五輪の一ヵ月後。@ペアSP

世間の空気を読めずに3ヶ月前のことを綴るえむぞうです。コンバンハ。


五輪振り返り、全競技を一気にやってしまおうかとも思ったのですが、どうせ後からやってるなら、競技毎に五輪と世界選手権をまとめて見てみるのもありかなーと思いました次第ですよ。
というわけで、五輪から約一ヵ月後の世界選手権ペアSPまとめです。
Jスポーツ放送より。実況は小林さん、解説は杉田さん。


あまり長くなるのもアレなので、グループ毎にまとめて・・・とかやりたいけど、全組放送しているわけじゃないから、なかなか難しいのですよね。


第1グループからの放送は、スレイ/クルシンスキーのみ。
ポーランドの組ですよ確か。セントオブウーマンのサントラから。真央ちゃんがEXで滑っていた曲だけど、この曲ってペアに合いますね。
2Aで女性がオーバーターン。ユニゾンを合わせようとしているところに好感が持てたのですが、解説の杉爺は「スピードがない」と。コーチが高トラのコーチだ。前からそうだっけ?


次からは第2グループで滑走した組になる。らしいです。自分のサブアカダイアリーによると。
ドイツのハウシュ/ウェンデ
スローの3サルコウで転倒。起き上がるのにややてこずった?それ以外はまとめたのでは。
杉爺曰く「前の組に比べてスピードがある」と。これはPCSで評価に差がつく部分なのだそうです。


お初にお目にかかる、地元イタリアのベルトン/ホタレック
ジュニアワールドやヨーロッパ選手権でお馴染みだったベルトンが、ペアとして再登場。パートナーは、以前の組ではGPシリーズで最下位付近を争っていながら、観客アピールとさわやか(?)な笑顔で妙に人気のあったイケメンホタレック。ペア結成のお知らせの時点から、結構楽しみにしていたわけですが、思いの外早くに姿を見れました(でももう一組はどうしたんだろう)。
で、ただでさえ美男美女だと言うのに、コーチがジマーマンだと!?カメラも分かっていて、しっかりと横顔を抜いてくれている。なんという目の祝日w
組んではじめてのISUの大会が、地元開催の世界選手権とは、この上なく華々しくプレッシャーもありそうですが、大きなミスなく。ベルトンすごー。


第3グループからはバザロワ/ラリオノフだけ放送。
相変わらず3Tのタイミングはズレたけれども、それ以外はきれいにまとめて、キスクラで笑顔。


ここから第4グループ。まずジェムボヌ
最初のSBS3Sが、揃いすぎてて笑っちゃうくらいきれいw3ツイストでは、ちょっと降りるときにフリーレッグがかすっています。得意のスロージャンプなどはよくても、スピンが揃わなかったり距離が離れていたり、微妙なエラーが散見していました。
続いてスイスのモラン/ドルザは大きなミスなくいい出来。デニー/バレットも、五輪のミスを取り返すかのようにいい演技でコーチが興奮wアメリカらしくキレのいいペアと杉爺。


グループ5。この辺になると、大分カットがなくなりますね。といっても、このグループは1組SP落ちでカットになっていますが。ちなみに中国の若手ドン/ウーでした。
エヴォラ/ラドウィッグは、大きなミスなく見えたのですが、ソロジャンプがダウングレード。なんか同国同門のデニバレと、五輪のときの順位とジャンプの認定が入れ替わったみたいな。しかし、要素の点で今回は順位が逆になったけれども、スケートの伸びとかポジションの洗練具合はこちらの組の方が上なのかなと。そう思ってスコアを見ると、やっぱりPCSの方はこちらの組の方が評価されていました。まあスケーティングに関しては、デニバレの女性の年齢を考えると仕方ないかなーと言う気がします。
そしてラングロワ/ヘイ。3Tで男性の着氷が乱れ、スロージャンプも失敗。それでもすべりやユニゾンがいいので、PCSのスコアについて「これまで滑ってきた中ではひとつ上」だそうです。


グループ6。この組滑走順が・・・サフゾルケンプ/キングW張。どうしてこうなった。ケンプ/キング、滑る前も滑った後も解説に同情されてる・・・。
しかし、こうして並んでしまうと、ちょっとよくない言い方とは思いますが、2分50秒の間に盛り込めるものの差が組によってこんなにも違うのだと思ってしまう。やっぱりジャンプやスピン、プログラム全体の完成度を支えるのはスケーティングなのだなと。ケンプ/キングも彼らなりに上達していっているので、その辺個人的に応援してはいるのですが。
演技内容的には、サフゾルはソロジャンプで男性が3回転→2回転に。ケンプ/キングはスロージャンプで転倒、SPでの足切りギリギリのラインに。W張はほぼノーミスだったけれど、僅差でサフゾルよりも下となりました。PCSの差と、ステップシークエンスでの取りこぼしがあったみたいで。というか、張組のPGは、4大陸選手権のときから戻した、2シーズン前のプログラムなので、レベル取りの対応が難しかったのかもしれませんね。
そうそう、サブアカダイアリーのほうで、ストリーミングを見ながら書いていたメモによると、ケンプ/キングのコーチ(シュデク氏)は、選手の衣装に合わせてネクタイを変えていたらしいですよ。おしゃれ。でも、Jスポーツではもう一組の彼が見ているチームは放送されませんでした。何故ならフリーに進めなかったから。五輪にも出た、セルゲーエワ/グレボフ組です。彼らは、この世界選手権を最後に解散しました。ジュニアから見てきて、そこはかとなく愛着があったのですがね。・゜・(ノД`)・゜・。


グループ7。最終グループです。
まず川スミ。概ね悪くなかったけど、ユーロや五輪で良くなってきていたツイストリフトのクォリティが平常営業に戻ってましたよ。お疲れですかね。疲労って苦手な要素に出るんですかね。ステップは、本当に水の上に浮かんでいるみたいでした。そしてスミルノフに色気が出てきた(←)胸の谷間を隠すと、却って色気が漂う不思議。
そしてムホトラ。杉爺は、この組のコーチの現役時代のコーチが川口達の今のコーチで〜と、毎回定番のロシアコーチ相関を解説してくれます。五輪のときよりやさぐれた風情で出てきたトランコフ。髭か。髭のせいなのか。見た目はやさぐれモードなのに、演技は何やらかっとばし気味です。3ツイストが空を飛ぶようだ。しかし、トランコフがやさぐれかっ飛ばし気味なせいか、ムホルトワの表情が若干不安そうにも見えたり。それにしても、彼女のスロージャンプのランディングのときの首〜肩〜腕のラインがきれいです。
続くパントンはノーミスの演技(でもジャッジスコア見ると最後のペアスピンがレベル1になってる)。流石にこのあたりの組は要素以外も魅せてくれます。最初のジャンプの前のイーグル音楽に合いすぎだろう。
最終滑走はデュベ/デイビソン。女性がソロジャンプで転倒。3ツイストもちょっとキャッチで肩にしょってしまった。あとペアスピンの前に男性が躓いたり。「ちょっといつもの彼らの演技ではない」と杉爺。正直、ああこの組を買ってるんだなーと。ツイストとかはともかく、ソロジャンプについては、昨今ジェシカちゃんがサルコウを成功させた記憶がほとんどないですよ。


以上。なんか、パントン以外のベテランがお疲れ気味で、若手と、五輪でいまいち実力を出し切れなかった組は元気という傾向な気が。そういえばパントンって五輪SPは4位でしたしね。