自分は身支度と言うものが、非常に嫌いです。
出かける事は嫌いではないのですが(多分)身支度が億劫なので出不精です。


そんなわけで、出かける予定のない日などは、夕暮れ時までパジャマでいたりします。
何故夕暮れになると着替えるかと言うと、寒くなったり、家事をするのにちょっとパジャマだとやり辛いからです。
以前はよく、母に「アンタいつまでパジャマでいるの!」とか叱られたりもしました。
けれど、最近は言われなくなりました。それにはあるきっかけがあったのです。


その日、私はパジャマのまま昼過ぎまで過ごしていました。
そういえば、友人にメールを送らなければならないと思い、携帯をぴこぴこやっておりました。が、私は携帯メールが非常に苦手なので、イライラしながら必死にやや長文メールをうっていたのです。
そこへ、通りすがりの母の一言。
「いつまでパジャマでいるの!!」
苦手な携帯メールにイライラしていた私は、頭の中には「このメールうったら・・・」とか「後で出かける時に・・・」とか、色々頭を言葉が駆け巡ったのですが、うまく纏める事ができず、つい不機嫌な声でこう返してしまったのです。


「着替えるまで!!」


しばし絶句して立ち尽くした母は、やがて「・・・そりゃそうだ」と頷くと、去っていきました。
それ以降、母は私に着替えをせかす事がなくなり、私は休日にいつまでもダラダラとパジャマのまま過ごす日も多くなったのです。
そんなわけで、本日も今現在まだパジャマなのです。