SOI鑑賞記。その2。

リニューアルされたJ SPORTSのサイトを見て、サイト作成者は何か悪いものでも食べたんじゃないか、と思ったえむぞうです。コンバンハ。まあ地上波とは違った路線を推そうというのはいいんじゃないでしょうか。
余談ですが、悪ノリブログの方のイラストで、プリンスと持ち上げられながらもヒゲの剃り跡が強調されているアルバンがちょっと不憫に思えたり思えなかったりします。そしてあんな絵なのに似ているエマさんがじわじわ可笑しいですww


それはまあそれとして。
もうヨーロッパ選手権が始まっていますよ!結果サイトはここですよ!コンパル終わってデロション1位ですよ。まあ、ここはとっておかないとですね(偉そう)
久しぶりに滑走順が抽選なのですが、どういうイタズラなのか、ペアのSP第1グループに有力チームが固まっています(笑)
男子は有力選手はそれなりに後ろの方にいますね。これは世界ランキング関係アリの抽選かな。第5グループにフランス男子3人が固まって、ランビは第6グループ。最後から2番目の滑走。そして最終滑走は・・・トマーシュ(笑)この過酷な滑走順がどっちに転ぶか・・・ちょっと楽しみです。


で、ヨーロッパ選手権が始まっているというのにのんびりとSOIの感想です。
2部からです。なるべくさっくりいきたいと思います。



グループナンバーマリパト、イナジマ、シェンツァオによる『Nessun Dorma』よかったです。ショーだからこそ見れる演技でした。満足。こういうの見ると、日本にももっとペアとかアイスダンスの選手育ったらいいなーと思ってしまいます。
ジェニファー・ロビンソン『Hit me with a Hot Note』1部のグループナンバーのときのレポーターの衣装の方が素敵だったと思います。
本田君『Nyah』Good!プロ2年目。最近演技が充実してきているように感じます。
マリパ『She's Always a Woman』すごく良かった。相変わらずビックリな体勢のリフトなのに優雅にこなしていました。音楽の雰囲気にもよく合った演技で、見ていて幸せな気持ちになりました。練習中に怪我をした(マリーさんの方?)という事ですが、それでもいい演技を見せていただけて感謝。
ワイス『Save a Horse』盛り上がっていました。演技の前に、ドラムロールが鳴る中ジェニファーが出てきてリンクを周回しだしたので、何が始まるのかと思ったら「Ladies and Gentlmen!Michael Wise!」だけ言って去っていきました。それだけでしたか(笑)
シェンツァオ『Adagio』夏頃のショー(DOIとかCOIとか)では、若干ツァオさんの方に疲れが見えた演技で、ウチでは「ツァオさんはマリッジブルー?」と言われていたのですが(ぉぃ)、最後の雪ちゃん持ち上げてぐるんぐるん回すアレの回転数も増え、無事マリッジブルーも落ち着いた様で安心いたしました(こら)
有香さん『Swing with Me』演技の前にトッドがいそいそと出てきて、ロープを引っ張るような仕草でもって、辺りをバラバラに照らしていたスポットライトを1箇所に集めて、その後手招きして有香さんをスポットライトの下に呼び寄せる、という演出がありました。やってるトッドがなんだか楽しげに見えて、またしてもチャーミングでした。演技自体は、1曲目の方が好きかな。
トッド『Nights in White Satin』今度は正統派。ズボンは脱げない(笑)こっちもいいです。
美姫ちゃん『Handcuffs』待っていましたの美姫ちゃん。周囲のお客さんからも待望感がアリアリな感じが窺えます(笑)出てくると今までよりも大きな拍手に「かわいー」の声があちこちから。あのホットパンツ衣装、TVで見るよりも細く見えます。
新しいEXナンバー、はじめてTVで見た際には、本人も楽しそうに滑っているし、かわいくてお洒落感もあるPGだけど、手をちょこちょこ動かすような振りが多いので、大きな会場で見た場合果たして映えるかどうか・・・と心配になりました。でも実際に見ると、思っていたよりも身体を大きく使えていて、充分に楽しめました。最後の方は2アクセル3連発やっていましたが、個人的におおっと思ったのは、単独のたっかーーーいトリプルジャンプの方でした。ミライちゃんが日米対抗のときに「安藤さんは私の背くらいの高さのジャンプを跳ぶ」とか言っていたらしいですが、そう言いたくなるのも納得(笑)
イナジマ『Pretty Vegas』アクロバティック。
コーエン『Imagine』何でわざわざアヴリルのイマジンなんだろう・・・。
大ちゃん『Swan Lake(Hip Hop Version)』スケーティングのよく分かるこの席だったら『Bachelorette』の方が見たかったかも。とか我がままを言ってみたり。言うだけですが。しかしながら、やっぱりヒップホップスワンの盛り上がりはすごかったです。そして、キレのあるトリプルアクセルとゴージャスなレイバックスピンいただきましたー。ごちそうさまー(何
荒川さん『Listen』はじめて見た時は印象薄めだったこのPGですが、見るたびに好きになります。何でか見る機会も多いですし。XOIでは見切れてしまってよく見えなかった3トゥ+3トゥのコンビネーション、今度はばっちり目に焼き付けましたよ。ごちそうさまー(笑)他のジャンプは、3サルコウと2アクセルでしたっけ。SP滑れるじゃないですか。ドーナツスピンも、ポジションを作るのが以前よりスムーズになっているような。ビールマンも綺麗になっている気がしますし。その気になれば現役戻れそう。その気は全くなさそうですが。
演技が終わった後、スケーターの出入り口に手招きをして他のスケーターを呼びます。一番に出てきたトッドと向かい合って両手を繋いでくるくるっと回るのがさり気なくいい感じ。
フィナーレ。『Make a Memory』この群舞はなかなかよかったです。ロックの方のイマイチ感は何だったんだろう。曲が好きじゃないからって事はないのですがね。私の場合。


今回のSOIには、次のオリンピックに向けて現役復帰するかもしれない方々が何人か出ていましたが、私の個人的な印象で、現役復帰できそう・・・と思った面々は、おそらくないだろうけど荒川さん、そしてマリパトでした。カナダのアイスダンサーは、今季大躍進のヴァーチュー&モイアがいますし、彼らが復帰しても若い2人に勝てるのだろうか・・・と思っていたのですが、なんのなんの。まだまだ表現力の面ではあの2人に出せないものを持っています。技術も素人目には衰えを感じませんでしたし。やっぱりアイスダンスは、上っていくのに沢山の時間が必要なものなのだと感じました。
シェン&ツァオは、現役復帰出来なさそうというわけでなく、ショーで滑る事に対して前向きに取り組んでいる雰囲気を感じたので、このままショーの舞台でどんな風に進化していくのかを見たい、と思いました。


もうひとつ感じたのは、やっぱりフィギュアスケートの表現力というのは、スケーティングの技術があってこそなのだな、という事。だからなんだと言うわけではないですが。有香さん、ゴルデーワ、荒川さんが素晴らしかったです。


まあこんなところで。オシマイ。