんなのその甲斐性。あ、念のため旦那は宏博さんです。
そんなわけで一番滑走から、綻びを感じさせない別格の演技。天野さんの声のトーンが明るくなるくらいに別格。個人的には、ブレードを持ってのデススパイラルはあまり好きじゃない。これはルールがいかんのですが。
そして得点は、世界最高得点をマーク。一番滑走なのに。なんんてことだ。

  • セルゲーエワ/グレボフ

セルゲジェワ・・・とか呼ばれていましたが。男性の名前Iljaはイリヤって読んでるのに。何でそうなるか。
それは置いておいて。ジュニアの頃から見ているペアだけに、愛着はあるのですがね。気付けばマリアちゃんはとてもきれいに。それはいいのですが、背が伸びたな・・・と。手足も長いので、腕を広げたらパートナーと寸法がかわらなそうな。ここのところ彼女の身長がぐんと伸びて、色々コントロールが効かなくなっている印象。このときも2つばかり大きなミスをしていました。
実は、五輪の前に彼らの地元エストニアで開催されたヨーロッパ選手権の際、演技後インタビューを受けている2人の雰囲気が微妙だなーと思っていたのですが、シーズン終了後に解散。今グレボフは、新たなパートナーと、ドイツのインゴ・シュトイヤーの下でトレーニングをしているそうです。

  • スレイ/クルシンスキー

ポーランド代表。前の組は、エストニア代表だけどコーチはポーランドの元代表選手。こちらは違うのですね。確かどちらかの親がコーチなんでしたっけ。
ぶっちゃけ、ヴォロモロが枠を取ってきたから出られた組なので、滑りも要素もそれなりにそれなりで。そんな中、西岡さんが「得意のスロージャンプ!」とか言ったのは、正直「嘘でしょ!?」と思いました。資料上の自己申告だったのでしょうかね。一番まともな要素はスピン系だったと思いますよ。組んで1年で、元々2人はシングル選手ということなので、その辺も納得。
天野さんの声が何か暗くなった。演技の出来に左右される仕様なんですね。なるほど。

グループ2

ニュースによる中断で、デニバレはカット。えー。流石「皆様のNHK」。スケートファンの都合のよいようには番組表を動かしてはくれません。

  • ハウシュ/ヴェンデ

本人達比で動きが固いような気が。3Sが2Sに。ペアスピンで、男性が持つはずだった女性の足を持てずに、ポジションがおかしくなってぐだぐだに。これは痛い。西岡さんの実況がいいとこ探しモードでした。

  • ジェムボヌ

こちらも3Sが2Sに。それ以外はよかったのでは。スロー3Sは、4Sにも挑戦しているくらいなのでよゆー。
このSPは、コスチュームも音楽も2人に似合っていたと思いますよ。


製氷の時間を利用して、上位3組のリプレイ。シェンツァオとデニバレとジェムボヌ。よかった、デニバレ見れた。

  • デニバレ

SBSの3Tが2Tに。ここも抜けていたのですね。このグループは皆ソロジャンプが抜けた?
そんな失敗のせいもあって、全米のような問答無用の勢いは今回は感じられませんでした。まあ、ああいう演技はシーズン中に何度も出来るものでもないのですが。それが層の厚いアメリカの選手の悩ましいところですねー。

グループ3

  • バザロワ/ラリオノフ

女性のシニヨンカバーが、若干ドアノブカバーを想起させますねw
ここは3Tきまった!けどユニゾンはバラバラ。この組は、女性がソロジャンプずっと苦労しているのですよね。年齢的にも、その辺が辛くなる年頃ですね。
しかし、その他の演技のユニゾンは美しい。流石ロシア。あとはスケートがもう少し伸びるようになるといいでしょうか。
それにしてもヴェラちゃんかわいいですなあ。

  • エボラド

ノーミス!あれ、実は1番滑走シェンツァオ以来のノーミス?
私は今季は怜奈ジョンを応援していたので、正直この組に対しては複雑な気持ちもあったのですが、この演技によって「これでよかったんだ」と心から思えました。

  • ランヘイ

衣装の色とフェンスの絵との同調性がすばらしいです。
デススパイラルでブレードを持って加点をえようとする組は多いですが、どうにもポジションが美しく見えなくて好きではないのです。だけどこの組のはokな気がするのです。
西岡さん「開催国の力が〜」とか言っていますが、ランヘイはもともと上手いですよ。天野さんの声も地味に弾んで「ロマンスが〜」とか口走らせてしまうほどに。

なんだかカルメン不思議アレンジ?ヤミーの音楽から?
男性が2Aで派手に尻餅をついていましたが、それ以外はまあまあ。謎の組だったりPBがえらく低かったりしたので、どんなのが出てくるかと思いました(失礼)が、まあまあ。
何気に男性の衣装がすこぶる赤くて大変な事になっているような。女性の衣装に合わせたら男性の衣装が・・・の典型例ではないかと思われます。

グループ4

  • デラ・モニカ/ココン

伸びのいいスケートが結構好みな組ですが。このSPは、ちょっと音楽が単調で、うまく表現するのは難しいのかなという印象でした。ところで、デススパイラルの回転速度を指摘する西岡さんがすごいw

  • ケンプ/キング

わたしにとっては「かわいいケンプ/キング」。まあぶっちゃけヘt(ryなんですが。他の組はソロジャンプで2A以上は跳んでくるのに2フリップとか跳ぶし。スケーティングもギシギシだったし。だけど、長く見ていると地味に地味にスケートも伸びてくるし、上手くなってきているので、その辺に気付いてしまうと段々かわいく思えてきてしまうのです。いいときもそうでないときも、仲よさげなところも好印象です。
2年滑ってきただけあって、振り付けをきちんとこなして何気にほぼノーミス。よかったよかった。

  • スイスの子

名前が覚えにくくて・・・。ボヘミアンラプソディ。まま〜。
最初のスロージャンプでものすごい歓声。ケンプキングの後だからすごく上手く見えたとか?途中大人しくなったと思ったら、ペアスピンでまたすごい歓声wこの観客面白いぞ。というか、Queenとはこんなにも人を熱くさせるものなのかwノーミスオメ。


グループ4終わって悠子ちゃん特集とか。あと、もう編集してあるけど、やはりここでもこれまでの上位の演技として再びシェンツァオが流れていたような気が。この日は何回もシェンツァオの演技を見た日でした。
あ、スタジオではBGMにはいどさんの声が。そういやそうだった。

グループ5

非常に心が痛むムホトラから。

  • ムホトラ

オンタイムで見ていたときには、トランコフのあの転倒で絶望的な気持ちになったものでしたが、録画だと割りと淡々と見れましたね。録画だから。やっぱりオンタイムだとね。この時のためにずっとやってきたのに、何故ここで・・・という気持ちになりますな。トップ選手でも転ぶときは転ぶのですがね。
終わった後のトランコフの表情が痛々しい。キスクラでトランコフを必死に慰めるムホルトワは・・・珍しいものを見たなと(←)テレ東が他局に倣って報道特番を流したみたいな。そうなると世界が終わるんでしたっけ?あれ、シャレにならなくなってきた・・・ハハ。

  • ヴォロモロ

この組の女性は高島礼子に似てますね。
西岡さん「モロゾフのパワーが武器」と。違うんでは?この組は女性の能力の方が明らかに高いですよね。
SBS、モロゾフがお手つき。ムホトラのときほどの悲壮感を感じないのは何故だろう。このPGは、モロゾフのスケーティングスキルをフォローするPGなのだなと今更にして思ったり。

  • 川スミ

途中で突然曲が変わるのが、最初は違和感があったのですが、今では変わってからのほうが好きなくらい。タマラコーチの思う壺ですなw
スミルノフはすごい上手くなった。ロシアのシングルの選手は、皆一度タマラコーチにスケーティングを見てもらえばいいのに。
SBSスピンの際に、天野さんが奇声をwその後なんかよく喋るようになったのは照れ隠しかwいやいや、悠子ちゃんを心配していたのかもしれません。そう思っておこう。そしてまた、西岡さんが異常に詳しい。フジでは主に男子シングルをやっているのですが、いつの間にこんなにペアの勉強をしたんだろう。

グループ6

ここから画面からLIVEの文字が消えた。そうそう。ニュースが入ってディレイになったのですよ。

  • デュベデビ

ジェシカがソロジャンプで転倒。ブライスは、ステップシークエンスで地味に躓いた。でもやっぱりスケーティングの部分では魅せます。ステップシークエンスの引きのアングルで、リンク使いの大きさに驚きました。“ストレートライン”だけども!まあ最近はそんな事わざわざ言うのも無粋か。

  • パントン

初っ端のパンちゃんのアップが美しい。
本当にいいプログラムでいい衣装です。パンちゃんは。トン兄は、上半身の一部がHOT LIMITになっている事を気にしないように努力をする必要がある。
デススパイラルがレベル1で、ディダクションもあったので点数は伸びなかったけれど、この組は競技を超えた物語性をみせてくれますなあ。

ハオ君の衣装はひどくなかろうか。鋼の肉体にカーテンをぶら下げて衣装と言い張るの禁止。
この組は何故、大きなミスがなくても点数が出にくいのだろうと考えながら見てみた。
女性の首から背中の動きが少し固いだろうか。それと、要素でないところで、2人が一緒に滑っている感じが他の組に比べて弱いのかな。
トリノの頃からの比較でも、女性の体型が変わってますよね、多分。なんと背が伸びている。そういう事もあって、今難しいところなのでしょうね。

  • サフショル

最終滑走。手元のメモに何も書いていない。見入っていた模様w


以上。
ペアFSに続く・・・かも。