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母はどうやら大腸炎だったようです。
月曜日に総合病院に行って、点滴を受けて、ようやく快方に向かってきました。
家の近くには、結構病院が多いのですが、体調が悪いときに進んでいきたくなる病院にはなかなか出会えません。
ウチから徒歩2分ほどの小児科・内科は、普段割りと混んでいて、待ち時間が長い。その長い待ち時間を待って、診察していただくのですが、なんだかぞんざいに扱われている気分になって、居心地が悪いです。そして、薬は何種類も出ます。喘息持ちの自分が、秋口などにインタール*1が欲しくて病院に行ったところ、ろくに話も聞かず「じゃあ薬出せばいいのね」で終わり。むしろ、診察室に入ったのが悪いことのように思えたので、次からは窓口で診察券を出して「薬が欲しいんですけど」と言ったら、診察なしで処方箋だけ出してくれるようになりました(^^;)それ続けていると、診察券出しても「誰だオマエ」って顔されるようになってきました。当たり前ですけどね。カルテなども確認していないらしく「インタールは飲むほうですか?吸入するほうですか?」とか看護師さんに聞かれます。最初にその薬を出したのは誰だ。
というわけで、今回母の体調不良の際、この病院にかかるのは最初から却下でした。
あとは、10分くらい歩いたところに総合病院があるのですが、そこは私が以前掃除のバイトをしていた所です。その際カップラーメンの空いた器やお菓子の袋と、使用済みの注射器やチューブなどの医療廃棄物を一緒に燃えないゴミに出しているという、とんでもない衛生状況を(流石に別のゴミ箱に入っていたけど、使用済みオムツも燃えないゴミ扱い)目の当たりにしたので、あまり行きたくなくて却下。まあ、これは私がバイトしているときに、ゴミ収集業者の方から抗議されて改まったようですけど。その際、看護師長さんに「もう注射針とか入ってないから安心して」と声をかけられました。ということは、前は入っていたのでしょうか(−−;)
そんなわけで、徒歩10分くらいのところにある、今まで行った事のない病院に行ってみました。そこは親子でやっているこぢんまりとした町医者です。待ち時間も短く、話もよく聞いてくれたそうです。が、聴診器を使わない。話は聞くけど、触診はほとんどしない。喉を見て、喉が腫れているから、と抗生物質を処方されました。
他の二つの病院は、薬は処方箋を貰って調剤薬局で出してもらうのですが、こちらは病院の窓口で直接もらいました。
その抗生物質が母の体質に合わず、一週間下痢が続いて、週末には40度近い高熱が出ました。
出してもらった薬が合わないのかと、再びその病院に行って、今度は下痢止めと、違う抗生物質と熱さましを貰ってきました。貰った薬を飲むと、今度は熱が35度台目前まで下がりました。40度近く出たその日にですよ。
おくすり110番というサイトで、貰った薬を検索してみたら、貰った4種類の薬のうち2種類が熱さましでした。急激に下がるわけです。
一向に体調が良くならないので、観念して前出の総合病院で診てもらいました。
こちらでは、聴診器を使った診察、触診*2更に血液検査*3、ダメ押しで腸のレントゲン撮影をして、腸炎と診断されたそうです。
先生に高熱が出た、と言った所、輸液と抗生剤の点滴を受けたそうですが、その際薬でアレルギーが出ないかの検査もされたそうです(当たり前ですが)。
出された薬は2種類(抗生物質と整腸剤)。処方箋を貰って調剤薬局へ行くと、薬を見て薬剤師さんに「腸炎とか言われました?」と聞かれたそうです。こういう風に、出された薬について薬剤師さんからもチェックが入るところが、調剤薬局を利用する利点ですね。薬の名称と注意点が書かれた紙も貰いました。これは、徒歩2分の病院でも同じです。調剤薬局を使っているからでしょうね。
点滴をしてもらってからは、高熱も出ず、症状も徐々に落ち着いてきました。下痢が続いて脱水状態だったから、細菌に体が対抗しようとしたときに、高熱が出てしまったのかもしれません。
この総合病院は、衛生に関してはアレですが、診察は丁寧(内科)。と、認識を改めました。ゴミの出し方とかは、医師がフォローしきれるものではないですからね。
でもレントゲンはいらなかったかも。腹部は、生殖器もあるので、あまりレントゲンは撮らないものらしいですよ。まあ母は、年齢的に問題ないだろうと判断されたのかもしれません。私が以前気管支炎で診てもらったときも、レントゲン撮ってました。撮りすぎ(^^;?

*1:喘息の予防薬

*2:腹部を押して、どの辺が痛いか聞かれたようです

*3:白血球の数値が通常の倍くらいあったことから、炎症を起こしていると判断されたそうです