GPシリーズエキシビションどうでもいい比較。

立て続けに放送されるスケート番組を録画しまくり、現在HDDが絶賛自転車操業中のえむぞうです。コンバンハ。
少しでもHDDの容量をあけるべく、日々溜め込んだ録画を見ては編集しております。


というわけで、最近、GPシリーズエキシビションを立て続けに見ました。なんというか、それぞれにツッコミどころがありまして、こういうのがお国柄の違いってやつなのかなーなどと思ったりしたのでした(たぶん違う)。
そんなわけで、大会別に気になったところをあげて見ようと思ったわけです。演技については殆ど触れていませんよ。

ジャスティン大好きのスケートアメリカ

ジャスティン・ティンバーレイクの『セクシー・バック』を使ったスケーターが3組いましたよ。ベルビン&アゴスト、キャリエール、ナバロ&ボメントレ。全部アメリカの選手です。アメリカ人はジャスティン大好きなのですね。

カナダ大好きスケートカナダ

6大会中、唯一ライティングなしのエキシビションだったカナダ。登場する選手も3位以上*1と、ややこぢんまりした感じ。去年は違ったのですがね。
なんだかお客さんがものすごく熱くて、1位のジュベールあたりから異様な盛り上がり、トリのカナダのテッサ&スコット組の演技の後にはお客さんがウェーブをしだし、カナダの選手達がリンクに出てきて1列に並んでスピーチをしたり、更に何やら歌手の人が出てきて国歌(?)を歌いだします。で、歌が終わってから他の国の選手も参加してのフィナーレ。えええー。フィナーレの前に国歌が入るのか!どんだけ自分大好きなんだカナダ!と思ったのでした。

薔薇大好きのカップオブチャイナ

競技会の時点で、演技の最中に足元だけアップになるカメラワークについては「ヲイ!」だったチュー杯ですが、エキシビションでもその傾向は変わらず。このエキシビション中あまりにもあんまりで思わず笑ってしまったのはランビの演技のときでした。
白いバラ(造花です。多分)を小道具として使っているのですが、演技冒頭、もうランビが滑り出しているというのに、氷の上に置かれたバラが大写しになっていて、画面の端にチラチラとランビのスケート靴のブレードが見え隠れしていました。それだけで終わればまだよかったのですが、演技の中盤にもう一度バラだけ大写しになる場面がありまして、そのときは氷の上に置かれたバラの横でランビが両膝を突いて、胸をそらしたり腕を上に伸ばしたりしながら情感溢れる演技をしている・・・ハズ。なのですが、バラの向こうでランビの太ももの裏側が音楽に合わせてぎったんばったん上下しているところしか見えませんでした。ここまできたら、怒るとかガッカリするとかを通り越して大笑いでした。
ジョニーのフィニッシュのときも、何故か後頭部(のつむじ)がアップになっていましたし。何か狙ってやっているのでしょうか。

エキシビション大好きのフランス

会場がきれいなことが知られているエリック杯
リンクのショートサイドに毎年オブジェがつくられていたり、リンクサイドのフェンスの広告が青で統一されていたりするのですが、エキシビションを見ると、こういった美意識の溢れる会場作りは競技のためではなくエキシビションのためなのだなーと実感(笑)
競技のときはただの白い球体だったオブジェが、ライトアップされて模様が映し出されて、まあ美しい事。広告までブルーで統一されたフェンスも、ライトアップされたリンクをより幻想的に見せます。照明も凝っていますし。
エリック杯エキシビションに力を入れるために、競技日程がキツキツになっているのはよく知られている話しですが、分かっていてもエキシ大好きぶりには毎度毎度感心させられます。やりすぎというツッコミもありかと思いますが(笑)
ところで、このエリック杯エキシビションに出演したペアの1組が、何か聴いた事のある曲で滑っているなーと思ったらアギレラの『Hurt』でした。コーエンや美姫ちゃんが使っている曲ですね。またこの曲かー、と思っていたら、途中でいきなり曲が変わりヒップホップが・・・って、また『セクシー・バック』ですよ。ちなみにこの組、VISE&TRENT組。アメリカ。本当にアメリカ人は『セクシー・バック』好きすぎです。

お子様大活躍のロシア

フランスのエキシビションを見た後で、ロシアのエキシビションを見ると、照明がやけに暗く感じてしまいます。でも実際、やや暗めなんじゃないかという気がしますよ。
ロシアのエキシビションでは、演技が終わった選手にフラワーガール&ボーイが氷上で花束を渡す場面があります。そこで結構お子様の個性が出ていて、普通に渡す子もいれば、片膝ついてうやうやしくお花を捧げる子もいたりで、なかなか楽しく可愛らしいです。

群舞が愉快なNHK杯

NHK杯は、最終日に男子FSがあった後でエキシビションなので、その日までエキシビションに出られるか分からない男子選手などは多分群舞の練習などする時間は殆どないのでしょう。群舞がいつも探り探りと言うか、ぐだぐだというか(笑)今年は、大ちゃんが振りを間違えてトマーシュに指差して笑われる場面なんかもあったり。事情が大体想像つくので、そういうのもまた味わい深かったりもいたします。


以上、どうでもいいお話でした。

*1:他は4位or5位以上の選手が出場