救急車を呼んでも救急にならなかった件。

これは後付日記ですよ。


2月22日は毎年恒例猫の日
といっても、とりたてて何をするわけでなく、主さまズに「今日は主さまの日ですよ〜」とか「ちもさま猫の日ですって〜」とか言いながらほわーんと過ごすのが常だったのですが、今年はそうも行かず。


腹痛を訴えつつ母が19時過ぎに帰宅。
最初は、胃腸に来る風邪だと私は思っていたのですが、そういう痛みじゃないと言い張り、母が救急車を呼んだのが23時過ぎ。
ほどなく救急車がやってきたのですが、そこからが長かった。


痛みの場所が下腹部という事で、内科か婦人科の病院に受け入れを要請するのですが、6件続けて断られ、気付けば救急車が家の前に停車したまま50分経過。日付も変わりました。
そこで救急隊員の方々が「東京ルール使います」と言い、暫く後に搬送されたのは、救急車で30分ほどの距離にある・・・外科。
そこでとりあえず、CT、レントゲンなどの検査をしてもらい、やはり婦人科の病気であろうということで、そこからまた婦人科のある病院へ搬送。その時点で午前2時を回っていました。


で、辿り着いた婦人科。
そのときいた医師は、非常勤の当直だったようなのですが、救急隊員を呼んで「こういう患者さんはうちでは診れませんよ。もっと適切な病院を選んで運びなさい」とか言い出す。後に、東京ルールによるものだと知ると「早く言ってよー」と。そして、私や母の前で、看護師さんに東京ルールについて確認。20分以上もしくは10軒以上断られて搬送先が見つからない場合、コーディネーターに連絡して、東京ルールに参加している病院の中から搬送できる病院を探してもらう・・・らしい。搬送先に指定された病院は、絶対に患者を診なければいけないとかなんとか。
「これもちょっとどうかなってルールだよねー」
と、私に同意を求める医師。
つまり、見つからなかったら朝まで患者は救急車の中でのた打ち回っていればいいと?想像力のない医者最低。


そんな医師には腹は立ちつつも、とりあえず一晩はその病院に入院することになったので、私はひとまず帰宅。家に帰り着いたのは朝4時過ぎでありました。


その後、少し寝てから入院用のあれこれをとりあえずかき集めて、再び病院へ。清算を済ませてから、救急車で転送先の病院(こちらは家から近い)へ向かい、そこにようやく落ち着いた(?)のでした。


その後入院→検査→手術となるのですが、手術後に入った大部屋で同室だった方によると、その方は病院のすぐ近くに住んでいるのですが、火傷を負って救急車を呼んだものの受け入れ先が見つからず、母が最初に運ばれた病院よりも更に遠くの病院へ搬送、後に現在入院している家の近所の病院へ転院となったのだそうです。


正直、東京の夜間救急は崩壊に近い状態と言えるのではないかと思いました。
とりあえず、今度何かしらの不調を感じたら、日が落ちきる前に病院に行かねばと。経験上、夜になって体調が良くなるという事は殆どないですし。