遅ればせながら男子FSの感想を。

昨日の夜から、急に刺すような胃痛に見舞われているえむぞうです。コンバンハ。
ストレス性の胃炎ではないかと思うのです。確かに昨日はちょっとストレスフルな事がありましたので。
でも、そんなてきめんに出るものなのかな?と口にしたらば、うちの母の雑学によると、20〜30分くらいのストレスで、潰瘍が出来る事もあるらしいですね、胃ってヤツは。弱いなあ。
しかし最近、自分自身めっきりストレスに弱くなっているような気がします。困ったものです。


というわけで、ちゃっちゃとブログを書いて早く寝たいと思います。(既に2:00過ぎてますが)
と思ったのですが、ブログを書ききらずに寝てしまったので、翌日の更新となりました(笑)


では、エリック杯の男子FSについて。
見応えありましたよ。ここにきて、やっとクリーンな4回転が見れました。しかも2名も。更にどちらも美男です(こら
更に、ジュニアの世界チャンピオン(しかも日本人ですよ)のシニア初戦なのですよ。
これをまともに放送しないなんて、テレ朝は一体何をしたくてフィギュアスケートの放映権をとったのでしょう。


で、一部地域のみ深夜の「Get Sports」という番組内で南里、小塚、プロベール、ドブリン、ジュベールの5選手のFSが放映されました。幸いその一部地域に該当する場所に住んでいるので、見る事が出来ました。
しかし、自分が見れたにしても、この放映環境の地域による落差には疑問を感じますね。スケカナなんて、関東以外では地上波で女子の放送すらなかったんでしょ?男女共に表彰台乗ってるのに。それまで放送していたNHKよりも色んな意味でレベルの低い放送しか出来ないなら、放映権なんか取るなって話ですよ。横からとっていって、自分だけで抱え込むなんてドロボウですよ。ドロボウだって、ねずみ小僧は貧しい人に盗んだものをわけていたのですから、ともすればドロボウ以下ですよ。


いやだから、演技の話(^^;)


まずは南里君。全体は割りと普通な、白黒のふわっとしたシャツなのですが、左手が真っ赤!な衣装。曲はカルメン。ほう、ホセですか?
最初の3アクセル+3トゥループのコンビネーションがすごく良かったです。その後も3フリップ、3サルコウまではちゃんと跳ぶのですが、ルッツジャンプが1回転になり、更にこれはコンビネーションだったのですね。コンビならず。その後もルッツで転倒していました。スピンもいまいちだし、スタミナがないのだろうなーと言う感じ。ただ、ステップは(疲れが見えてしまう部分もありましたが)頑張って踊っていた!と思います。決して完璧な演技ではありませんが、表現しようとしている意思は感じられ、楽しめるPGでした。


そして小塚君。ショパンのピアノ協奏曲2番。印象的だったのは最初の3アクセルと、中盤のスローパートの部分。イーグルとかしながら、手を差し伸べたりなんかして演技しています。こういうところをムーヴズ・イン・ザ・フィールドと言うのですか?ここきれい。
スケーティングのうまい人だと思うのですが、ステップの部分はなんかあっさりめ。ただ、彼のスピードのあるスケートに、この曲の軽やかさが合っていたと思います。
ジュニアで見ると「すごいうまい!」と思ったのですが、シニアの中に入ると、やっぱり表現力が〜とか思ってしまうものなのですね。不思議。でも持ち味は出せていたと思います。


アルバン。ばんばんジャンプが決まります。ただ、途中3サルコウでつまずいたように思うのですが、それも振り付けに見えてしまいます(笑)このPGを彼にやらせた人はすごいな。あ、モロゾフか(^^;)
演技終了後、ものすごい喜びの形相で飛び跳ねているコーチが映りましたが、あれも多分PGの一部w(違


ドブリン。手足の長いタッキーって感じ。曲はマスク・オブ・ゾロより。いきなり4サルコウ+3トゥのコンビネーション、そして4サルコウ。3ルッツ+2トゥのコンビネーション、ときて、ここでアクセルが1アクセルに(>_<)でもそこが気にならないくらい、その前のジャンプは素晴らしかった!・・・そして、1アクセルが気にならないくらい、その後のスピンがへろへろでした(^^;)パーカッションの音?に合わせてのサーキュラーステップとか、お上手!という感じではないのですが(というか、やや雑?)結構印象に残っています。好きなんだな、ああいう振り付けが。多分。自分的にw


右腕は肌色の布の上に黒いツタ、左肩には謎の巨大黒ヒトデ、という、何を狙っているのか分からないけど面白い(こら)衣装で登場のジュベール。4回転。ほんときれい。そして力強い。見ていてテンション上がります。4トゥ+2トゥのコンビネーション、もう一つ4トゥ、3回転になってしまったけど、サルコウでも4回転に挑戦、と、うまくいけば3回4回転を入れる構成なのですね。これぞ男子シングル!という力強い演技を見せていただきました。納得の優勝!おめでとう!


ただ、ジュベールのは、振り付けと曲があまりマッチしていないような。ジャンプと衣装の(笑)印象は強いけど、曲の印象がイマイチありません。4分半がちょっと長かった。それはドブリンにも感じた事でした。4分半が長くないといえば、上位ではアルバンになってしまいますが(笑)彼の場合は「曲を表現している」と言っていいものかどうか・・・なところもアリ・・・(笑)
曲とあっていた、とか、表現の意思が感じられた、といえば放送された中では日本男子2人かなー、と。
ジュベールの4回転は大好きですが、スケーターのタイプとしては、もっと音楽を感じさせてくれる方が好きだったりするので、その点ではちょっと物足りなさも感じたような。
やはりここは、ランビエール、サンデュ両先生あたりにやっていただかないと!w*1

*1:ジョニーは超・ご贔屓選手なので、却って気軽に名前が出せない、微妙なファン心理w