LIVE REVOLUTION'13 -UNDER:COVER 2-NHKホール行ってきた記

6/2にAOI、そして6/5にライブと、怒涛の趣味日程をこなしたえむぞうですよ。コンバンハ。
楽しいのはいいのですが、その後感想文をアップするにはちょっと困りますよね。まあとりあえず記憶が鮮明な方を書くとしますよ。


さて今回、前日のツイートから貴教さんの喉の緊急事態が窺われ、会場に向かう前日あたりと、会場に向かう道中は心配で胸が占められていました。7割5部くらいかな(←)
しかし会場に近付くにつれ、どうにもこみ上げてくるワクワク感。あの曲やあの曲を思い出しては、今日聴けるだろうか、それともあれなんかはどうだろうかと妄想をはじめてしまうのはファンの性なのか、それとも単に能天気なのか。もしくは、貴教さんがやると決めた以上はある程度以上の質のものになるだろうという信頼感によるもか。そういう事にしておきましょうか。とりあえず。


そんな気がかりがあった状態であり、この日を前に特に予習などをする事もなく、更に開演間近の時間に席についたために、いざ開演したその瞬間まで忘れていた懸案事項があったのですよ。
オープニング、まずスクリーンに映像。そして貴教さんのナレーション・・・


「そうだった、このツアー小芝居コンセプトありのツアーだった・・・」
そして貴教さんの登場。声は大丈夫そうでした。
バラードのパートになるとちょっとかすれる?と思ったところで刺さるようなシャウトがきたりとか、絶好調ではないけれどそれが故に丁寧に気持ちを入れて歌っているように見えましたよ。


そしてやはりコンセプトを表現したフィルムの内容が、まずは初見のライブ感想のメインとなってしまうわけですが、まあ予想するまでもなく見事なまでに中二病の結晶でありましたw分類的にはSFというか近未来ファンタジー的な。現世と前世と来世と・・・と語りが入ったところでは「クラウドアトラスかよw」とつっこみ、実はこの世界もお前の思念で作り上げられた・・・みたいな展開も、前にこんな映画見たなあ、とw窓から見下ろす都市の景色は相変わらずスターウォーズ風味wそして主人公の気持ちひとつで都市が崩壊するのもあったあったこういうの、とw
しかし別にこういうものにストーリー性とかオリジナリティを期待しているわけではありませんのでね。貴教さんがかわいかったから映像的にはオールオッケーですよ。何やら白い布をまとった風情でおじさんの話を聞く、見上げる表情とかがかわいかったので。そういうのを楽しむものだよなと割り切っていたら、ストーリーの途中で突然おじさんが増殖しまして「ヲイ!そこは培養するのは西川ちゃんだろ!!我々が誰を見に来ていると思っているんだ!!!」と思いましたがね。
結末と言うか結論にはぶっとんだというか。とりたてていい意味でもなく。そうか神か。うんT.M.ちゃんだもんね。みたいな。
ていうか最近の映画だとご本人は大層TEDにハマっておられたのは知っていましたが、アプリ入れて愛でていたああいう感じはライブには持ち込まないのですね。あ、MCに持ち込んでいるのか。おおいに。
まあ映像に関しては、おじさんに色々諭される受身系西川ちゃんというか見上げる系西川ちゃんを楽しむPVだと思っておけば。
しかし割と長い年月続いた、小芝居コンセプトライブ指向に関してのファンとの水面下の小競り合いの成果なのか、構成自体はライブ感を削ぎすぎないように工夫されていたのではないかと。フィルム自体は台詞が多く親切設計。バラードのあたりは多少長くなりますが、アップテンポの曲だと盛り上がりを一時停止させる程の間は空かない仕様になっていました。ただ、バラードゾーンの曲間、ビデオタイムで貴教さんはステージの真ん中で静止状態でいるタイミングで客席のお子様がぎゃん泣き、あまりの絶叫ぶりに場内大爆笑という不可抗力で流れが止まる瞬間はありましたがねww


衣装的には今回割と分かりやすく白ver.と黒ver.あと終盤遠目にドレスと見紛う純白のスカートみたいなのがついた衣装で登場していましたね。今にも嫁に行きそうでした。それからアンコール用。ジャージのセットアップで、新堂本でもこの格好で収録したと。効率よく広範囲のファンのお揃い欲を掻きたてさせようという作戦ですね。流石です。
アンコールでようやくMCタイムになるわけですが、ここで「ようやく」と自分でも言ってました。自分でそういう構成にしたんだろうとw
まあ色々な思いを込めて作った映像だそうですよ。しかしその映像が「・・・まさか、あんなに赤ちゃんに泣かれるとは・・・」と、ハプニングをネタにぬかりなく笑をとります。あれ、ステージの上にも聞こえているんだろうな、止まってるの気まずいだろうなと思っていたのですが、やはり。「何がそんなに恐かったのかなあ?」と首を傾げる貴教さん。まあ幼子には大音量自体が脅威でしょうねえ。
で、NHKホールはいつ以来?という話になり、そういうデータベース的機能はすっかりファンに頼る宣言。しかるに客席から答えは出たのですが、その際にツアータイトルを略称で答えれられたらしく「そういう略すのやめて!にちゃんみたいに!」と。「漢字一文字にしたりするでしょ!『LOVE SAVER』は鯖とか!」よく知っていることw
そして先のツアーから引き続いている「カタカタカタカタカタッ」ネタもまたやっていました。前回は「Twitterとか」と言って「カタカタカタカタカタッ」とタイピングの音を織り交ぜながら苦情ツイートをするファンを演じていたわけですが、正直Twitterそんなに書けねーよ、と思っていたのが今回は「掲示板とかに!書くんでしょ!」になっていたので、おお進化したなと。進化?
あとは『Preserved Roses』が好調で「演歌のようにじわじわ売れている」と言っていまして。その「演歌のようにじわじわ」という言い回し『Heart of Sword』のときも言ってたなと思ったら本人の口から「『Heart of Sword』みたいに」と出ましたよ。あれがじわじわ演歌みたいに売れていた頃にはじめてNHKホールでライブをやれた、と思い出語り。ちなみに私もそのライブ行っていましたw偶然にも開演前に思い出していました。あのライブには恥ずかしい思い出もあるのですがねw
で、貴教さんのお話は、あの頃みたいな波がまたくるんじゃないかなーみたいに続いていったわけです。
印象に残ったMCの内容はこれくらいですかね。次は終わったらなるべく早急にMCの内容をまとめておきます。
ああそうだ、NHKホールは何年ぶり?という話の際に「20年ぶり!」と嘯くファンがいまして「20年前だったら俺前のバンドで微妙な時期だよww」と自虐ネタを少しやった挙句柴崎さんに「いいなあ、20代前半にヒット曲がある人は。WANDSだもんなー」と水を向けて困らせるという一幕もありました。
それと、客席でお客さんが光らせる系?の応援グッズを、MJの収録時に他所のアーティストのファンの方が持っているのを見て「いいなあ」と思ったとかで、ああいうのはあっていいか?ないほうがいいか?と客席のお客さんに挙手だったか拍手だったかで意見を求めていましたよ。最終的に「大きい会場限定ならアリ」という案が一番の賛同を得て、貴教さんも納得。企画を進めようという気になったようです。「T.M.Revolutionは民主主義です!」と宣言。設問も昨今の世論調査よりも正確に意図を汲み取ろうという意欲が見えましたよw
そしてラスト、喉の件に触れ「心配おかけしました!」と。「でもお前らがここにいる限り俺は戻ってくるから!」更に「今日はとても新鮮な気持ちで歌えた。それは多分皆の見守るようなあたたかい視線のおかげ」なんてサービストークに繋げ、MCの匠の妙技を見せ、ライブは楽しく終了したのでした。