ちび猛獣予防接種を受ける。

【別ブログよりの転載記事です】


本日ちび猛獣は予防接種を受けました。


私が住んでいるF市は猫の不妊、去勢手術をする際に、市内の指定病院で手術をさせれば補助金が出ます。
いつも主さまがかかっている病院は隣の市なので(ウチが市境に近いのです)、後々の手術の事を考えると、市内の病院に目星をつけておいたほうがいいだろう、ということで、近場の動物病院を探して、とりあえず予防接種を受けてみて、どんなもんかチェックしようということに今回は相成りました。6000円出るのは大きいです。


探したところ、徒歩10分程のところに病院がありました。知らなかった(ノ∀`)
しかも、何やら動物愛護団体の経営している病院らしい・・・。


物は試しと行ってみました。母が。
行ってみたところ、完全予約制ですと言われたのですが、それでもとりあえず予防接種はしてもらいました。
結果。
当たり前ですが、獣医さんは動物が好きな方がいいのだなあ、と実感しましたよ。飛び込みとはいえ、丁寧に見てもらったようです。


で、見てもらった結果
「何かのウィルスには感染しているでしょうねえ・・・」
との事でした_| ̄|○


まあ猫は、というか野良出身の猫は往々にして持っていることが多いのだそうです。
ちび猛獣は野良出身ではないのですが、母猫が野良でした。
獣医さんによると、ちび猛獣がウィルスを持っているのなら、主さまも予防接種をしてから会わせたほうがいい、とのことですが、主さまもしょっちゅう鼻を詰まらせたり、目が潤んでいたりすると言ったら、主さまも何かのウィルスキャリアでしょうね・・・とのことでした。
ちなみに主さまは野良出身です。
猫は、こういったウィルスは一度かかると一生持っていて、健康だと症状は抑えられるけれど、弱って抵抗力が落ちると症状が出るのだそうです。人間のヘルペスみたいなものですな。


とりあえず、予防接種しておけば発症しても軽くて収まる事があるから、と3種混合をやってもらいました。
ちび猛獣のお母さんが、予防接種でショック症状を起こした事があると話したら「体質が遺伝する事もあるので、5種はやめておいたほうがいいですね」との事でした。


ここでちび猛獣の出自について。
母の会社の同僚の方の家の周辺に、野良の中猫がおりましたとさ。
子猫の頃から見かける猫で、どうやら兄妹猫の中でも弱い子で、母猫に捨てられた様子。どうにもその子が気になった母の同僚さんは、その中猫を保護しました。
家の中に入れる際に「ちくわ」でおびき寄せられたその中猫は「ちくわ」ちゃんと名付けられて、家族の一員になったのでした。
ところが、ゆくゆくは不妊手術を、でもまずは予防接種を、と病院に連れて行ったところ、注射でショック症状を起こしてしまい、アレルギー体質が判明。麻酔も危険という事で、不妊手術をどうしたものか・・・と悩み、いくつかの獣医さんを回って対策を練っている間にちくわちゃんが脱走。戻ってきたら妊娠していたのでした。
妊娠が判明した頃から、生まれてくる子猫の譲り先としてロックオンされていた母。毎日「今日のちくわちゃん」情報を、子猫が生まれたら「今日の子猫たち」の情報を聞かされ、すっかりちくわちゃん及び子猫たちに情がわいてしまい、昨年末にちび猛獣を引き取ったのでした。
ところで、ちくわちゃんの養い父様は、当初は犬派を標榜していたものの、転がり込んだちくわちゃんと生まれてきた子猫たちにすっかりメロメロ。ちび猛獣の事も、先住と折り合いが悪くて・・・とかいって返却される事を密かに期待しているらしいw
しかしちくわちゃんの養い母様からすると、3匹のちび猛獣と幼さの残るヤンママ猫(ちくわちゃん)との同居は、皆可愛いけれどもやっぱり大変。可愛いけれども掛け布団は2枚買い替えたとか。可愛いけれども養い父様のお高い背広も2枚ほど買い換えたとか。そんなわけで、現実的には残った2匹のうちのもう1匹も里親探しを検討中なのだとか。


そんなちび猛獣の出自を、母がカンタンに説明したところ、野良猫を保護した場合の料金(超割引)でやってくれたそうです。ありがたや。


先に書いた、この病院を経営している動物愛護団体と言うのは、犬や猫の殺処分をなくそうという目的で活動している団体で、野良犬、野良猫の保護や譲渡、更に飼い主になる人への指導とか、子供に小さい頃から犬と触れ合わせて啓蒙活動をしたり、といった活動をしているようです。で、この動物病院と言うのも、野良犬や野良猫の不妊・去勢手術をする事が主な目的の病院なのですね。多分。保護猫、保護犬だとかなりの格安で手術とかワクチン接種とか、血液検査とかしてくれます。
でも要するに儲け度外視なので、設備は必要最小限、病院自体も待合室もない造りだったそうです。要予約なわけだ。
獣医さんは親切だし、不妊手術は相当数をこなしているようなので、後々の不妊手術はこちらでお願いするのでよさそうだけど、かかりつけにするには、あまりにも忙しそうな病院だなあ、という印象でした。


予防接種後のちび猛獣は、本日安静を言い渡されたというのに、元気にスパークしております・・・。
でも帰って来てすぐは、キャリーバッグから出ると周囲を見回して、家だと分かると安心した様子でした。やはりもうちび猛獣にとって、家はウチみたいですな。ちくわちゃんの養い父様には悪いですが(・∀・)
しかし、主さまとの仲についてはまだまだ前途多難です_| ̄|○