こんなん買った。

「メロディ」の7月号を買ったら、コミックの宣伝ページに「既刊」って出ていたので、買ってみました。

カンパネルラはふりむかない (ジェッツコミックス)

カンパネルラはふりむかない (ジェッツコミックス)

その昔、星野架名さんが好きだったのですが、周りの友人達には「わけが分からない」とか言われて受け入れられませんでした(^^;
そのわけの分からなさも含めて、好きだったんですけどね。
大人になってから、ネット上でやっと一人、同じ好みの人を見つけました。いや、別に積極的に探していたわけではないですけど。
長い休筆を経て、最近また描きはじめたようで、遂に新刊が出たわけです。
「カンパネルラはふりむかない」(なんつータイトル)の主人公が時野彼方に見える・・・。
「月色実験室」の美青年も彼方に見える・・・。
地名がもう「塔京」じゃないんだ・・・と思ったり、「1117号室」と出るとおお!と思ったり。ひっかかるキーワードがいっぱいある、独特の世界観が、好き嫌いが大きく分かれる所以なのでしょうな。
そういえば、自分は好き嫌いが大きく分かれるタイプのものばかり好きになる傾向があるんですね、昔から(^^;
で、そのコミックの巻末に「好評既刊」として、文庫が紹介されていたのだけれど、そこにこんなモノが。
緑野原少年 (白泉社文庫)

緑野原少年 (白泉社文庫)

こんなの出てたのか!知らなかった!
というわけで、近隣の書店を探索して購入。
こっちは「弘樹―春咲迷路―」と「彼方―まほろばフェスタ―」を収録。やっぱりこの2作がいいよなー。
あと「学園音楽」と単行本未収録だったらしい「ラミアー」も収録。確かに「ラミアー」は読んだことがなかったです。
閉塞感を感じている大人の女性が、都会の片隅で年下の男の子を拾うというのは、昔っから少女漫画界のひとつのロマンなのでしょうか(^^;
巻末の書き下ろしエッセイ漫画によると、彼方は星野さんにとっての「不思議な現象」そのもののイメージなのだそうで、だから、最近の話でも、話の鍵を握る登場人物は皆彼方っぽいかもしれないなと勝手に納得しました。


今日の星野架名がらみの部分は、じつはほとんど私信に近いものです(^^;)