本当にあったイナズマロックフェス2010

今年で2年目となる、イナズマロックフェスに行ってきたえむぞうですよ。
いやーまあ、楽しく楽しく、それは楽しく盛り沢山で、しかしロックフェスってこういうのアリなんですか?的な部分もあったりで、ハイクのお題にある「想像で語るイナズマロックフェス」のネタでもいいんじゃないかと思うこともしばしばでしたよ。これぞハイク脳の恐怖。
というわけで、今回の感想はそんなノリで書こうかなと思ったのですが、タイトルを「想像で語る〜」にしてしまうと、本当に妄想と思われかねないんじゃないかということで(何せはてなのトップからも削除されたサービスですしねー)、タイトルはあんな↑風にしてみました。
てことで「一部想像で語ってるっぽいけど本当にあったイナズマロックフェス2010」です。
1日目。

草津駅からシャトルバス乗り場まで15〜20分程徒歩。

まあ、書いてあるとおりです。草津駅から、シャトルバス乗り場であるグラウンドの駐車場まで、炎天下の中結構歩きます。思わず日傘とかさしてみたりしました。草津駅に着くまでは、新幹線や在来線の冷房で身体を冷やされていたわけですが、その後の炎天下散歩の落差のためか、目的の駐車場のあるグラウンドに着くあたりで、背中からどーっと汗が噴出したりしましたよ。
しかしまあ、我々はそれでも15〜20分で済む話なのですが、順路を誘導してくれているボランティアスタッフの皆さんはもっとずっと長い時間立ちっぱなしなわけで。そうして我々を誘導してくれているわけで。ありがたいと同時に頭が下がる思いです。

琵琶湖が見えてきてもすぐには着かない。

琵琶湖のほとりでフェスをやるわけで、琵琶湖が見えてきたら「あともう少し!」と思うわけですが、意外にすぐには着かなかったりします。要するに琵琶湖が大きいという事です。

会場に着いた途端に携帯電話の電池が切れる

別に特殊な電波が流されていたとかそういうわけでなく、個人的なアクシデントですw

屋台が充実。

だけどこの日は、新幹線の中で駅弁を食べて食糧補給済みだったので、翌日は屋台込みでフェスの雰囲気を堪能するぞと心に決めたのでした。

水道をひねる度に琵琶湖に対する感謝を促される

オープニングアクトIMALUには間に合わなかったけれど、滋賀県知事の開会宣言には間に合いました。そこで、開会宣言の前のMCにて「蛇口をひねったら琵琶湖に感謝!シャワーを浴びたら琵琶湖に感謝!」みたいな感じで、琵琶湖アピール。関西の水がめですからね。私は東京育ち時々岩手なので、琵琶湖の水で出来てはいませんが、こういうのは結局自分のところだけがいいではダメなお話ですね。


で、開会宣言の後は大黒摩季さん。

真矢が目立ちすぎる。

真矢氏がドラム叩いてましたよ。一曲目の冒頭からモニターにアップになった姿にお客さんが沸いていました。
その後も、ステージセンターで大黒さんが歌っていると大抵映りこみ、見せ場ではテンション上げて叩きまくって最後にはスティックを飛ばしたりと、非常に存在感がありましたw

独身女性が多すぎる

『夏が来る』のイントロで、大黒さんが「独身女性いるー!?」と。すると結構な数手が上がり「多すぎるー!!」とwミもフタもないw


私は彼女のCDは一枚も持っていないのですが、でも演奏された曲ほとんどを知っていました。『ら・ら・ら』はいい曲ですね。
そんなわけで、勿論ライブを見るのも今回が初めてだったのですが、気さくな雰囲気でオーディエンスと楽しそうにコミュニケーションする様子から、ライブ好きなんだなー、と。ライブはイナズマが最後らしいですが、休養期間にしっかりと治療をして元気に回復してライブの場に戻ってこれる事を祈っております。

イナズマロックフェスなのでTHEイナズマ戦隊が出演する。

ムーディー勝山のネタが終わった後は、気分転換にちょっとフリーエリアへ出ていました。ちょっとしたおやつでも調達できないかなーなんて思いながら。
そんな事をしていると、THEイナズマ戦隊のライブが開始。フリーエリアに漏れ聞こえてくる音がなかなか面白そげだったので、急遽ライブエリアに引き返し、シートエリアで鑑賞。
上手い人たちが、ロックミュージックに愉快痛快な歌詞をのせてカッコよく痛快なパフォーマンスをしていました。こりゃイナズマの客層には受けるわ。シートエリアはシートエリアである故にフリーダム。イナズマ戦隊にのせられてWAになって踊りまくる人々も現れ、非常に盛り上がったのでした。

客席に歌わせながらステージを去るミュージシャン。

芸人の登場を挟んでオリジナルラブ。この辺りから再びブロック内に。こちらもまた、意外と知っている曲が多かった。しかし若い人にはそうでもないのか、盛り上がり的には少し微妙だったかも。
そんな雰囲気も、ビールのCMでお馴染みの『ボラーレ』のカバーになったら段々上がっていったのです。が。
歌唱指導が入ります。自分の後について歌えと。
田島氏「喜び広〜がれ」
客「喜び広〜がれ」
田島氏「空いち〜めんに」
客「空いち〜めんに」
田島氏「喜び広〜がれ 空いち〜めんに」
これを要求された時点で、私の近くにいた男性が「ハードル高ぇ!」と呟いたのがおかしかったです。
確かにハードルは高いのですが、それでも懸命にお客さんが口ずさむ中、なんと田島氏手を振って退場。えっ、行っちゃうの?歌わされたまま取り残されたお客さんポカーン。
なんとも不思議な雰囲気でオリジナルラブのステージは終わったのでした。

MCの中に1割程度しか事実を取り入れないミュージシャン。

これはあの人です。TETSUYAさんです。幕間のラジオの公録っぽい事の後に登場。1曲歌った後の挨拶が
「どうもー、少女時代です!」
その後は
TSUTAYAでーす」
と虚偽を連発。更にまたしても
「滋賀に縁もゆかりもない僕を呼んでくれて・・・」
と、まだ諦めていなかったのか・・・な事を仰るw
そして「西川君、40歳。見えないねえ〜」と、他人の年齢は正確に語り、お客さんの「てっちゃんも見えないよ!」の声はスルーして「俺も小学校の頃、T.M.Revolution聴いたなあ・・・」とwまあ勿論後で報復されたと言うか、これはネタ振りですよね?w


そんなんですが、演奏は良かったですよ。いやMCもよかったですw
しかし、やはり貴教さんと好みとか似てるんだろうなーと思いましたよ。ステージ前方にセット置いているのも何か似てるし。てつやさんはルーレット、貴教さんは車ですが。
衣装もチェックとか制服っぽかったりとか。両方に参加しているIKUOさんと岸さんは、たまに今どっちやっているのか分からなくなったりしないのかしらとか。ないかwそもそもこの2人が被っているのも、好みが似ているかららしいしww
ところで、私はこの野外フェスにT.M.R.のマフラータオル1本しか持ち込んでいないのでした。現地調達するつもりで。というわけで、着いて早々にてつやさんのところのタオルを買ったので、Rouletteでてつやタオルを振り回せたのが妙に嬉しかったのでした。あとはLonely girlがこの日は何故かとても心に沁みましたですよ。

キリンのオフィシャルドリンクブースにアルコール飲料しかない。

てつやさんが終わる頃、持っていたペットボトルが空になっていたので、命の水を確保するべくキリンのオフィシャルドリンクブースへ。外で買うよりべらぼうに高くなるのですがまあ仕方がない。水分も取らずにあと2組は危険です。
ところが。
「あー、今はもう、ビールとサワーしか残ってないんですよおー」
えーーー。これから暴れようって時に・・・ビール飲んでライブ仕様で暴れたら、終わる頃には干からびてしまう。というわけで、フリーエリアに出て飲み物探し。しかし、どの屋台も似たような状況。ちなみに体質の問題でお茶が飲めないので、選択肢は非常に狭いのです。お茶を飲んでライブとかやらかすと、終演ごろには手足の先に砂袋をぶら下げられたかのようにぐったりとなるのです。ある意味アルコールよりも危険。
そんな私を、雷様(イナズマだから)は見捨てていなかった。どうにか、何の屋台だったかは忘れたけど何かの屋台で一つだけ残っていたボルヴィックをゲット。
ホッとしているところに現れたのは・・・タボくん!!本物(?)だ!しかも、UVER前だから人が少ない!!撮影の絶好のチャーーンス!!だったのですが、携帯は電池切れ・・・orz今年のイナズマ最大の後悔でした。


そしてブロックに戻ってUVERworld。いやー、すごい人気。周囲にいたファンの盛り上がりがすごかったです。旬ですなあ。そりゃ、ソニーさんが3DでPV作るわけだ。

ニシカワちゃんやりたい放題。

UVERが終わったら、ちらほらと帰る人々がいたのですが、何かあるかもしれないから帰らない方がいいんじゃないかなーー。なんて思っていたらば、やはり登場しましたよ。『蒼焔』にてTAKUYA∞。続いて他のメンバーも2人。盛り上がる盛り上がる。
歌が終わった後、貴教さん、顔を背けて一生懸命逃げようとするTAKUYA∞の口元にチュッ。会場悲鳴(?)
「こら!貴教!1万5千人が見てるんやから!」
「人前ではやるなってあれほど・・・」
と、10歳上の先輩ミュージシャンに説教するTAKUYA∞。説教される方はしおらしぶりっこで俯いて「・・・ハイ。・・・ハイ」と。言いつつ唇をぬぐってみせ「拭くな!」と更に叱られるw口では叱りつつも、非常に困った風なTAKUYA∞氏に若さを感じましたwところで人前でなかったらいいのだろうかとか思ってはいけなかっただろうか。
まあとりあえず、貴教さんにはこの手の前科がたんまりあるので、TAKUYA∞氏も、氏のファンの方々もあまり気にする事ないよ!


と思っていたら、アンコールで黒夢『少年』カバーに清春さん登場。清春さんは芸風変えましたか。戻した?細身の身体にまとった黒の裾の長いジャケットを翻しつつ、黒いストレートの長髪をなびかせつつ歌う姿は中性的でおきれいでしたよ。貴教さんがハモったりなんて光景も見られて盛り上がる盛り上がる。終わったらまたしても清春さんにチュゥ(合意の上)。流石清春さんはオトナなのでよゆーでしたw


勿論TETSUYAさんの「滋賀に縁もゆかりもない僕」発言もしっかり回収。1万人超の観客と、琵琶湖の水面と夜空に向かって(多分)
貴教「あの人は滋賀県出身です!!」
と絶叫w「ちなみにお父さんは×××××にお勤めでした!」って、親の職業までバラさなくてもww

衣装の逆襲。

そんな貴教さんをアクシデントが襲ったことが判明したのは、清春さんが去った後すぐでした。
プライズの余韻で盛り上がる観客に「すみません・・・ちょっと待ってもらえますか・・・」と貴教さん。何事かと思ったら「パンツがばっっくり裂けました!」とww確かに、どうやったらそんなに裂けるんだと言うくらいバックリとwwフトモモが!白いフトモモが!!プロ生活20年余りのの中で、ここまでばっくりいったのは初めてだそうですよ。何やら、見えた人には黒い下着まで見えたとかww公でズボン破けてパンツ見えた男性を見たのはこの夏2回目です(←)
当初は着替えてくる気だったらしい貴教さんですが、すぐに「いっかあ!このままで!」と、このまま歌い続ける決意をした模様。ステージ裏に見にいているお母上に「まさかこの年になってオムツ替えを思い出させるような事態になるとは」と、そんな事を言いつつもライブ続行。歌って走って、カメラに向かってズボンの裂け目をアピールしまくり。会場もこれまでとはまた違ったテンションで更に盛り上がったのでした。いやー、流石ですww

血みどろ花火。

ラストは今年も、琵琶湖から上がる花火。去年よりも盛大だった気がします。
MCにて「俺達が血を流さないと!」的な話をしていたのですよ。イナズマ開催とか三十路過ぎのバンド活動とか、頑張る理由として。そこはとっても熱いいいお話だったきがするのですが、「みえてないけど血だらけよ、半身持ってかれてる」のあたりからちょっとおかしな方向と言うか、ユーモラスにコーティングした愚痴っぽくなっていったような。記憶が。既にうろ覚えですが。「ゆるキャラツイッターで“ワタシもイナズマ出たい”っていうたび、いいのか!?オマエも俺もそれってすごく大変なんだぞ!と!花火がひとつ上がる度にここ(心臓近辺を指さして)から血が流れてる!!」と。まあいわゆる、色々な段取りがいかに大変かという話だったと思うのですが。
そんなMCを踏まえて、素晴らしく華やかな花火を見上げて思わず「こりゃー血みどろだわー」と呟きつつ、イナズマ一日目の会場を後にしたのでした。