終わった終わったー。

昨日、やっと読み終わりましたよ。模倣犯。文庫版。五分冊(´д`;)
折角寝る間とブログ書く間を惜しんで読んだので、ちょこっと感想を。


ピースって・・・・・・


ガキじゃん。


以上(ぇ



なんてね(笑)
映画化されるときに、ピースの役をN居氏がやるという事で「あのピースをN居くんが!」みたいな言われ方を聞いたので「あの」がつく犯人て、どんなすごい犯人なんだろぉぉ・・・と半ば楽しみに読んでいたのですよ。
更に先に読んでいた母が「N居君がピースってすっごいハマってるよ!」と言っていたし。
で、ピースが登場してから暫く読んでいくと↑のような感想になりまして。母にもそのように言ったのです。すると母
「うん、ガキでしょ。だからN居君ハマってるなーって」
そういう意味でしたか(笑)


高井和明がタカシックスで。
作中の彼の容姿の描写に“眉が薄い”とあったところで、タカシのあの筆で書いたような濃い眉が頭にちらついて仕方がなかったですねー(笑)


とまあ、そういう間違った楽しみ方もしつつ、真面目にも読みましたよ。
私は、この話の連続殺人事件の犯人と似たような人種の人と関わった事がありまして。
って、父なのですが。人を殺した、というわけではありませんよ。殺しそうになった事はありますけど。他人に対する共感という感情が恐ろしいほどに欠落していて、自己中心的で、自信過剰で、支配欲が強くて、平気で嘘をついて周りを振り回す人、という意味です。
こんな人なので、結局うちの両親は別れたのですが、父が家を出て行く際に私は思わず「お父さんて、他人にも自分と同じように感情があるって分かってる?」とききました。父の答えは「最近分かってきた」でした。平然とそういう風に答えられてしまうところが、分かってないという事なのですがね。後日、娘にここまで言われたんだ、ショックだった!と周囲に大袈裟に言いふらすわけです。
父と離れた後、私は「あのヒトは一体何だったんだろう・・・」と思って心理学の本を読み漁ったりしました。そして父の言動を色々思い出して、分析みたいな事をしたことがあるのですが。


その父の行動パターンに、犯人らの行動はよく似てました(^^;)
人の首絞めるときに口走る言葉も一緒。「お前が悪いんだお前が悪いんだ」
この人の人間観察の眼はすごいですねー。
お陰さまで、読んでいる間は暗いところが怖くて仕方なかったです。


長くなってしまったのでまた後日に続きます。