跳びたい心を抱きとめる

スケアメはじまる前にやっておきたい事が沢山あるえむぞうです。コンバンハ。
まずHDDの整理(←超重要)
もう一台の壊れたデッキの修理。
T.M.R.のライブの感想も書き殴っておきたい。
ハイクの1人遊びも、折角二日かけてCDかき集めてきたのだから終わらせたい(ぉぃ)
でも実は今は、ライブ後なのでT.M.R.モードでほんとはvertical infinity聴きたいのですよう。


こんなアホな書き出しですが、昨日に引き続きランビのお話です。
ランビ本人に関しては、昨季の演技を見ていて、気持ちはあるのに身体が思うように動かないような状態であったのだろうという事は感じていたので「お疲れ様」という気持ちです。
でもその反面、才能のある選手が怪我で目標を諦めなければならないという事が何か悔しく思えます。


怪我した場所が内転筋だと。
これはあれかね、4回転ジャンパーが怪我しやすいという・・・と思い、確かそんな話が書いてあったよなーと『氷上の光と影』を引っ張り出してみました。
で、やっぱり書いてありました。ちょっと引用。

特に4回転を跳ぶ選手に多いのが、英語でグローインと呼ばれる内転筋の負傷だ。脚の付け根の内側にある筋肉で、軸を作るために体を締めるときに使うと天野は説明する。
「ジャンプの回転数が多ければ多いほど、締める力も強くなくてはならない。でも内転筋というのはあまり鍛えようのない、比較的デリケートな筋肉なんです」

なんだそうですよ。


4回転ジャンパーが怪我で苦しむというと、私は本田君を思い出します。私がスケート見始めた頃の事だったので、印象が強烈なのです。怪我で思うような演技が出来ない中でも、時折すごく幅のある大きなジャンプを見られて、この人のいいときの演技がみたかったなと何度も思わされたのでした。
引退後のインタビューで、練習ではアクセル以外の全種類の4回転を降りていたと語り「そんな事してたから怪我したんでしょうね」と言っていたのを読んで、4回転つーのはなんと過酷なジャンプであることよ・・・と思ったのでした。
そんなトラウマがあるので、選手が「4回転に挑戦します」とか「4回転2回入れるのが目標です」とか言っているのを見ると、どうか怪我だけはしないで・・・という気持ちが先に立ってしまいます。スポーツ見るのにあまり向いていないメンタリティですな。
まあ、そのトラウマの主が今でも「男は黙って4回転!」とか言っているわけですが。


しかしながら男どもは次々と4回転に挑んでいくのです。
コンビネーションつけちゃえ!とか、3連続にしてみようかなー、とか、よーし!フリーで2回入れちゃうぞー!とか、次はSPから入れるもんね!とかぬかすわけです。
あまつさえ女子にも「4回転はチャームポイント」だとか「スポーツなんだから挑戦したい」とか言う人もいたり。
燃え尽きたい感じがたまらないってか(誰もそんなことは言ってない)
もう、アンタら勝手にしなさい_| ̄|○
でも、怪我だけは・・・怪我だけは気をつけて!3A跳ぶ女子陣も!!


ところで、どこから仕入れるのか分からない不思議な雑学を蓄えている母に「ランビの怪我って内転筋なんだって」と言うと「ああ、太ももの内側の?奥の方にあるやつでしょ。結構大きい筋肉じゃなかった?」とか返ってきましたよ。また思いがけないことに詳しい。
ピラティスやる人が、これを鍛えるとか言ってる筋肉だよ。ああいうのってインナーマッスルを鍛えるものらしいから」
とか言ってました。
そうか、ピラティスか。ジョニーが筋肉をピラティスでつけてるというのはいいんだ。
やっぱ今季は4回転入れたいって言ってるあの子は、ピラティス嫌いとか言いなさんなという事ですかね。バランスボールやゆっくりやる腹筋について、余計なもの発明しないでとか言ってんなー!でも面白いですけどねw


内転筋云々の話の引用はこの本から↓

氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート

氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート