日米対抗観戦記その5。

たらたら観戦記を書きすぎて、いい加減記憶が怪しくなってきたえむぞうです。コンバンハ。
本末転倒ですな。


さて、できるだけスピードを上げつつ女子シングルです。


第1グループの6分間練習。出てきたのはミライちゃん、水津さん、キャロライン、美姫ちゃん。この面子の中では、美姫ちゃんが1人だけやけにアダルトです。更に、美姫ちゃんの衣装のラインストーンも光り方が違うので高いのを使っているのだろうとのAさんチェックも入りました(笑)美姫ちゃん贔屓の私としましては、衣装が赤い事に結構満足です。彼女はやはり赤が似合います。
ミライちゃんの衣装も、かわいらしいです。背中のリボンがいいですな。
けれどこの練習で目を引いたのは水津さんでした。正直、この練習のグループの中では、彼女にとって他の選手は全て格上。萎縮してもおかしくない状況の中で、そんなそぶりは微塵も見せず堂々としたものでした。目が燃えています。ルッツ、フリップをなかなかトリプルで入れられない選手なのですが、世界ジュニアの最終滑走という場面で3フリップにチャレンジしてきたことを思い出させます。大舞台になるほど燃えるタイプなのかも。
男子の競技を見て、6分間練習での印象というのは結構演技の出来とリンクすると思ったので、このグループでは水津さんが結構いけるかも・・・と思いました。正直ミライちゃんよりオーラ出ていました。
そうすると、気になる美姫ちゃんはどうだろう・・・と思ってみると・・・うーーん。良いと思いたいけど思えない。嫌な予感を打ち消そうとしている間に6分間練習は終了したのでした。


ミライちゃん
FS『コッペリア
彼女はジュニア選手なので、既にGPシリーズは始まっていまして、もう国際大会で2回滑っているPGです。
そしてその国際大会での点数がやや下がり調子だと知っていたので、まあ演技の出来自体はこんな感じでしょう、と。
でもあの、後ろで手を組んだバレエジャンプ見れただけで満足です。あれかわいい。


水津さん
FS『ストレンジパラダイス』他
だったん人。演技のスタート位置が、結構ジャッジ席に近く、スタート位置を探しながらずいずいジャッジ席に近付いてくる時点ですごい目力に飲みこまれそうでした。で、その印象のままにPB更新。やっぱり、何かやってくれそうな雰囲気というのはあるものなのですな。本来はスケーティングにしろジャンプにしろスピンにしろ、ミライちゃんの方が地力は上なのですが、コンペとなるとそれだけではいかないときもあるのですね。ただちょっと、目の前で跳んだループが重そうだなーなんて思ったりもしました。


キャロライン
SP『スパニッシュ・ジプシー』
この曲で何故衣装が白ベースなのだろう・・・。それで髪飾りは赤なのですよね。衣装色染め忘れた?とか言ってみたら、お隣のAさんが「私が染めてあげようか?」と言ってました(笑)
3フリップ+3トゥ挑戦してきましたね。正直、あのジャンプでセカンドトリプルつけられるとは思っていませんでした(^^;)何にしても、彼女もなかなかにファイターです。
彼女はスピンが有名なのですが、演技の終わりにとととっとリンク中央に来た際に「ああ、これはスピンタイムだ」と思いましたよ(笑)そして得意のレイバックスピンを披露。会場がどよめきます。あの体を後ろに二つに折るスピン、真珠貝に形が似ているから“パールスピン”というらしいですが、それはこじつけだろう、と思います。
演技全体の印象としては、まだ背伸びをしている感が否めないかな。でもこの年の女の子の成長度合いはものすごいですから、シーズン終わりには見事に滑りこなしているようになるかもしれませんね。フリーは『アヴェ・マリア』だそうで、得意分野だと思うので、このSPは挑戦PGなのでしょう。


美姫ちゃん
SP『サムソンとデリラ
冒頭の振りからこのPGの意図がはっきりと伝わってきました。でもセクシーというより個人的にはコケティッシュという印象。
そこから3ルッツ+3ループのコンビネーション・・・のはずが、ルッツで大転倒。ああ、嫌な予感的中(泣)しばらく起き上がれずに演技を中断する事態になってしまいました。しかしその後のジャンプをきっちり決めてくるところに精神的な成長を感じました。
ステップはあれは、ストレートラインなの?サーペンタインなの?とにかく凝ったステップ。そして、彼女の前傾姿勢のクセをカバーする振付なのかなと思いました。あまり前傾姿勢が気にならなかったのですよ。途中のバレエジャンプは、彼女らしいゴージャスさ。
スピンはとりあえずやっている感じ。フィニッシュの後の挨拶でも、右肩が上がっていない感じだったので、また右肩をやったか(TT)と。採点待ちの際も、転倒のシーンが何度もモニターに映し出され、見れば見るほど「ああ、肩が・・・」
点数はやはり伸びませんでしたが、それよりも大きな怪我になっていない事をひたすら祈っていました。


で、第2グループ。
第2グループはレイチェル・フラット真央ちゃん村主さんベベ。ベベは本当にベベでいいのでしょうかね。読み方とか。
公式練習で一番印象に残ったのは、真央ちゃんの衣装。首が!包帯巻いているみたい!
それと、3ルッツ+3トゥを跳んだフラット。やる気ですねー。
このグループの練習では、特に誰かが動きがキレているとかは感じなかったですね。むしろ皆キレていなかった(^^;)まあ、美姫ちゃんの怪我が心配で私の気もそぞろでした。
日米対抗と言いつつも、女子はアメリカチームも4人中3人がアジア系なので、このグループで金髪のフラットが出てきて、やっと日米対抗っぽくなった感じです(笑)ちなみにこのフラットについては、Aさんが「かわいいのかそうじゃないのかよく分からない顔だよね」と言ったのに対し、ワタクシ思いっきり「××××ないですよー」と答えてしまいました(^^;)一応伏字にしておきます。ごめんよレイチェル。眉毛かけばきっと大分いいと思うんだ。


滑走順はそのレイチェル・フラットから。
SP『It ain't neccesary so』
彼女も3ルッツ+3トゥ入れてきましたね。ちょっとセカンドの着氷あやしかったですが。
やや体は堅そうですが、スケーティングはキャロラインより良さそうな。でも演技そのものがいまいち印象に残りません。技術はかなり高そうですが、個性の面ではまだまだこれからですね。


真央ちゃん
SP『ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー』
タラソワさんの振付ですよ!真央ちゃんとタラソワさんという事で、かなり楽しみにしていました。
最初きれーに単発のジャンプが入ったので、ああ、また昨季と同じで単独ジャンプから入る構成なのか、と思っておりました。コンビネーションは、ちょっと着氷ふんばっていたルッツの方につけるのかと。後で聞いた話では、最初がコンビネーションなんですね。
演技全体の印象は・・・んー??と言う感じ。
体の使い方も大きくなって、真央ちゃんの技術的には成長を感じるのですが(ステップはレベル4だったらしいですね)、昨季のノクターンほど音楽と演技がリンクしていないように思えました。
この曲、真央ちゃんに合っているのかな・・・?と思いました。このときはね。


村主さん
FS『Oblivion
昨季は序盤から仕上がりが良かったのですが、今季の第一選は・・・。コンビネーションorシークエンスが1回しか入りませんでしたね。転倒やダブリもあり。これがウワサのスロースタートぶりですか・・・。
オフはEXでずっとタンゴを滑っていましたが、このフリーもタンゴですね。あのEXはタンゴのフィーリングをつかむためだったのでしょうかね。憶測です。
衣装の黒い手袋は私としてはなくてもいいんじゃないかと。


BeBe LIANG
FS『ピアノ協奏曲 黄河
ベベと読んでいいのかビービーなのか、ちょっと確信が持てないのでこの表記です。
彼女は好きなスケーターの1人です。躍動感のある、元気な演技をするスケーターですよね。主にSPで(^^;)フリーになるとね。何なのでしょうかね。スタミナなのか何なのか。
でも、お遊び競技会ですし、気楽に滑っていい結果を・・・と思いつつ見ていました。出だしは良さそうで、おっいける?と思ったのですが、その後やっぱりな展開で、気付けばディダクション2。やはりBeBeはBeBeでした(^^;)
でもPG自体は彼女の持っている雰囲気に合っていて、今後良いものになっていきそうな予感を感じます。がんばってほしいです。


そんな感じで競技終了。女子もアメリカチームの勝ちでした。まあ予想はしておりましたよ。日本チームは男女そろって平謝り。いーのいーの。


この後に表彰式があるそうで、それの準備に入ります。その間、選手はしばし裏へ下がります。
下がり際に、ジョニーが何やら美姫ちゃんに話しかけ、ハグしています。なんかね。美姫ちゃんがっちり体型で、ジョニーは男性にしては華奢で横顔は特に性別不詳なんで、美姫ちゃんとハグする様子は「安藤センパ〜イ♪」(byジョ)とかアテレコしたい感じでした(笑)
その後ジョニーさんは他の日本女子選手ともハグ。アメリカの女の子もそうしていたかな?何せ相変わらずジョニー中心に見てしまうもので。Aさんは「あれ(ハグ)ジョニーがやったら違和感ないけど、大ちゃんがやったらおかしいだろうね」と。他の目撃情報によると、ジョニーさんは男子選手とは握手していたらしい。