妄想語りになってしまった感のあるCOI新潟感想文。第1部。

の、前に昨日の書き忘れ。
OPでスケーターが入ってくる前に、アントニオ・ナジャロさん(この人が確か、ランビのフラメンコを振付けたのですよね?)がフラメンコを踊っていました。
南側ショートサイドに設置されていたステージで踊っていて、ちょっと遠かったのでオペラグラスで見てみたのですが、いやー、かっこよかったです。踊る人の筋肉のつき方と言うのはすごく素敵ですね。で、あの筋肉がそんなに柔らかいのか、と驚くくらいしなやかに動くのです。何でアイスショーでフラメンコ?と思いつつ、いいもん見たと思いました。


では、それぞれのソロについて。

  • お金持ち続行の本田君

OPの群舞の後登場した一番手は、さっき金持ち役をしていた人でした。
白いシャツにジャケットを羽織った姿で登場。なんかいつになくニコニコしているような気が。
そして曲はゴッドファーザーでした。悪いお金持ちのテーマですね!(笑)でもゴッドファーザーなのですが、なんか明るかったです。アレンジが。
客席の前で止まって投げkissしていたのですが。すみません、またしても面白かったです。何か「プルさん?」とか言ってみたくなりました。


ところで、このショーはシェンツァオの出演が予定されていたはずなのですよ。
少なくとも前日になっても彼らの名前は公式HPにあったはずです。でも、行ってみたらいなかったのですよねー。
アナウンスも貼り紙もなかったですよ。どうなっているのでしょうね。とか言いつつ、事前に知ってはいましたけど。ネットの噂で。
でもショーが終わるまで(というか終わっても)興行元からの発表はなし。それで、パンフレットには載っていないのですよ。という事は、パンフレット作る時点で分かっていたんじゃないのかね!?と勘ぐりたくなるのですが。
ショーの内容はよかったものの、興行元はかなり不誠実なんじゃないでしょうかね。


そんなわけで、急遽違うペアがやってきたのでした。

  • カザコワ&ベルナディス

『My Way』。観戦暦が浅いのでよく分からないのですが、アマチュアのときにはそれぞれ別の人と組んでいたペアらしいです。女性はオリンピックチャンピオンで、男性はワールド銅メダリスト?
というわけで勿論はじめて見るのですが、女性が美しいですねー。なめらかなスケーティングと、優雅な上体の動き。見ているとなにやら甘い気分になってくるような・・・。男性は・・・黒子状態・・・。

  • ボナリー

黒真珠がどうとか紹介されていましたよ。黒真珠だからボナリ−登場なんだな、と。
ピンクの衣装にかわいい音楽で、3回転ジャンプをたくさん跳んでいました。そしてクライマックスにバックフリップ。
ジャンプの種類とか数とか数えてみようかな、と思ったけれど、折角のショーなんだから、と思いやめました。まだまだ自然にジャンプの見分けがつくほどには見慣れていません。
プロになっても(プロだからこそ?)3回転ジャンプやバックフリップを跳び続けるのが、彼女のプライドなんだろうなー、などとぼんやりと思ったのでした。

  • ペトレンコ

Fly Me To The Moon。フライミーといえば織田君を思い出すのですが、あちらがオトナの小洒落た感じを目指して頑張っている若い子のかわいさならば、こっちはほんものの小洒落たオトナの演技でした。
スケーティングもきれいだし、雰囲気も出ているし・・・・・・・・・。
・・・ジョニーをお願いします(−人−)

  • デンスタ

やったー。ジャックだジャック。これ見たかったのですよー。世界選手権で見れるかも、と期待していたのですがヒライケンでしたのでね(^_^;)ようやく見れたわけです。
途中椅子で滑ったりもするノリのいいPGで、会場の反応もよかったですよ。
演技終了後、挨拶をして、客席に笑顔で手を振りながらはけるデンコワさん。対するスタビは演技中使った椅子を拾いに反対の端まで行ったのでした。小道具係兼業か?と会場が半笑いで見守る中、椅子に腰掛けしゅーーっと滑って入出口まで行って、拍手を受けたのでした。

  • ミニック組

初めて見るアクロバットのペア。アランフェスでしたね。
なかなかでしたよ。リフトされて片手倒立とか、びっくり技の連続でした。地味に、リフトから降りるときに女性が男性の体に自分の体を巻きつけるようにして降りてきたりしたのとかが好きでした。

  • ジョニー

待ってましたのジョニーさん。高価なボロをまとって登場(ヲイ、コラ)
だってー。上半身の露出がやや高め(しかも斜めのライン)で、ヒラヒラついていて薄紫の衣装でキラキラしててって、遠目に見ると「素材は高そうだけどシルエットはボロ」なんですよぅ。


で、新PGですが。
なんか微妙、盛り上がりに欠ける、みたいな評判を見聞きしましたが、何故か私はすごく気に入ってしまいましたよ。
美しい中に、やや退廃的なというか、そんな香りも感じたりなんかして。それにスケーティングがよく伸びていたし。ちょっと入っている(笑)ジャンプも危なげなく。
見ていて引き込まれてどきどきしましたよ。でも、私だけなんですかねえ(´・ω・`)なんか私、こういうものに対する見方ってズレてるんでしょうね・・・。
ちなみにこのPG、ジョニーの公式のPGのところに載っている、Secret GardenとDavid Bowieの曲をつなげたやつなのでしょうけど、PGにタイトルがついていまして『Enchanted』。心を奪われた、とかうっとりさせられた、みたいなそんな意味らしいです。
タイトルも、私が受けたイメージとはちょっと違う感じですね。やっぱりズレてるんだ_| ̄|○
私はこのPG見ていたら“昔あった国の映画で 一度見たよな道を行く”っていう、ある歌の歌詞の一節が頭にひらめきました。やっぱ全然違いますよねえ・・・。

  • 怜奈&ジョン

今季たくさん見た、御馴染みのEXナンバー。
だけど、何度見てもうっとりな、素敵な雰囲気のPGですよ。2人の間の信頼みたいなものを感じさせますね。
怜奈ちゃんがスロージャンプでミスしたら、あ〜、惜しい!と思います。
ジョンがソロジャンプでミスしたら、これはデフォルトだから。演技に組み込まれたものだから。と思います。

  • 荒川さん

サラ・ブライトマンの歌う、モダンなアレンジの「ある晴れた日に(蝶々婦人)」を使ったPG。
実は動画サイトで何度か演技を見ていたりします。最初に大きな布(一反木綿レベル)を持って滑るのですが、動画で見ているときはちょっと「あの布いらなくない?」と思ったのですが、新潟で見たときはそんな事全く思いませんでした。
いらなくない?と思ったのは、ちょっと重そうに見えたからなのですが、今回はそんな印象は全くなく。
登場は、多分ナジャロさんがステージの上で端を持ってばっさばっさと豪快に揺らし、その布を体に巻きつけたりした後に布を持った両手を高く上げて滑り出すのです。豪快にばっさばっさと書いていますが、本当にただばさばさやっていたら演技がおかしくなるわけで。本当は両者の息の合った布使いでしたよ。
ところで、ナジャロさんはこのショーにおいて、私的には陰のドンというかそんな雰囲気を感じるのですよ。実際の舞台裏の話でなく。OPでもナジャロさんが踊り終わったら選手が出てくるし、他でも進行の肝のところで踊っていたし、しかも一段高いところにいるので。だからショーの設定的に陰のドン、いやむしろ神様?くらいな(笑)
その陰のドン、もしくは神様を、自分のPGの補佐に使うなんて、やっぱり荒川さんは女王様なのね!!と妄想に基づく妙な感心をしてしみたりしましたw妄想楽しいですよww
それはそれとして。
滑り出した後の布の使い方もかなり洗練されてきていましたし、動画で見たときはちょっとシャカシャカした印象だった手の動きもとても良くなっていて。また表情も、私のいる席の割と近くで踊っていたのですが、妖艶な(こういうのこそ妖艶て言うんだと思いますよ)目でしたよ。いい意味で、荒川さんじゃないみたいでした(そう、あのアイスショー紀行がうっかりすると食べ物紀行になっちゃう荒川さんとは別人のような・・・(笑))。素晴らしかったです。
あ、荒川さんは途中で手放した布のお片づけはやってませんでした。やっぱ女王様だから(笑)

  • アニシナ&ペーゼラ

荒川さんの演技が終わった後、名前の出ないキャストの男性が西側の客席の前にコートかけを置いていきました。
何が起こるのかと思ったら、パープルピンクの衣装をお召しになられたアニシナさんがコートかけにコートか何かかけにやってきましたよ。紹介のアナウンスはないものの、アニシナ&ペーゼラの演技が始まったわけです。なんか、芝居小屋とかの舞台裏でのラブストーリーみたいな印象のPGでしたよ。アニシナさんは花形女優ってところでしょうか。
ペーゼラさんは、シルクハットにステッキ持って、客席から登場。アニシナさんの美しい衣装と対比すると妙におかしくて、前出のコートハンガーの効果もあり(?)彼も小道具の一種なんじゃないか・・・なんて失礼な事を思ってしまったのでした。そして、アニシナさんがペーゼラさんを、小脇に抱えるような体でリフトする段にいたって、いよいよ小道具感が(スミマセン)
その後2人はリンクの上に倒れこみ、上になったり下になったりな感じで演技を続けるのですが、アリーナ席前方は段差がなく、パイプ椅子並べているだけなので、そういう体勢で演技をやられると前の人の頭で隠れてしまってよく見えないのですよね。私のいた席の隣のブロックでは、お2人を見ようとしてお子様達がついつい立ち上がっていましたよ。お子様には目の毒なので見んでいい、と思いましたが(笑)
そして2人は倒れこんだまま動かなくなり、それで終わりかと思いきやいきなりベルの音が。
慌てて起き上がったアニシナさんはペーゼラさんを起こし、衣装を着替えさせます。白いシャツをはぎとって、上半身裸のペーゼラさんの首にネクタイをかけ、ジャケットを着せて・・・。
そのペーゼラさんのいでたちを見て“なんか10年位前にこういう人日本にいたなー。もっと小さかったけど・・・”と思ってしまったえむぞうなのでした。こーごーえそーうな。
そんなワタクシの気持ちをよそに、2人はガラリと曲調を変えてCandy Manで踊りまくってフィニッシュとなったのでした。

  • 村主さん

正直、彼女が一部のトリだったのにはちょっと驚いたのですが・・・。
『シカゴ』の中からの曲だそうですよ。タンゴ。最近セクシー路線ですね。彼女のPGはリズムの強い曲調の方が好きですね、私は。
最後の高速スピンで、腰周りの黒いフリンジがぱーっと開く様子がなんか土星の輪っかを思い出させました。


本日は一部までで。
頑張って最後までかけるかどうかは、神様と主さまにしか分かりません(笑)

ぬ「え、そうにゃにょ?」


主さまも最近セクシー路線ですね(・∀・)