最近の若者は・・・

という言葉をよく聞きますが、むしろ「最近のオトナは・・・」と口走りたくなったり、ならなかったり、しないでもない(ぉぃ えむぞうです。コンバンハ。
いえね。今日はどんな番組があるのかな〜?とTV欄を見てみたらば
「 今、日本がおかしい!子供を守れ!お母さんが学校に“教育再生”直談判SP」
なる番組を見つけまして。「教育」がどうの以前の問題もあるでしょーが、と思ったのですよ。
先のワールド観戦に於いてもですね。時々「最近のオトナは・・・」なんて出来事があったもので。


まずイラッとしたのは、ペアのフリーの最終組をやっていたときの事でした。
フリーの最終組と言うのは、優勝争いをしている組なのです。そして今季優勝候補の最有力ペア(実際圧倒的な演技で優勝しました)シェン&ツァオ組の演技が始まる直前くらいから、背後で子供の泣き声が聞こえるのですよ。
その日は、ペアのフリーの前に男子のSPがあったので、ペアフリーは19:00スタート、終了予定時刻は22:50でした。
2組の棄権はあったものの、ほぼ予定通りに進み、シェンツァオの滑走が始まったのは22:30頃。
そりゃ子供は泣きますな(−−;)
ていうか、遅くなるのは分かっているんだから、子供をつれてくるなよ。周りの迷惑になるし、子供だった可哀相だよ。
そんな風に苦々しく思っている間に、シェンツァオの演技はスタートです。『タイスの瞑想曲』の美しい旋律が流れてきます。
が、止まらない子供の泣き声。
近付いたり、遠ざかったりしています。後ろを見てみると、親らしき人が泣き喚く子供を抱えて通路を右往左往しています。
客席のすぐ後ろの通路でなんて右往左往してないで、出て行ってくれ!!
と思いつつ、演技中にそんな声を上げるわけにも行かず、結局『タイスの瞑想曲』with子供の泣き声という微妙な状況は演技中盤まで続いたのでした。
繰り返し言いますが、これは泣き出す子供が悪いのではなくて、未就学児が本来寝ていなければならない様な時間にスケートの競技会会場なんぞに連れてくる親がおかしいのです。


そうそう、その前の男子SPでは、織田君がジャンプミスを重ねてまさかのSP14位となりましたが、あのときは織田君がスタート位置について曲がかかる直前、場内が静まっている中で空気を読まずに「のぶりんがんばってー♪」という声援が飛んだのですよね。それで場内に笑いが起こり、織田君も動揺していた様子でした。
私はその様子を見て「ヤバイ!」と思いましたね。今季のGPFでも、競技会ではないけれど昨季のワールドのエキシビションでも、曲がかかる直前に声援が飛んで、その後ジャンプミスしていたのですよ、殿は。
そういうときでも集中力を切らす方が悪いんだ、という向きもあるかもしれません。そうかもしれないけど、でもゴルフでもあるじゃないですか。ショットの前に「お静かに」みたいな札を出すの。多分。私は漫画でしか知りませんけど(笑)ああいうのフィギュアにもあればいいんじゃないかなーとか思いました。


そして、翌々日のフリーダンスの日は、最終組が始まった辺りから背後でずーっと男性の話し声が聞こえます。
後ろを向いたら、通路で揃いの上着を着た男性(おそらくスタッフ)が数人ずーっと喋っています。笑い声をあげたりしているので、おそらく雑談でしょう。優勝候補の選手の演技中絶えず喋っていました。何をやっているんだ(多分)スタッフが。


そしてフリーダンスが終わり、いよいよ注目度の高い女子シングルSPの2nd.halfです(半分くらいは午前中に競技をやっていたのです)。日本女子はこの2nd.halfの最後の方に出てきます。
会場には俄かに子供が増えました。先日のペアのときの一件があるので、ちょっと嫌な予感(−−;)
まあ、今回は21:40までだし、先日の泣き喚いていた子よりは年齢が上っぽい子ばかりなので、さして問題はないでしょう。
最終組のウォームアップがはじまり、選手が出てくると子供たちが「まおちゃーん」「がんばってー」と声を上げます。ああ、やっぱり真央ちゃん目当てなんだなー、と納得。
そして大半のお子様連れは、真央ちゃんの滑走が終わったら、まだ滑走を終えていない選手がいるというのにとっとと帰っていきましたとさ。
正確には、演技の最中に席を立つのは止められるので、真央ちゃんの点数を見て、次の選手は「我慢して」、点数待ちの時にごっそり人が移動していきました。
いや、さっきは23:00近くまで(学齢期にも達していない)子供を連れ回すな、と書きましたが、このときは最後まで見ても21:40前には終わるんだし、後2人なんだから、日本選手(というか真央ちゃん)以外は興味ありません、みたいな態度の露骨さはあまりにもひどいんじゃないかと・・・。


要するに何が言いたかったかというと、教育がどうのこうの言う前に、まず子供の一番近くにいる大人が分別と礼儀とけじめを持たないと、子供だってそりゃ良くはなりませんよ、という話でした。


余談。
女子SPのときは、今度は演技中だというのにひっきりなしに外国語が聞こえてきました。
うるさいなあ!アンタ達ははるばる日本まで何しに来たんだ!と思いつつ振り返って・・・
あ、スケートしに来たんですね、そうですか。
と納得(−−;)
くっちゃべっているのは選手達でした。ていうか、ついさっき滑走を終えたばかりのコルピまで・・・。まあ、お喋りでもして気持ち切り替えないとやってられないってやつですか?
ちなみに会場のスタッフの人に「クワイエット!」と注意されていました(笑)