日米対抗観戦記その3。男子第1グループ。がんばれキャリエール。

14時15分からの15分間のオープニングセレモニーが終わり、その後競技開始まで30分。なんとなく、どういう事?と思うインターバルなのですが、今回ばかりはこのインターバルがありがたいです。友人Aさんは何時くらいに着くだろう・・・。滑走順はどうだろう・・・。今回はジュニア選手がいるから、ジョニーが一番最初という事はないと思いますが*1
そんな事を思いつつプログラムなんかも見ているうちに、いよいよ競技開始です。滑走順もモニターに映し出されます。やはり最初はジュニア選手。これなら余裕でジョニーには間に合うだろう・・・。と思っていると、まずはジャッジの紹介がはじまりました。
そうだ、これがあったんだ。これならAさん1人か2人みれない程度ですむかも。
そう思ってややホッとして、気持ちに余裕が出てきまして、何番ジャッジだったか忘れましたがJスポの解説でおなじみの藤森さんが紹介されて「おお〜、藤森さんだ〜〜」とちょっと喜んでいたそのとき、隣の席に友人Aさんが飛び込んできました。いやもう、ビックリしました(笑)元々ギリギリに着く予定だったのが、新幹線が10分くらい遅れているという話でしたので、確実に競技最初には間に合わないと思っておりましたので(^^;)どうやって着いたんだ、と。奇跡だと思いましたよ(笑)新幹線は新横浜に着くまでに大分遅れを取り戻していて、更に到着後はホーム→ホテル→リンクとダッシュしたそうです。途中止まらなかったとか。すごい!私にはとても真似できません。体力ないから・・・。


さて、これで(各選手の出来以外の)心配事もなくなり、競技スタートです。
まずは6分間練習。キャリエール、町田君、中庭君、経営者ことブラッドレーが出てきました。
ジュニアの町田君と(一応ジュニア扱いの)キャリエール。同じジュニアといっても衣装の雰囲気がまったく違いますな。
中庭君の衣装は腕から肩にかけてアミかけ露出しておりますな。正しいです。ああいう、ちょっとした王子様系っぽい衣装似合いますからね。彼は。
経営者は昨季のパトリス・ローゾンみたいな、白いシャツに解いた蝶ネクタイを首にかけている風。な衣装。彼を見てAさんが「ライアンやせた?あんなにスタイルよかったっけ?」等、しきりにスタイルのよさに感心しておりました。昨季は衣装がアレでしたからね(^^;)*2アレはスタイルがどうのとかぶっ飛びますから。でも確かに、こうしてみると背も高く、スタイルが良く、動きもキビキビしていて何だか体育の先生的なさわやかさを感じます(笑)そういえば高校のときの担任の体育の先生も、合唱コンクールでバク転してくれたなー(どんな合唱コンクールだ)


で、演技です。
最初の滑走はキャリエール
今季からシニアのGPに参戦するキャリエールですが、この大会ではジュニア扱いなんだそうです。なんかな。申し訳ないですね。ジュニアとシニアだとフリーの時間が違うし要素も違いますからね。お手数おかけしましたm(_ _)m
ちなみに世界ジュニアチャンピオンです。世界ジュニアで見た彼の印象といえば、ナイナイの岡村さんと嵐の二宮君をミックスして白人にしたような顔と、手を上げるジャンプ連発。
普通ジャンプは胸の前で手をぎゅっと交差させて、体をぐっと締めて回るので、ジャンプを跳ぶ際に手を上に上げたり腰に当てたり*3とかすると難しい事をやっているとしてちょっと点数をオマケしてもらえる可能性があるのですよ。で、片手を上げる選手は時々いるのですが、彼は両手を上げるのです。正直両手上げジャンプはちょっと、無駄にヒャッホーーイみたいな感じになってどうかと思うのですがね。
あ、それと演技がなんていうか堅実、というイメージもありますね。
そして実際に生で見るキャリエール。やはり堅実でした。そしてやはり手を上げていました。3連続のコンビネーションで、ファーストは普通に、セカンドで片手、サードで両手、と段階的に手を上げていったのには、正直ちょっと笑いました。キターみたいな。そんな感じで、なんていうか事前の印象どおりのキャリエールでした。


お次は町田君。たっきーじゃないよ。たつきだよ。
動画等で何度か見ているフリー『白鳥の湖』。というわけで衣装も既に私にとっては御馴染みです。
なかなか素敵なPGなので、今日見たかったものの一つです。でも、ステップとか動き激しすぎていつも後半バテまくっているのですよね(^^;)
最初に3アクセル+2トゥと3アクセル、と大技を決めてきましたよ!これが出来ればひとまずおっけーなのです。私の中で(^^;)だってこの後大幅にスタミナ切れするの分かっていたから・・・。ステップが見れれば、ジャンプはあと全部失敗しても気にしない方向で最初から見ておりました。ごめんね・・・。だってこのPG相当スタミナ消耗すると思うもの。成長期の男の子には辛かろう・・・といつも思いながら、でも好きなんです。
実際はその後のジャンプが全部ダメだったなんて事はなかったわけですが、やっぱり終盤のジャンプは抜けてしまい、スピンにも疲れが見えて、最後はフィニッシュポーズをとった後、まだ音が完全に消えてないのにとっとと手を下ろしてがっかりしてましたね。曲が終わりきるまでポーズは止めようよ。ていうか、これ前にも町田君に対して書いた気がしますよ(^^;)


キス&クライが、キャリエールは1人で得点待ちをしていたので今回はそういう方式なのかと思ったのですが、町田君は何故か日本チームの女子選手が4人揃ってお出迎え!しかもバックの色がピンクです(笑)世界女王と銀メダリストに挟まれて労をねぎらわれていますよ!豪華だ。
対するアメリカチームのキス&クライには、相変わらずキャリエールが1人で座っています。そして1人でブタ(TBSのマスコットのアレ)をいじっています。あろうことかバックの色がブルーです。寒々しいです。でもカメラを向けられると笑顔で手を振るキャリエール。がんばれ(笑)


次の滑走は中庭君
SPの『サラバンド』この曲彼によく似合ってますよね。以前もSPに使っていた曲ですが、手直しして今季また使うそうです。以前のPGよりもステップとか印象的に、かつ複雑になっている・・・気がします。
最初の4トゥ、思いっきり軸が斜めになっていて「あ、転ぶ!」と思ったのですが、持ちこたえてそれだけでなく2トゥもしっかりつけてました!ナイスファイト!次の3アクセルは手をついてしまいました。ブロック大会ではいい感じに跳べていたというウワサだったのですがね。残念。でも大技を何とかクリアしてあとは・・・と思ったら、その最後のルッツが1回転に_| ̄|○
ジャンプはそんな感じでしたが、スピンなんかは本当に、昨季に比べても向上しています。シーズンごとにどんどん素敵になっていきますねー、中庭君は。
そして正直、中庭君の演技を見て「ああ、シニアのスケートだ〜」と思いました。やはり前の2人とは体の使い方とか違いますね。サーキュラーステップの円も大きいです。


そしてキス&クライでは、何故か町田君は引っ込んでいて、またも女の子4人が華やかにお出迎え。
あの・・・町田君は小柄だしまだまだ少年の雰囲気だったので、お姉さんに世話をやかれている末っ子風でよかったのですが、立派な大人の中庭君が女の子の真ん中に座ると、バックのピンクもあいまって、キャバク(ry しかも皆ジャージを着ているあたり、ちょっとマニア向けのコンセプトのお店に見えなくもなかったり。ジャージパブとか(こら)
そして隣のアメリカチームのキスクラでは、相変わらず1人のキャリエールがんばれ(ノ∀`)


このグループ最後の滑走はブラッドレー
SPの『ゴッドファーザー』。この人のジャンプは、決まるとスパーン!スパーン!て感じ。そんなところも体育の先生的。
最初のコンビネーションをスパーン!スパーン!と決めて、ああやっぱりこの人のジャンプはスパーンなんだな、と思っていたら、その後のジャンプは調子がいまひとつでした。
馴染みのあるメロディにのせてのステップは、なんかゆっくり。演技後、後ろのお客さんが「ゴッドファーザーってモダンアレンジとか使う人が多いから、こういうオーソドックスなのはかえって新鮮だね」と話しているのが聞こえたのですが、そういえばプルさんのゴッドファーザーはかなりアップテンポだったな、と。オーソドックスなゴッドファーザーは、あまり滑らないライアンのスケートをうまくカバーするためのモロゾフの戦略か?とか思ったりしました(若干失礼)


得点待ちは、ずっと1人だったキャリエールと一緒に。待っていたのかい?いい子だ、キャリエール。・゜・(ノ∀`)・゜・。

*1:Aさんはジョニーファン仲間

*2:アレその1 その2

*3:織田君がやっていました