アルゼンチンタンゴ肴にヨタ話。

2008年世界選手権。アイスダンスコンパルソリーダンスの課題はアルゼンチンタンゴでした。アルゼンチンタンゴの音楽を聴いていると、どことなく演歌っぽいなー、と思ってしまうえむぞうです。コンバンハ。
そう母に言ってみたところ、母曰く「あるある。演歌もタンゴもバイオリン使うし」・・・そ、そうなのか?そこなのか??


で、二日ほど前に世界選手権のコンパルソリーとオリジナルダンスの放送がありましたよ。
流石世界選手権という事で、CDまでいつもよりたっぷりと放送してくれます。


まず最初にベルアゴですが、ここで彼らにとって今大会の勝負の分かれ目となってしまったベルビンの転倒があったわけですね。優勝候補がCDでまさかの転倒ですよ。
今回、ベルビンの衣装もすごくきれいで、演技も転倒するまでは、フリーレッグも揃って、二人の距離も近いし雰囲気も出ていたし、猛練習をしてきた事が窺える出来だっただけに残念です。
そして、自分もがっかりしているだろうに、キスクラでさり気なくベルビンを励ますアゴスト。この後メリチャリの演技も見ていて、滑り終わったらニコニコしながら拍手していたりするのですよ。アゴスト、風貌はうさんくさいけど人柄がいいのは今に始まったことではありませんが、今回はああいう事があっただけに、哀しいくらいにいい人って感じでしたよ(泣)


リード組は、NHK杯の時にもタンゴを見ましたが、うまくなりましたねー。私はこの組、1シーズン見てきてすっかりキャシーのファンになったのですが、今回うっかりクリスがかっこよく見えましたよ。ちょっとだけ(笑)


かっこよく見えたといえば、このコンパルソリーダンス、課題がタンゴだったからか、男性がのきなみいつもよりかっこよく見えたのです。
昨季のオリジナルダンスがタンゴだったわけなのですが、これは毎試合見れていたのでここまで新鮮味はなかったのですよ。しかし今季はODの課題は民族舞踊で、やたらとかわいらしい扮装が多いので、久しぶりに男性陣のスーツ姿を見るとハッとしますね。
チャーリーとか、久しぶりにオールバックでタンゴな姿を見ると、こんなにかっこよかったっけ?と思うくらい素敵でした。ていうか、大人っぽくなりましたなあ。でもまだ、ODのかわいらしいロシアの兵隊さん衣装も似合うのですよ。チャーリーもカー弟に次ぐ魔性の男か?*1
ラテンな曲はやたらとハマるスカリも素敵でしたが、やはり何と言ってもオリヴィエでしょう。スーツとかそういう服は、オリヴィエのために存在しているんじゃないかといつも思います。長身で手足も長く、引き締まった筋肉で出来たきれいな体のライン。更に金髪。そして身のこなしもきれいで、気絶するほどかっこよかったです!遠目では!(ぉぃ)近くで見ると口元が某殿に似ているのですよね・・・。まあそこが可愛らしいのですが。あの口じゃないと多分ツイズル心配する気にもならないと思います(`・ω・´)
・・・ああ、今自分は複数方向に敵を作ったような気が・・・。


そんな中、ノビツキーは何故かねずみ男っぽくなってしまっていましたとさ。何故だ。元々似ているから?
カー弟も見たかったなあ。


これだけ長々書きながら、演技について殆ど触れていませんね。こうなる事が分かっていたから“ヨタ話”としていたのですよ。
演技についてはですね、素人目に見てもデロションは別格でした。上手い人の演技とはこういうものなのだとよーく分からせてもらいました。エッジの深さ(これはNHK杯でも見てびびりました。よく転ばないな!というくらい体がナナメになってましたから)、フリーレッグの揃いっぷり、雰囲気、そして他のカップルと比べて印象的だったのが、2人の近さでした。他の組は上位でも、あれほど近付いて滑っていなかったと思いましたよ。
他にいいなーと思ったのはファイスカでした。やっぱりここはラテン系の音楽は強いですね。でもそれだけでなく、滑り自体もぐっと良くなったような気がします。
ペシャブルは、昨季のODの衣装好きだったので、ここでまた見られてちょっと嬉しかったです。


で結局演技にはあまり触れていませんが、こんなところで。実はJスポで3時間フリーダンスを堪能した後のテンションで書いていたのですが、演技にあまり触れていないのは別にそのせいではありませんよ。その証拠に、オリジナルダンスについて触れる際もきっとヨタ話に終始すると思いますのでw

*1:個人的な魔性の男の定義は、どういう系統の衣装もハマってしまう、イメージの捉えがたい雰囲気を持つ人という事にしています。あくまで個人的にwフランスのブルザはどんな服着ても似合いますが、それはあくまで顔がいいからで、何着てもブルザのイメージにしかならないので魔性ではありません。でも美男です。