女子シングル予習

北米開催の五輪における意外なリスク...それは、公共放送的に外せないお昼のニュースその他と競技時間がかぶる場合、容赦なく生中継が中断されて、その間に演技した選手が見られなくなるというものでした。それが元世界チャンピオンでも。日本人でなければ。
というわけで、デロションの演技が録画できるまで、心の休まらなかったえむぞうですよ。コンバンハ。
そんなアイスダンスも終了し、いよいよ最後の種目、女子シングルです。今日も予習をしてみますよ。

グループ1

1.Sonia LAFUENTE (ソニア・ラフエンテ)
スペイン代表。今季ヨーロッパ選手権17位。
音楽は『リベルタンゴ』今18歳ですが、何故かどこかけだるげな雰囲気を醸し出しています。


2.Ivana REITMAYEROVA (イヴァーナ・レイトマイエロワ)
スロヴァキア代表。今季ヨーロッパ選手権15位。
音楽は『The Memories of a Lover』
あまり主張の強い演技をするわけではないのですが、何故か印象に残る選手です。演技からマイナスイオンが出てるみたいな(笑)多分、オーソドックスだけどきれいなポジションをとるところとか、あと選曲なんかもいいのでしょうね。
シーズン前半は不調気味でしたが、後半に入って少し復調してきたかなという感じ。


3.Miriam ZIEGLER (ミリアム・ジーグラー)
オーストリア代表。今季ヨーロッパ選手権25位。
音楽は『Farewell』by Apocalyptica。
まだ16歳で、ジュニアとかけ持ちの選手。Bioによると、世界選手権の出場経験がないようです。


4.Anna JURKIEWICZ (アンナ・ユルキエヴィッチ)
ポーランド代表。
音楽は『ダークアイズ』
去年世界選手権のフリーで、確かほとんどノーミスのなかなかいい演技をしていたのが印象深かったのですが、今季はユーロ出ていないのですね。どうしたのでしょう。でも五輪には出るようです。


5.Cheltzie LEE
オーストラリア代表。今季4大陸選手権14位。
この選手は、本気で見たことがないです。ヨーロッパだと、ヨーロッパ選手権のストリーミングとかでなんとなく見たことがある、という選手は多いのですが、4大陸圏は結構カバーできないのですよね。日本は4大陸の方のはずなんですが(笑)
93年4月生まれということは、今は16歳ですか。ジュニアとかけもちでやっているみたいですね。
音楽は『Feeling Good』Tribute to Michael Buble

グループ2

6.Yan LIU (ヤン・リウ)
中国代表。日本のテレビ的には「リュウエン(劉艶)」と呼ばれることもあります。
SPの音楽は『The Impossible Dream』by Enrique ま た か w
今大会では、思いがけず、色んなバージョンの『The Impossible Dream』を聴きますね。まあいい曲ですから。選手によってby なんちゃら〜のところが違うのは、演奏者とかアレンジャーの名前だからですかね。
振り付けはデヴィッド・ウィルソンということで、リリカルなプログラムになっています。


7.Tugba KARADEMIR (トゥグバ・カラデミール)
トルコ代表。今季ヨーロッパ選手権12位。
トルコではじめて、冬季五輪に出場した女性なんだそうですよ。そんなわけでなのか、音楽はSelection from "Bazaar Istanbul"五輪ですからね。衣装もそんな雰囲気で、よく似合っていてとても素敵です。


8.Ksenia MAKAROVA (クセニア・マカロワ)
ロシア代表。今季ヨーロッパ選手権9位。ロシアチャンピオン。
音楽は『Ladies in Lavender』のサントラより。真央ちゃんの「強い鳥」のあれですね。
シーズン前半は、ジュニアGPに出ていましたが、出る大会を間違えたんじゃないかという色気を発していました。
ロシア選手ですが、今はアメリカに住んでいて、アメリカで練習しています。両親はペアの選手で、ソ連代表でサラエボオリンピックに出場、銅メダリストなんだそうですよ。コーチは、その両親に、ガリーナ・ズミエフスカヤにヴィクトール・ペトレンコ。ジョニーさんのリンクメイトで、仲が良いらしく、彼女の試合があるときは、ジョニーさんはいつもツイッターで熱烈に応援しています(笑)時々ジョニーさんは彼女のことを「ディーバ」と呼びますが、なんとなく分かるかもw
演技も容姿も、年齢より大人っぽく見えますが、キスクラでアップになると、年相応のあどけなさも感じられたりします。


9.Min-Jung KWAK (カク・ミンジュン)
韓国代表。今季4大陸選手権6位。
SPは『オリエント急行殺人事件』
4大陸選手権ではじめてみましたが、手足が長くて、なかなかポジションのきれいな選手です。


10.Jenna McCORKELL (ジェナ・マッコーケル)
イギリス代表。今季ヨーロッパ選手権14位。
音楽は『Totentanz』リストの『死の舞踊』をピアニストのマキシムが演奏したもので、平たく言えば織田君のSPと同じ曲です。
大柄でダイナミックな演技をする彼女によく似合ったプログラムです。

グループ3

11.Mirai NAGASU (ミライ・ナガス)
アメリカ代表。全米2位。
両親が日本人で、日米二重国籍を持っている。日本名は長洲未来。日本の報道では日本名で呼ばれることが多いです。
SPは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のサントラより。スケートのスピードと、レイバックスピンのポジションのきれいさが魅力です。


12.Isabelle PIEMAN (イザベル・ピーマン)
ベルギー代表。今季ヨーロッパ選手権33位。
あらこんなところにピーマンちゃん。ユーロのストリーミングで2回ほど見ていますが、2年連続同じ曲、同じ衣装で登場していた気がします。身体のラインにそった、ジャンプスーツっぽいやつでしたよ。足が長いのです。それでポニーテール。ついでに美人。これは忘れられない。衣装が変わっていないことを願います。あ、曲は『Take Five』です。



13.Teodora POSTIC (テオドラ・ポスティク)
スロベニア代表。今季ヨーロッパ選手権19位。
Jスポーツで見たはずなのに、あまり覚えていない...
音楽は『Coeur a Cordes』byピエール・ポルト


14.Anastasia GIMAZETDINOVA (アナスタシア・ギマゼティノワ)
ウズベキスタン代表。今季4大陸選手権11位。
4大陸の常連、ギマゼティノワ姐さん。確かこの大会、女子フィギュアでは最年長です。
音楽は『Standing the Storm』by William Joseph


15.Cynthia PHANEUF (シンシア・ファヌフ)
カナダ代表。カナダナショナル2位。
音楽はドビュッシーの『ノクターン
トリノの前のシーズンに、GPファイナルに進出するなど活躍したものの、その後は怪我で、国際大会から遠ざかっていました。2007年に復帰、徐々に成績を上げていって、バンクーバー五輪に間に合いました。
個人的な印象ですが、真面目そうな演技をする選手。

グループ4

16.Elene GEDEVANISHVILI (エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ)
グルジア(ジョージア)代表。今季ヨーロッパ選手権3位。
音楽は『Fever』
ジャンプは若干博打要素があったりしますが、踊りの上手い選手で、躍動感ある演技を見せてくれます。


17.Sarah MEIER (サラ・マイヤー)
スイス代表。今季ヨーロッパ選手権5位。
SPのプログラムはサンバ。しっとりした音楽がよく似合う選手ですが、そのイメージと違うこのプログラムも新鮮でなかなか。
昨季から怪我に苦しんでいますが、ヨーロッパ選手権で健闘して、五輪出場を叶えました。
ちなみに、母のお気に入り選手です。うちではちもさまは彼女似というのが定説になっていますw


18.Elena GLEBOVA (エレーナ・グレボワ)
エストニア代表。今季ヨーロッパ選手権10位。
SPは『エデンの東
元々の髪の色はブルネットだったのですが、今季からブロンドに染めています。そしたら何か色々開花している気がしますよ。
2Aの入り方が、ちょっとまわし蹴りっぽくて特徴的。ちなみに、日本好きなんだそうですよ。


19.Kiira KORPI (キーラ・コルピ)
フィンランド代表。今季ヨーロッパ選手権4位。
SPの音楽は『キャラバン』by川井郁子。現役女子シングル選手の中で一番の美女と名高い選手です。
しかし、見た目と裏腹に結構演技には男前なものを感じます。雑とかそういう意味でなく。


20.Sarah HECKEN (ザラ・ヘッケン)
ドイツ代表。今季ヨーロッパ選手権16位。長身の選手です。
SPはチャイコフスキーの『ロミオとジュリエット
GPシリーズのある大会では、ジャンプを全て成功させた後の演技が、非常に夢と希望に満ちたジュリエットになっていましたw
そういう、ストレートに感情が出るところもまた魅力です。

グループ5

21.Laura LEPISTO (ラウラ・レピスト)
フィンランド代表。今季ユーロ2位。
SPの音楽は『Imagined Oceans』by カール・ジェンキンス
彼女の魅力はなんといっても、素人目にも明らかに他と違うと分かるほどのきれいなスケーティング。個人的には、彼女の6分間練習を見るのが好きです(笑)


22.ASADA Mao
23.Yu-Na KIM (ユナ・キム)
韓国代表。現世界チャンピオン。アルファベット表記はYu-Na(ユナ)ですが、韓国語の発音に一番近いのは「ヨナ」なんだそうですよ。そんなわけで、日本のメディアでは「ヨナ」と呼ばれていますね。私としては、別にドッチでもいいので、そのときの気分でユナともヨナとも書きます。日本選手については、散々報道されているのであえて何も書かないのですが、彼女に関する報道量もおおいですね。
SPは、もうすっかりお馴染み『ジェームズ・ボンドメドレー』コケティッシュな表情は、これまであまり出していなかった部分で、とても魅力的です。
24.SUZUKI Akiko


25.Alena LEONOVA (アリョーナ・レオノワ)
ロシア代表。今季ヨーロッパ選手権7位。
音楽は、ロシア民謡『Barynia』
タラソワ振り付けの、めちゃくちゃかわいいプログラム。今シーズンは、今ひとつ調子が安定しない彼女ですが、クリーンプログラムが見たいです。

グループ6

26.Joannie ROCHETTE (ジョアニー・ロシェット)
カナダ代表。昨季世界選手権銀メダリスト。カナダナショナルチャンピオン。
SPは『ラ・クンパルシータ』
現役女子選手の中で、表現力といったら彼女が一番ではないかと。スケーティングも踊りも上手いし、その2つのバランスがいいというか、2つが互いに引き立てあっているというか。ただ、個人的には昨季の『サマータイム』の方が似合っているような気がします。


27.Julia SEBESTYEN (ユリア・セベスチェン)
ハンガリー代表。今季ヨーロッパ選手権6位。
音楽は『Song from a Secret Garden』と『リベルタンゴ
全然趣の違う曲を強引に繋げるところが、彼女のプログラムの醍醐味というか(笑)
今季のヨーロッパ選手権にて「これが最後のヨーロッパ選手権」と言って、引退を示唆したそうです。だから五輪も多分これが最後。彼女の高いルッツジャンプが、きれいに決まりますように。


28.Rachael FLATT (レイチェル・フラット)
アメリカ代表。全米チャンピオン。
音楽は『Sing Sing Sing』
とある、アメリカの元有名スケーターがブログで、このプログラムについて「Super Cute!」と叫んでいたそうな。全面的に同意いたします。


29.Carolina KOSTNER (カロリーナ・コストナー)
イタリア代表。今季ヨーロッパ選手権優勝。
音楽は、ショパンノクターンと、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト。
彼女によく似合ったプログラム。音楽が変わってからのステップシークエンスが、華やかで素敵です。
30.ANDO Miki


以上。敢えて割愛していますが、日本選手3人も皆良い演技ができますように。